父の死を夢で知りました!

今日は「あなたも夢占い師に!」の出版に寄せられた声です。
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 「父の死を夢で知りました」
   神奈川県横浜市在住の鎌田美智江(仮名・43歳)さんから過去の夢報告です。
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  父が布団の枕元で名を呼ぶ声で目覚めました。
「なあに?」と寝ぼけ眼で声の主を見ましたが、そこには誰もいません。
 数年前から夫とは寝室を別にして台所横の小部屋での独り寝ですから、人声のあるわけもありません。
 平成22年(2010)年の年の瀬も押し迫った12月27日の夜明けのことです。
 時計を見ると、まだ夜の明けぬ午前4時7分、美智江さんは何故か胸騒ぎがしてそのまま起きて着替えたそうです。
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 高3の娘も高1の息子も冬休みに入っていて夜更かし朝寝坊が当たり前になっています。
 自動車会社勤務の夫の起きるのは6時過ぎ、美智江さんは落ち着かない気持ちで紅茶を淹れました。
 栃木県宇都宮に弟夫婦一家と住む父親(72歳)は、インフェルエンザから軽い肺炎で入院中でした。
 長女でもあり幼児期から父に可愛がられていた美智江さんは、居ても立ってもいられません。
 たかが夢だからと気にしながらも、万が一を考えると落ち着かず、いつもの朝は煎茶なのに何故か紅茶にしています。
 弟嫁から電話が入ったのは、4時40分を少しまわったところでした。
「突然ですが、お義父さんがお亡くなりになりました!」 
 まさか? とは思いつつも気になっていただけに、冷静さは失わずに済みました。
 話を聞くと、完全看護の病院から呼び出しがあったのは午前3時過ぎ、その時はもう危篤状態でした。
 深夜から激しい咳が続いて喉に大量の痰が絡んで呼吸困難になり、宿直医の必死の手当も効がなかったそうです。
「父が亡くなったのは何時?」
「午前4時7分です」
「・・・」
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 花見評
 美智江さんの背筋を冷たい何者かが這ったように感じたそうです。。
 やはり、身内の死を夢で知る、という俗言は正しかったようですね。