月別アーカイブ: 2010年10月

女性のための開運講座ー46&新撰組


 最近の円高で輸出主体の日本企業は苦戦中です。
 実業界だけではありません。この長い不況でマス
コミ各社にも異変が起きています。
 マスコミというと新聞、テレビ&ラジオ、週刊誌
とありますが、その中にも大、中、小のランクがあ
り、それぞれが規模に応じて苦闘中です。
 テレビでいえばキー局のテレ朝、フジ、TBS,
日テレなどがあります。それに地方の系列各社が続
き、その末端に至るまでが、広告主確保のために視
聴率などで熾烈な争いを繰り広げているのです。
 新聞も同様です。
 朝日、読売、毎日、日経、サンケイなどの下に、
地方新聞があり、その下に郷土新聞という弱小新聞
があります。それがまた競争が激しいのです。
 その激しい販売合戦や視聴率狂騒曲のさもしいあ
り様は、マスコミ各社の全盛期を知る者としては哀
れにしか思えません。
 四半世紀以上の昔、全盛期のフジテレビでレギュ
ラー出演していた経験をもつ私としては笑うにも笑
えません。
 当時の日本はアメリカに次いで、GDP世界二位
の経済大国で、テレビ局も絶好調、広告収入で潤っ
ていましたから、私まで社旗を掲げた黒塗りのハイ
ヤーを自由に使い、散々いい思いをさせて頂きまし
た。
 その後、時代を経てバブル景気は崩壊し、地方局
などは冬の時代が訪れ、そもまま冬が続いています。
 今、私は山口放送の長寿番組のレギュラーとして
26年7ケ月目に入っていますが、同じ時期から山
形県のある放送局でも番組をもっていました。とこ
ろが、ある時、その放送局の重役から、とんでもな
い申し入れがありました。
 私に、支社長をしている山形県内の郷土新聞と縁
を切ってもらえないか? との打診です。
いうのです。当時、確かに縁があって、その郷土新
聞の東京支社長をしていましたが、自分が番組をもつ
放送局の邪魔をするほどの仕事など何もしていませ
ん。
 事情を聞くと、私が出演しているその放送局とラ
イバル関係にある別系列の放送局が、私が支社長を
する郷土新聞と資本提携しているらしいのです。
 俗に言う「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」というも
のです。それを聞いて、つくづく嫌になりました。
 私はさっさと、キリのいいところで、その東北で
は珍しい長寿番組を降り、郷土新聞の支社長も人に
譲って今は顧問になっています。
 それでも、マスコミの端っこに参加していると、
美術展など各種イベント、テーマパーク、試写会な
どマスコミ招待の場は毎日のようにあります。
 最近はどこも広報費節約で派手なパーティはあり
ませんが、それでも豪華な酒食でお土産付き、出席
さえすればリッチな思いが出来ます。
 ただ、今の私には時間がありません・・・残念!

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 さて話題を変えて、女性のための開運講座です。
 これは、恋愛、結婚、再婚に役立つ開運法です。
 途中からご覧の方は、遡ってご覧になってくだ
さい。勿論、男性が見ても役立つはずです。
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 女性のための開運講座ー46 

 恋愛・結婚、さまざま模様-14

 結婚出来ない理由
 1、結婚したいが家庭生活に自信がもてない。
 
 この項目は、結婚相談所と人生相談室時代に得た
内容から開運カウンセラー教育への一環としてまと
めたものです。周囲からの相談が多い方は、軽く目
を通しておいて損はないと思いますよ。

