女性のための開運講座ー17&新撰組


 
 お元気ですか?
 深夜テレビで寝不足はしていませんか?
 オランダに負けたサッカーの件ですが、試合が始まるまでは、
「勝てる」とか「引き分けでいい」とか楽観論を聞かされて、負け
た途端に「善戦」だの「よくやった」と納得する風潮には呆れます。
 負けたら「なぜ負けたか?」と敗因を徹底分析して勝てるように
すべきなのに負けると「次のデンマークは勝てる」とか「たかがス
ポーツ、勝ち負けにはこだわらない」となります。この最近の日本
人的気質が経済的な面でも影響し、日本の国際的な競争力を弱めて
いるような気がします。
 韓国の選手が「日本の選手は闘志がない」と言いました。
 確かに、もっと激しく闘志を燃やして戦わないのか不思議です。
 これは、サーカー以外でも全て共通することですが・・・

 なぜか、昔の人のほうが必死に生きていたような気がします。
 大河ドラマ「龍馬伝」でもそれぞれが必死で生きています。
 人斬りの異名をとる岡田以蔵の哀れも人間の縮図です。
 ただ、あのドラマでは新撰組はあまり登場しません。
 当時、京都の治安を任されていた新撰組からみると、京都の町を
火の海にして焼き払い、そのどさくさに朝廷を拉致して自分達の頭
に据えようという勤皇倒幕派の過激浪士と、大政奉還による平和裏
での統幕を図る世界に視線を向けた穏健派の龍馬ではまるで扱いが
違います。私の書いた「坂本龍馬異聞」でも、近藤、土方、沖田は
脇役で登場しますが、新撰組と龍馬が交錯する場面はあまり多くは
ありません。
 しかし、今度の新撰組3部作には龍馬も多少は登場します。
 新撰組となれば京都の取材は欠かせません。京都と女性を書くと、
どうしても龍馬の名が出てくるから仕方ありません。
 かつての花街の名残を示す島原大門(おおもん)を潜っての輪違
屋と角屋の取材もその一つです。新撰組の屯所があった壬生の南に
あたる島原は、新選組隊士がよく遊んだ花街です。
 新選組が出入りするまでは尊王派の志士がよく遊んだ場所ですが、
新選組が闊歩するようになると勤皇の志士は姿を見せなくなります。
 島原は、寛永18年(1641年)に東本願寺北側の六条三筋町
から移されて、わが国で最初の幕府公認となった花街です。
 当時は祇園以上の高い格式を誇っていました。
 輪違屋は、元禄元年(1688年)創業の古い店ですから、30
0年以上の歴史があります。現在までに1857年、1871年と
二度の改築を経て昭和59年に京都市の文化財に指定されています。
 輪違屋は揚屋と置屋を兼ね備えた日本で唯一、正五位の位で十万
石の大名並の格式をもつ「太夫(こったい)」と呼ばれる教養のあ
る遊女がいた店です。新撰組隊員と輪違屋の遊女では、山南敬助と
明里、平間重助と糸里、伊東甲子太郎と花香太夫が馴染みの仲で知
られています。
 角屋は、輪違屋より40年以上も古い寛永18年(1641)創
業の料亭で、芸妓などは抱えずに遊興の場所を提供する揚屋と呼ば
れる店で、今は重要文化財に指定されて「角屋もてなしの文化美術
館」として公開されています。
 では、どのようにして客と遊女が遊ぶかというと、店では客の要
望に応じて、遊女を抱える置屋に差紙と呼ばれる招請状を出して遊
女を呼びます。
 遊女の最高位が太夫です。この太夫を店に招くと、内八文字を踏、
んで「太夫道中」をして店にやって来ます。
 島原は、文芸も盛んで江戸中期には俳諧が盛え、島原俳壇と呼ば
れる勢力を形成して、当時の角屋の当主が与謝野蕪村を招きます。
その蕪村が描いた「紅白梅図」は重要文化財に指定され、今は美術
館として有料拝観できます。
 幕末期の角屋は、西郷隆盛ら尊王派の志士が密議を凝らし、角屋
の東北角には「久坂玄瑞の密議の角屋」と記した石碑があり、主と
して豪商からの軍用金調達のための接待の場として使用したことが
窺えます。
 新選組の中でも、芹沢鴨と角屋の因縁は浅からぬものがあります。
 文久3年(1863)6月、新選組の悪行を会津藩に伝えた水口
藩公用方藩士に芹沢鴨が因縁を付けて水口藩を脅します。
 これを納めるために水口藩側が、ここ角屋に新選組隊士を招いて
酒宴を催して和解を図ります。ところが、酒癖の悪い芹沢が、角屋
の従業員の客あしらいが悪いと店に因縁をつけ、手にしていた鉄扇
で店内の什器を片端から壊して回わり、挙げ句の果てに、部屋の柱
に刀を抜いて切り付け、あろうことか角屋に対して七日間の営業停
止を申し渡したのですから無茶な話です。
 角屋では、座敷への上り口で武士から刀を預かる慣わしでしたが、
京都の治安維持を公務とする新鮮組みだけは刀の持込みが認められ
ていたことから、このような不祥事が起こったのです。
 その柱の刀傷の深さを見ただけで芹沢の剛剣の凄まじさが目に浮
かびます。
 私はこの取材のとき、実際はその場に同席していない土方歳三を
その場に居合わせたことにして、芹沢の醜態を黙って見つめながら
顔色ひとず変えずに酒盃を傾け、芹沢暗殺の案を練っている歳三を
小説の中に着き込むことにしています。
 後日、歳三はここ角屋に芹沢を招いて宴会を開き、泥酔まで芹沢
を酔わせ、屯所へ帰って寝込んだところを襲撃して抹殺します。
 この惨劇も、八木邸取材でいろいろお聞きしてイメージ済みです。

