台湾旅行記-2

台湾旅行記-2

宗像 信子
(開運道芸術部門顧問、咸臨丸子孫の会幹事)

台湾旅行記<2>

10月25日はホテルで朝食をとり、8時半にホテルロビーに市内観光ツアーのお迎えが来ました。
早速大型バスに乗り込み、他のホテルからのツアー客と一緒になり市内観光が始まりました。
まず行天宮という人気の高い寺院に行きました。
ここは観光だけではなく、地元台湾の人たちの心の拠り所にもなっている有名にお寺です。
赤の装飾がとてもきれいでした。
そこからお茶のお店に連れていかれて、中国茶の説明を受けお土産を買わされることに相成りました。
次に総統府(アメリカのホワイトハウスのような所)を見ながら中正紀念堂に行きました。
ここはとても広い場所で蒋介石の銅像がワシントンのリンカーン像のように建てられていました。でも写真のようにとても美しい公園でした。
次に忠烈祠に行き、毎日1時間ごとの衛兵交代式を見学しました。
そして次に待ちに待った国立故宮博物院に行きました。
<世界四大博物院の一つと言われる、国立故宮博物院は、宋・元・明・清と四つの時代を経て皇帝に愛された文物や、宮廷秘蔵のコレクションが多数所蔵されています。その膨大なコレクション点数にはすべてを鑑賞するには8年の歳月がかかるといわれています>
との説明文にある通り、物凄い量の展示物でした。
その中でも特出しているのは、数年前に日本の国立博物館で展示された「翆玉白菜」でした。
日本初の公開で国立博物館は二時間待ちといわれていたので、私は見るのを諦めた経緯があり、今回は本当に楽しみでした。
日本では写真はもちろん禁止で、あまりの混雑にゆっくり鑑賞ができなかったと頑張って見に行った友達が言っていました。
ところが今回私たちは悠々と見学することができた上に、写真も自由に撮ることができました。
嬉しかったです。本当に翡翠そのものの美しさが際立っていて、葉先にとまっているキリギリスとイナゴはなんとも言えない生命力がみなぎっていました。
ほかにもたくさんの名品を見学することができました。
夢がかなった故宮博物院でした。