女性のための開運講座ー20&新撰組


  新撰組3部作を書き始めてはや数ケ月、取材も徐々に佳
境に入っています。
 多摩の農民出身の道場主とその仲間が、将軍護衛の浪士隊
の募集に乗ったのには幾つかの理由があります。
 まず、天然理心流という田舎くさい必勝の剣術を世に問う
てみたいという功名心もありましたが、第4代天然理心流宗
家・近藤勇のお人良さと見栄っ張りな性格を挙げなければな
りません。近藤の試衛館には、いつも他国から流れてきた食
客と称する無駄飯食いの居候がゴロゴロしていて、道場主も
出稽古に出かけられず、稼ぎは少なく経費増で経営が難しく
なったところに一人50両(実際は10両)の話は悪くあり
ません。待遇も武士並みですから、その気になるのも無理は
ありませんね。
 
 当時は、江戸には大小併せて300余の町道場があり、三
大道場として「技の玄武館(北辰一刀流・千葉周作、定吉)」
「力の練兵館(神道無念流・斉藤弥九郎)」「位の士学館
(鏡新明智流・桃井春蔵」がありました。
 とくに人気のある千葉道場「玄武館」は、今までの旧態
依然とした剣術を近代的に修正して剣術を近代的に体系化
し、免許も取得しやすいようにしたことで、各藩に人気が
よく、最大で6千人の弟子を養成したといわれます。
 この玄武館と対極にあったのが天然理心流の試衛館です。
 防具を装備したとはいえ真剣より重い樫の木刀での叩き
合いは豪快で凄まじい殺気に溢れていて、江戸の町道場で
用いる玩具のような500グラムの竹刀での遊びとはまる
で違います。
 近藤勇と土方歳三が使っていた刀の形をした太くて長い
樫の木刀は、なんと3キロ近くありますから竹刀の6倍の
重量です。
 この重い木刀での稽古は、そのまま実戦に生かせます。
 この真剣より重い木刀で稽古を積んだ天然理心流の近藤、
土方、沖田が幕府のために一途に尽くした実戦で無類の強
さを見せ、西国強藩の剣士を恐怖のどん底に陥れ、剣にお
いては無敵のまま・・・ただ、病と銃によって力尽きてし
まったのは惜しくもあり哀れでもあります。
 新撰組は滅びましたが、近藤、土方、沖田の墓前には今
もなお、線香の煙と花束の絶えることはありません。
 この心情は何だかよく分りませんが、私も墓参します。

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 今、書店で発売中の「坂本龍馬異聞」に続いて「新撰組3部作」
を執筆中です。
 近く、ホームページで連載を始めます。楽しみにお待ちください。
        HPのURLは最後尾に・・・
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 さて話題を変えて、また男と女の問題です。
 もちろん、男女関係以外でも共通の面があるのは当然です。、

  女性のための開運講座ー20 

  これは、恋愛&結婚のお相手調べ、結婚、離婚、再婚後に役立つ
「開運法」です。タイトルは「女性のため」ですが、男性も女性を
知るのに大いに役立ちますので、是非ご覧ください。
 ぜひ、交際中のお相手に当てはめてお読みください。
 途中からご覧の方は、初回まで遡ってご覧になることをお勧めし
ます。

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 8、目標に対して素直になる

 誰でも、恋愛などで自分の心を簡単に周囲に見透かされるのは嫌
なもので、つい、思ってもいないことを口走ってしまったり、好き
な人を好きと言えなかったりして後悔することがあるものです。
 逆に、本音をつい言ってしまって、話題にされたりして困ったこ
ともあるはずです。
 性格的にストレートで自分に正直な人ほど本音の発言で自分の立
場を苦しくしたりすることが多いもので、一時期、自分の発言に用
心深く慎重になり、本音を人に漏らさなくなります。

 だからといって、性格が曲がったわけではありませんから、本心
は変わりません。やがてまた、自信を回復すると、自分の思ったと
おりの行動や発言に戻り性格の歪みも直ります。
 性格が屈折して、素直さを失っている人は、自分の目標がはっき
り見えないため、迷いやすく、自分の言動にも一貫性がなく、思う
方向に進まず、目標達成には人一倍苦労と時間を要します。しかも、
わざわざ苦しい道を選びます。

 愛情問題でも職業の選択でも自分の思っている方向と、全く違う
選択をした挙句失敗を繰り返して、最終的に妥協して、愚痴を言い
ながら暮らす人も結構多いものです。
 私は何にも目標なんかありません、という人もいますが、よく聞
くと、幸せな結婚をしたい、経済的に豊かになりたい、なにか収入
に結びつくいい趣味を持ちたい、外国で暮らしたい、ボランティア
で生きてみたい、などといくらでも希望はでてきます。
 一番難しいのは「幸せな結婚をしたい」ということで、ありとあ
らゆる要素を考えても、どうもこれが一番目標としては難敵のよう
です。
 しかし、人生の目標というより毎日一つ一つの目標を素直に正直
にクリアしていけば、いつか幸せな生活にたどりつくはずです。
 どんな小さな目標でも胸の灯りを消さず一歩一歩近づく努力こそ
大切・・・これが人生を豊かにし、あなたを幸せにします。

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  今回のヒント

 1、本音を言える相手がいるといないとではどう違いますか?
  つまらぬ人に心の中を周囲に見透かされるのは嫌なものですが、
  正直な人ほど本音の発言で自分の立場を苦しくしたりします。
  人は誰でも本音で言える相手を求めていますが、なかなか何で
  も本音で言える相手はいません。本音で言える相手がいれば最
  高に幸せを感じるものです。

  2、屈折した性格はどうすれば直りますか?
  性格が屈折して素直さを失っているのは自分の目標がはっきり
  見えないために迷いやすく自分の言動に一貫性がないからです。
  目標がはっきりして迷いが消えれば自信も回復し自分の思い通
  りの性格に戻ります。

  3、目標をもつことがなぜ大切なのですか?
  職業の選択、幸せな結婚、経済的豊かさ、趣味などなんでも目
  標を持つことで迷いが消え生き甲斐が生まれます。
  毎日、小さな目標をクリアしていけばいつか幸せな生活にたど
  りつき、これが人生を豊かにします。

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 では、次回をお楽しみに・・・・
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