 まず、結婚のチャンスが早いか遅いか、それを論
じる前に、なかなか結婚できない女性の「なぜ?」
を考えてみましょう。
 当然ながら、早すぎた結婚で失敗する女性も数多
くいます。それを考えるとなかなか結婚できないと
いう女性も増えています。結婚できない女性には、
それなりの理由や後からつけた理屈があります。
 結婚出来ない理由、それらについて考えてみます。
 この場合、子育てどころか料理も出来ない若い女
性も激増しています。
 TBSだったと思いますが「噂の東京マガジン」
という番組での料理づくりコーナー「やってトーラ
イ」でのことです。
 稲荷寿司が無事に出来た娘が12人中2人、ある
娘は、焼き豆腐をくり抜いて中身の豆腐を捨て、そ
の中にご飯を詰め込んで「ハイ、稲荷ずし!」、こ
んなのはご愛嬌です。それ以上の衝撃は「アジのた
たき」です。アジの頭を木槌で叩いたギャルがいた
のにはたまげました。それ以上に、それを見越して、
その場に木槌を置いたスタッフの慧眼には脱帽です。
 それにしても無知な若い女性が増えすぎです。

 最近では無節操な恋愛での「できちゃった婚」な
どという仕方なく結婚というケースも少なくありま
せん。当然ながら赤子の扱い方など知りません。そ
れに、産みたくて産んだ子ではありませんから愛情
もありませんし遊ぶ時間もなくなりますから邪魔に
なるだけ、空腹で泣き叫ぶ赤子を叱ったり叩いたり、
その挙句が育児ノイローゼです。
 男の場合は、独身時代から遊び好きで酒タバコ、
ギャンブルと金使いが粗くてサラ金通いだったのが、
結婚したからと言って急には直りません。こんなの
ができちゃた婚で所帯をもっても妻子を養えるはず
がありません。早晩、離婚届けが待っています。

 これは、相思相愛の勢いで、自信もないまま準備
不足の状態で結婚した若い男女でも同じです。楽し
く過ごすべき新婚生活が苦痛に満ちているばかり、
結局は、経済的苦境や未熟な家庭生活に破綻が生じ
てお決まりの離婚騒動・・・哀れなのは慰謝料もな
く放り出され、無一文の裸同様で幼な子を抱えて途
方に暮れる若い母親です。この場合に一番多いパタ
ーンは、結婚に猛反対して勘当扱いされた実家に泣
き込んで、母親に赤子を預けて自分はスーパーなど
のパートに働きに出る羽目になります。
「なぜ、経済的に余裕が出来るまで待てないか?」
 この質問には「待っても同じだから」と、将来に
自信を失っているのですから気の毒です。
    
 こうなると、半々の確率での失敗を承知で結婚す
るか、条件が揃うまで我慢してチャンスを待つか二
つに一つ・・・その結果、早く結婚して失敗する若
者達と、結婚したくてもできない若者達と、結婚し
たくない若者達の三つのグループに別れることにな
るのです。
              つづく
 では、次回をお楽しみに・・・・

      ---
 書店発売中の「坂本龍馬異聞」に続き「新撰組
3部作」を執筆中です。その内容を先にお届けし
ます。
 ホームページでも挿絵入りで連載を始めました。
      ---

