東松山というローカルな町+-

 
宗像 信子
(開運道芸術部顧問、咸臨丸子孫の会幹事)

  松山というローカルな町

 埼玉県の県北に東松山というローカルな町があります。
同じ県北の深谷駅と似ています.


 ミニ東京駅とも言われている深谷駅のこのデザインは、1996年の改築時に、東京駅の赤レンガ駅舎をモチーフにつくられたものです 深谷駅は本物のレンガではなく、コンクリートにレンガ風のタイルを貼ることで東京駅を模しているわけですが、そもそもなぜ東京駅のモチーフにこだわったのか。理由は大正時代にまで遡ります。
 深谷駅が東京駅に似ている理由、それは、大正時代に竣工した東京駅・丸の内口駅舎の建築時、深谷にある日本煉瓦製造で製造された煉瓦が、70キロ以上離れた東京駅まで鉄道輸送されて使われたという史実に因んでいます。

 つまり東京駅のレンガは深谷市のレンガだったわけです
 そして、この日本煉瓦製造の設立に携わっていた人こそ、埼玉県深谷市出身の、日本資本主義の父といわれる渋沢栄一です。
今度の1万円札の象徴です。
 東松山駅も同じように深谷市のレンガで建造されています。
 埼玉の県北にきているのに、東京駅にきている気分にしてくれます。
 近くの公園にき金木犀の香りが漂っていました。