龍馬から新撰組へ


  お元気ですか?
 前回までは、坂本龍馬の女性関係を書きましたがここで一段落です。
 私の別ブログで連載中の「坂本龍馬異聞」が、4月末に右文書院という教科書主体の堅い出版社から出版されます。
 でも、それだけなら、龍馬の話しを中断する理由にはなりませんね。
 理由は、龍馬を書上げたとたんに、新撰組三部作を書くことになったためです。
 すっかり頭の中が幕府側に寝返り、近藤、土方、沖田総司などが動き始めているのですから勝手ですね。 そこで、「女好きで軟派の龍馬から卒業で、今度は硬派のチャンバラ小説だぞ!」 と勢いこんではみたのですが。
 なんと、小説の主人公に据えた土方歳三は17歳で奉公先の女中を孕ませて勤め先をクビになっています???
 それに、新撰組の隊員とか尊皇攘夷の志士といえば、京都ではモテモテだったという記録がありますので、また女と男の物語ですね。
 したがって、次回から新撰組を題材にしてもネタには全く困りません。むしろ登場人物が多いだけ話題は増えるはずです。
 明日かも知れない死と隣りあわせで生きた男たちですから、好きな女との交流に一瞬の命を賭けて夢中になるのも無理ありません。
 それは、線香花火のような儚いひと時の夢でした。それを誰もが承知の上の情事でしたから哀れです。
 女と男の物語は、今も昔も変わりません。男も女も、当然ながら相手を求め交際を望みます。
 で、独身者で結婚未経験の人は夢をふくらませて相手を求め、交際してからもあれこれ選択に迷います。
 結婚経験のある独身者は、結婚に失望しながらも失敗にも懲りずまた同じことを繰り返します。
 既婚者は、自分の結婚が良かったのか悪かったのかを気にし、周囲を気にし始めます。
 男と女の結びつきばかりは、まったく筋書き通りにはなりません。
 さまざまな出会いがあり、つい昨日までのアカの他人が心身ともに信じあう仲になり一生離れ難くなったりします。
 恋愛にもさまざまな形があります。熱烈な恋愛もよし、徐々に深くなる静かな恋愛もよし、劇的な再会からの恋もよし、とにかく恋とい
うだけで昔から何万回となくドラマにもなっていますし、現実には誰もが体験しています。
 人はいつの世も、いくつになっても恋をします。その恋に濃淡はあっても人は人を好きになり、恋をし続けます。
 新撰組の土方歳三は、死を恐れぬ鬼神で冷徹で人殺しに思われますが、実際は寂しがりやで孤独に弱く死を恐れる並の人間だったら・・
・こう思って、いま、私は真正面から新撰組の土方歳三を見詰めています。
 どのような、話しになるかは分かりませんが、ご自分の恋愛感情に照らし合わせて気軽にご覧ください。
 人生には無限のドラマに包まれています。その出会いに至る過程を大切にすることで、一生の宝物にすることが出来るものです。
 一生の宝となる恋・・・それがあるかないかで人生は大きく変わるものです。
 土方歳三、近藤勇、沖田総司がどのような恋をしたか? それは、これからです。
 作者が体験豊富ならいくらでも書けるのですが・・・残念! 今からでも遅くはない? いや、それこそ夢のまた夢、諦めます。
 あなたの過去はいかがでしたか? 新撰組隊士の恋物語と合わせてお楽しみください。