 新撰組ー異聞

(6)山犬戦法-3

(こいつが頭か!)
 思わず腰を伸ばした歳三が、前を向いて木刀を振
り上げた。
 それが彼らの罠だった。突然、右手の草むらから
「ウーッ」と低い唸り声を上げて褐色の獣が跳び、
牙を剥いて歳三の喉元を狙って襲い掛かって来た。
 正面の敵は囮(おとり)だったのだ。歳三は隙を
突かれながらも身を捻って、反射的に木刀を目の前
に迫った獣の頭上目がけて振り下ろした。鈍い音を
立てて頭を砕かれながらも獣の執念は凄まじく、そ
のまま歳三に激突しながら牙を剥いて手首に噛みつ
いた。辛うじて木刀の根元で突き飛ばすし、さらに
一撃を加えると、獣は灌木の根元に横転して四肢を
痙攣させて息絶えた。
 あと四頭! 危うく最初の難は逃れたが噛まれた
手首から血が流れている。山犬とは今までにも何度
か遭遇したことはあるが、実際に襲われたのは初め
てで、悪童で鳴るさすがの歳三も背筋に冷たい汗が
流れ緊張感で身が引き締まる思いを感じながら次に
備えた。
 それも一瞬、残った四頭の山犬がいっせいに襲い
掛かって来た。歳三は冷静さを取り戻せないまま夢
中で左右に動きまわり、視界に入った山犬めがけて
夢中で片手殴りで木刀を振り回し、足や手を噛まれ
るのも構わずに相手を追いまくり攻め続けた。
(立ち止まったら殺される!)
 悲鳴を上げながら内蔵を食い荒らされた大猪の断
末魔の姿が脳裏に浮かぶ。
 秩父から奥多摩にかけて、山仕事の村人を何人も
殺し、馬や牛を襲ってきた凶暴な山犬と戦いながら、
歳三は、徐々に山犬の動きが読めてきた。山犬が動
こうとする逆をついて動き、相手が身を捻って反転
するところを撃ち、これで一頭を倒した。これが最
善の策だった。
 あと三頭。
 次ぎは、自分から隙を見せ、相手が牙を剥いて躍
り上がった瞬間、横に少し身を交わして相手の頭を
思いっきり撃ち砕いて一頭を倒した。残るは二頭、
歳三は勝てることを確信した。
(この戦い方は使える!)、歳三は山犬と闘いなが
ら人と人との格闘に置き換えていた。歳三は冷静さ
を取り戻し、自分から敵を追って木刀を振るった。
 その片手殴りの木刀は鋭く風を裂き、一頭の山犬
の脳天を的確に撃ち砕くと、敵は短い悲鳴を残して
息絶えた。
 あと一頭、巨大な山犬の頭領が凶悪な目で歳三を
睨み、歳三も山犬も逃げなかった。ここからは一対
一、堂々と雌雄を決するしかない。
 山犬が跳び歳三が撃つが、相手の攻めも巧みにな
って、なかなか致命傷を与えるには至らない。
 これを何回か繰り返すうちに、歳三は、山犬が微
妙に跳びながら体を捻って歳三の隙を狙っているこ
とに気付いて愕然とした。これだから致命傷を当て
られなかったのだ。それに気付いた瞬間、歳三は山
犬と一緒に跳び、山犬の跳躍した頭一つ内側に狙い
をつけて木刀を振り下ろした。今度は充分な手応え
があり、足元に山犬の巨体が転がり、闘いは終わっ
た。
 五頭の山犬は死力を尽くした闘った末に敗れた。
 傷つきながらも生き残った歳三は荒い息を吐いて
立っている。勝つと負けるは紙一重、負ければ死し
て二度とこの世を拝めない。だから勝たねばならな
い。
「勝ったぞ!」
 思わず声に出した歳三は木刀を投げ出し、草むら
に仰向けに倒れて目を閉じた。だが、勝利の快感は
ない。死と紙一重だった闘いの疲労は歳三の心身を
重くした。
 道場で汗を流す竹刀での稽古などは足元にも及ば
ないほどの緊迫感を味わったのは確かだった道場で
防具に身を固めて竹刀で殴りあい、浅い撃ち込みは
「まだまだ」とか「浅い!」とか言って無視するが、
刀なら頭を割られ肩を斬られている。
 真剣勝負であれば生きるか死ぬかしかない。
 生きぬく気持ちが強ければ戦闘中でも必死で策を
練る。
 これを知っただけでも貴重な十九歳の体験だった。
 ただ、この感覚は中毒になる。歳三はそれを感じ
て慄然とした。
                  つづく
      ---
 では、次回をお楽しみに・・・

 
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女性のための開運講座ー45&新撰組


 たまたま日曜日の午後、食卓に持ちだしたパソコ
ン相手に仕事をしながら、すぐ近くのベッドに横た
わった母がテレビのチャンネルを変えたのに気づき
ました。母は、番組の内容などどうでもいいのです。
ニュースでもお笑いでも、何でも漠然と見ています。
 さり気なく、顔を上げて見ていると、この日はた
またま杜の都仙台を駆け抜ける全日本大学女子駅伝
の実況で、5区と最終6区の選手の走りを見ること
になりました。日曜日の夕方は、子や孫が一緒に食
事しに来ることが多いので、母親はデイサービスな
しで在宅です。

