浦和の調神社

和の調神社

宗像 信子
(開運道芸術部門顧問、咸臨丸子孫の会幹事)

私は35年間浦和に住んでいます。浦和は中山道の蕨の次の宿場町として栄えておりました。
藩には属していない天領です。
現在は首都圏のベットタウンとして有名ですが、静かな住宅地です。この頃新宿湘南ラインと上野東京ラインなどが充実してきて、土地の価格が上昇しているそうです。
 そんな浦和には駅から徒歩15分で行けるパワースポット、調神社があります
正式には調神社(つきじんじゃ)ですが、地元の住民は「つきのみや様」と呼んでいます。
入口では狛犬ならぬ、かわいい狛兎がお出迎えしてくれますが、鳥居が無いのです。
なぜかというと伊勢神宮に奉納する貢物を運び出すのに邪魔になるからだと云われています。
平安時代からの神社なのです。
この神社の中にはいたるところに兎がいます。
神社ですので、中には手水がありますが、調神社では手水も勿論、兎です!
他にも社殿の彫刻や、灯籠、池の中など、色々なところにうさぎを発見することが出来できます。
御祭神は、天照大御神(あまてらすおおみかみ) 豊宇気毘賣神(とようけひめのかみ) 素盞嗚尊(すさのおのみこと)の三柱。
「調」は「貢(みつぎ)」に同じで、調物=貢物を納めるための倉が建てられた事に由来しています。
調(ツキ)という名前から、調神社は勝負事のパワースポットとしても有名で、浦和レッズは毎年、新年の必勝祈願をしているそうです。
最近なんだかツイてないなぁ….なんて感じたら、兎だらけのパワースポット、調神社に御参りしてみては?ということで今朝お参りに行って参りました。
また神社の脇にはひょうたん池という池がありますが、ここは石井桃子の「ノンちゃん 雲にのる」の舞台になったところです。

緑の大木がたくさんありますが、春になると桜が満開になり、地元住民がお花見をして賑わいます。土曜日の夜など夜桜見物に行くと、あちこちで知った顔が宴会をしていて呼ばれてビールを一杯(?)ご馳走になったりします。
「調神社」には御朱印帳はありませんので、御朱印帳を持参するのを忘れないようにしましょう。その際、「神社」の御朱印帳でないと授与していただけないのでこちらもご注意ください。