女性のための開運講座ー25&新撰組


  お元気ですか? 
  今年の夏の暑さは異常ですね。
 今日は、熱さにうなされて意味不明の呟きです。
 どうやら私の大脳も熱中症らしいのです。

 今年の夏は、すでに熱中症で倒れた人の数が過去
最高という報道がありました。
 とくに、高齢化社会になって体力の弱ったお年寄
りが、より多く倒れているのが目立ちます。
 この暑い中、広島、長崎の原爆記念日には大勢の
人が参加しての慰霊祭が行われています。
 戦争とはいえ、あまりにも多くの無実の市民が何
の罪もなく抹殺されて、その殺人者は死刑にもなっ
ていません。戦争だから許される?
 とんでもないことです。
 今、世界では死刑反対論者が人道的立場で考えて、
残虐行為で人を何人も殺した凶悪な殺人犯であると
いえども人間の良心はあるはずだ。生きて、苦しみ
ながら反省し懺悔の一生を送らせるのも刑罰ではな
いか、と死刑を廃止し終身刑を最高の刑とする国が
増えています。
 これらの国から殺人事件は減っていません。
 昔から、世相が乱れると犯罪が激増します。
 世の中が安定し、誰にでも仕事があって経済が安
定し、社会福祉も完璧なら、犯罪は激減します。
 貧富の格差の少ない福祉国家に犯罪が少ないのは
当然のことなのです。
 大相撲の夏巡業が東北各地で賑わっています。
 権威を失った国技といっても、外人に完全制圧さ
れた国技ですから、その国技の価値の低さは哀れな
ほどです。
 一方、夏の甲子園野球の筋書きのないドラマは、
相変わらず感動的です。圧倒的勝利と思われたチー
ムが、最終回のちょっとした緊張か油断か勝利への
焦りを突かれての猛反撃で逆転負けした時の応援団
の落胆、選手の悔し涙・・・勝ったチームの歓喜の
雄叫びと感激の涙、どれもこれも筋書きの読める安
もののテレビドラマでは味わえない醍醐味です。
 この感動は、今の大相撲では味わえません。
 各地で行われている花火大会とお祭り・・・
 それらは、江戸時代以来、庶民の不平不満を発散
させるために発達した歴史があり、好不況に関係な
く庶民には人気があります。
 今年の祭りや花火、盆踊り会場はどこもかしこも
熱気に包まれています。
 尺5寸玉10発、尺玉100発を含む1万2千発
の花火が夜空に炸裂する東京湾花火大会は8月14
日(土)、自分の事務所のあるビルの屋上が特等席
なのですが、今年は見られません。
 先日は、自社ビルの屋上から至近距離の隅田川の
花火でさえテレビで鑑賞でしたから、今年は鮎も花
火も縁のない夏・・・母の介護が優先ですから当然
です。
 何はともあれ、熱中症にはご用心を!

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 さて話題を変えて、女性のための開運講座です。
 これは、恋愛、結婚、再婚に役立つ開運法です。
 途中からご覧の方は、遡ってご覧になってくだ
さい。勿論、男性が見ても役立つはずです。
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 女性のための開運講座ー25 

 3、不安と不満の解消法

 複雑で不安定で目まぐるしく変化する現代では、常
に精神的不安やストレスと対決しなければなりません。
 地域的紛争による世界各地での局地戦をはじめ、火
災、水害、地震、経済不安、交通戦争と不安の種はと
ても尽きません。
 さらに、豊かになったといわれる私たちの生活も、
経済格差の拡大などで先の見えづらい不安定で不満の
多い生活となっています。
 不安という感情は、はっきりしないことに対しての
気掛かりな状態をいいますが、不安がストレスをつく
るのは間違いがありません。
 不安のもとを絶つことがストレスをなくすコツです。
そのためには、必要なことはできるだけはっきりさせ
ることです。
 金銭的な不安も、計算できる収支予定を立て、その
通りに運用することで解消します。どんな不平不満も、
足りることを知れば殆ど消えてしまいます。
 不安と不満は、全く異質のものですが、ストレスと
いう観点から見ると同じように見えるから不思議です。
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 では、不安不満に関する10の質問をお届けします。
 次の10の質問に答えてイエスを数えてみて下さい。

 1、あなたは現在の収入に不満をもっている
 2、毎日の生活が不安でたまらない
 3、あなたは恋人または配偶者に不満をもっている
 4、あなたは自分の将来が不安である
 5、自分の本来の力から見て今の仕事は不満である
 6、自分の本当の能力や才能について不安がある
 7、公私共、現在の環境に不満をもっている
 8、人からどう思われているか不安なときがある
 9、愛情問題および性的な面で不満がある
10、職場の人間関係に不満がある