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 今、書店で発売中の花見正樹著「坂本龍馬異聞」(右文書院刊)
   に続いて「新撰組3部作」を執筆中です。
 近く、ホームページで連載を始めます。楽しみにお待ちください。
        HPのURLは最後尾に・・・
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 さて話題を変えて、また男と女の問題です。
 もちろん、男女関係以外でも共通の面があるのは当然です。、

 女性のための開運講座ー17 

 これは、恋愛&結婚のお相手調べ、結婚、離婚、再婚後に役立つ
「開運法」です。タイトルは出版用に「女性のため」ですが、男性
も女性を知るのに大いに役立ちますので、是非ご覧ください。
 ぜひ、交際中のお相手に当てはめてお読みください。
 途中からご覧の方は、初回の平成22年4月10日まで遡ってご
覧になることをお勧めします。

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5、否定的な思考と言葉を切り捨てる

 人はそれぞれ生きている環境に順応したり反発したり、適応した
りして、自分の立場を確立していますが、どうもこの環境に適応し
て生きていくのが下手な人がいます。
 政治が悪い、職場が悪い、仕事が自分に向いていない、家庭が悪
い、親が悪い、兄弟姉妹が悪い、周囲が悪い、住んでいる環境が悪
い、生きてきた時代が悪い、などから始まって、世の中のすべてが
自分から離れているような発言をする人がいます。
 そのような思考が少しでもあったら考えて下さい。
 私たちは、この世に生を受けたことに、まず感謝すべきなのです。
 もしも、生まれていなかったら、あなたは生まれる前の世界と同
じ意識も意思もない感覚もない暗黒か透明か、それすら知ることの
ない死の世界にいたのです。何も感じることのない死の世界より、
感情をもち、見て、聞いて、話して食べて飲んで、人を好きになっ
て、笑って、泣いて、歌って、叫んで、怒ってという人生に、まず
感謝してください。
 まず、この世の中を受け入れて下さい。
 現状否定より、まず現状肯定から、視点を変えてみてください。
 あなたの会話の中に「でも」とか「しかし」が異常に多いとした
ら、心の中が、素直に今ある現実や、周囲の考え方になじんでいな
いことが多いものです。
 もちろん、なんでもイエスではいけません。
 正論は、はっきりと言わなければなりません。
 そこで、今から自分の環境を冷静に見つめ直し、あなたが生きる
上でプラスになるものはすべて受け入れるという考え方になってみ
て下さい。そこから改めて公平な立場で反対すべきもの、否定すべ
きものをはっきりさせても遅くありません。
 そこから、また新しい自分を発見できるかもしれません。

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  今回のヒント

 1、何でも否定したくなる性格を直すには?
   日常の生活環境に順応するのが苦手だと、つい何もかもが嫌
   になって反発しますが、生きているだけでも幸せだと考えれ
   ば世の中のすべてが新鮮に感じられるようになり、否定的な
   考え方も変わります。

 2、もしもこの世に生まれていなかったら? と考えたら。
   
生まれる前の世界は意識も意思も感覚もない暗黒か透明か、
   無の世界で死と同じです。生きていることで喜怒哀楽も感じ
   ることが出来ます。まず、現状肯定からスタートです。

 3、新しい自分を発見するには?
   生きている環境を見つめ直し、生きる上でプラスになるもの
   はすべて受け入れるという考え方になってみることです。

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 では、次回をお楽しみに・・・・