 以上のうち、イエスが2以下なら心配無用です。
 3から4ならごく普通で安泰です。
 5から7だと、環境を変える必要がありそうです。
 8以上の場合は、根本的に生き方を変えるべきです。
  環境を変えての新たなスタートも良策ですね。
  さらに、
 1、金銭面の不安がストレスになる場合は、増収を
   あてにせず、計算できる範囲内の収支予定を。
 2、毎日の生活に不安がある場合は、親しい友人や
   家族に不安な面を相談すると心が軽くなります。
 3、恋人や配偶者に不満がある場合は、話し合いと
   スキンシップがプ最善の方法です。
 4、将来に不安のある場合は、小さな目的を設定し、
   それを一つづつクリヤーすることで達成意欲を
   満たし、自信をもつことで不安を消します。
 5、仕事に不満の場合は、収入のために働いている
   ことを再確認すれば気にならなくなります。
 6、自分の能力に不安のある場合は、あれこれ望ま
   ず、趣味でも学ぶことでもまず一つのことに集
   中することが自分の能力を出しやすい方法です。
 7、環境に不満のある場合、環境を変えればいいの
   ですが、環境はなかなか変えられません。考え
   方を変える努力が一番大切です。
 8、人の視線を気にし出すと限りがありません。自
   分がどう見られているかより、今ある自分をそ
   のまま素直に出せると気が楽になります。
 9、愛情面での不満は、一時的には他の趣味などで
   代替え出来ますが、気移りでの浮気につながる
   危険があります。早い時期に仲直りすべきです。
10、職場の人間関係は難しいものですが、反撥より、
   妥協と強調がよく、無視がそれに次ぎます。

   以上を参考に不満や不安を減らしましょう。
   それによって新たなスタートが可能になります。

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 書店発売中の「坂本龍馬異聞」に続き「新撰組3
部作」を執筆中です。その内容を先にお届けします。
 近く、ホームページで連載しますのでお楽しみに。
        HPのURLは最後尾にあります。
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 新撰組ー異聞

 その意図に応えて新田開発の許可を得たのが下師岡
村の名主・吉野織部之助だった。織部之助は代を息子
に譲ってこの荒涼とした新開地に移り住み、私財を投
げ打って森を開き、近隣の有力者に協力を求め移住者
の斡旋を頼んだが、開拓は遅々として進まなかった。
 一計を案じた織部之助は代官の許可を得て、近隣の
村々の二男、三男たちに「土地は無償、三年間年貢な
し」としたところ、この条件に心を動かされてか入村
希望者が殺到し、村の発展を見込んで資金提供を申し
出る名主なども現れて新村づくりは一気に進み、六年
目にしてようやく今の村の原型が出来たという。
 織部之助は孫娘に婿を迎えて代を継ぎ、その後も吉
野家は世襲で代々名主として村の発展につくしてきた。
 街道の両側には武具屋、呉服屋、簡単な料理を出す
一膳飯屋、茶と団子や餅などしか出さない立場茶屋、
蕎麦屋、天麩羅屋、居酒屋、鰻屋、小間物屋、裁縫用
品、囲碁・将棋具屋、三味線道具屋、塗り物屋、煙管
屋、人形屋、日用雑貨店などを誘致した上に寺院や代
官の休憩所なども配した。広場では、近郊の百姓が野
菜や穀類を持ち寄っての朝市で賑わうほどに発展して
いた。
 その大事業達成から二百五十年、吉野織部之助の開
拓精神はそのまま引き継がれ,九代目名主の吉野文右
衛門が新町村を治めている今も、
積極的な村づくりが進められていて、今でも代官の江
川太郎佐衛門からは絶大の信頼を得ている。
 名主の文右衛門宅は先年の貰い火で焼失して今は仮
屋住まいだが、太っ腹な文右衛門は、火事も天災のう
ちと泰然として、燃え残った馬小屋を改築して剣道場
にして村人を集めて剣術の稽古に励んでいた。
 完成が来春になるという新宅の母屋は、文右衛門の
妻の実家である三ケ島村名主の建物の一つを譲り受け
て解体して運び、それに手を加えているのだが、上棟
から三年掛かりという大工事になっていた。
 それにしても何故に多摩だけが農民の剣法が盛んな
のか? これは、歳三も行く先々で聞かれる疑問だが、
それなりの理由はある。
 幕府では天明三年(一七八三年)の大飢饉以降、全
国に広がった農民一揆鎮圧対策の一環として、享和二
年(一八〇二)に農民の武芸稽古禁止令を出して農民
の反乱を未然に防いでいた。この事案は当然、関東取
締出役(とりしまりしゅつやく)を通じて多摩にも沙
汰が出ていた。
 しかし、天領で正規の武士や奉行所の役人がいない
多摩では、家も村も自分達で守らねばならず、必然的
に自衛のための武術を身につけなければならなかい。
 なにしろ、多摩で唯一侍(さむらい)と呼ばれる千
人同心さえ半農半士で生活も苦しく、なまじの百姓よ
り貧しいから、生活に窮して千人同心株を売る者まで
あって、多村の治安に手を貸すほどの余裕はなかった。
 石田村の豪農で屋号が「お大尽」と呼ばれる家を継
いだ兄の喜六が、呉服屋の番頭にもなれなかった歳三
の行く末を心配して、その売りに出た千人同心の株を
買ってくれると言ったが歳三はそれを断った。足軽で
満足する気が歳三になかったからだ。
            つづく
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 では、次回をお楽しみに・・・・