 久しぶりに見た女子学生駅伝は驚きでした。
 まず、スピードが数年前とは格段に違います。
 優勝したのは昨年に続いての二年連続とかで京都
の仏教大学でしたが、その記録にも驚きました。
 なんと38.6キロの6区を2時間2分という驚
異的な記録で、私の頭にあった女子学生記録は10
分前後という先入観念が大狂いです。
 しかも、アンカーの吉本という選手などは、全力
疾走の区間新記録でゴールインしたにも関わらず、
笑顔ですぐ仲間と喜びを分かち合って談笑するとい
う余裕です。

 これでは、ゴールのテープを切ったら(実際には
切りませんが)、まず地面に崩れ落ちて役員に抱き
抱えられるものと予期している私の頭は??です。
 しかも、その後は涙、涙の号泣シーン? これも
なく、スッキリと明るく控えめでさわやかな優勝風
景でした。これでは拍子抜けして、感動の優勝シー
ンが見られません。

 それに引き換え、昨年に続いて2年連続2位の立
命館大学や4年連続3位の名城大は、アンカーがゴ
ールインすると同時に泣き崩れ、ただ抱き合って悔
し涙で言葉もありません。これは期待通りのシーン
です。2位、3位で満足したら監督が許しません。
 問題はその後のシーンです。

 4位で駆け込んだ選手ですが、待ちわびた仲間の
輪に飛び込むと、さあ大変、待っていた仲間と抱き
あって誰もかも満面の笑顔で大喜び、大はしゃぎの
歓喜の渦です。あれ? この大会は4位が優勝か?
 そんな大会があるはずもありません。
 その謎は、アナウンサーの叫びで解けました。

 4位の松山大は初のシード(6位まで)で、しか
四国の女子大がシード入りしたのも初めてだそうで
すから、この喜びも無理はありません。
 この続きがどうなるか?
 そこでまたチャンネルが変りましたので、シード
権争いで競り合っていた6位と7位の千葉と鹿児島
の大学の結果は分かりませんが、4位のチームの歓
喜の瞬間を見て満足し、そこで気持ちは駅伝から離
れました。
  
 3時のお茶の時間に母親から意外な発言です。
「走るだけでも、負けると悔しいんだろうね」
「そりゃあ、そうだろう?」
 眺めていると思っていたテレビ番組を、母親はそ
れなりの視線で見ていたらしいのです。
 耳はかなり悪いのに聴音器は嫌いで、普段は音を
大きくして聞くのですが、さほど興味がない番組は
音を低くして見ているので、私には丁度聴きやすく
なるのです。が、母親本人は全く聞えていません。
 それでも、ゴールインして泣きじゃくる選手たち
の姿を、しっかりと見ていたのです。

 だが、その後に続いた言葉に耳を疑いました。
「あたしらも、試合で負けると悔しかったよ」
「なにが・・・?」    
「行きの列車で騒いで、帰りはお通夜だった」
 そこでようやく、母親は70代の頃、ゲートボー
ルに凝っていたことを思い出しました。
「それ、ゲートボール?」
「うん」
「列車って?」
「房総西線、中央線、大会ならどこでも遠征したから
ね」
 昔のことを懐かしく思いだした様子です。
「1点差で負けて入賞を逃した時などは、もう誰も口
をきけないほど悔しさでいっぱいだったよ」
「おふくろも?」
「あたしなんか一番悔しがってたさ」
 こんな話は初めて聞きました。
 母親も、勝負事では負ければ悔しかったのです。
 これは遺伝だ・・・私はひそかに頷きました。

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 さて話題を変えて、女性のための開運講座です。
 これは、恋愛、結婚、再婚に役立つ開運法です。
 途中からご覧の方は、遡ってご覧になってくだ
さい。勿論、男性が見ても役立つはずです。
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 女性のための開運講座ー45 

 恋愛・結婚、さまざま模様-13

 前回までは理想の恋愛&結婚、恋人や配偶者と
の相性などについて考えました。
 今回は、奇数12支陽支の子、寅、辰、午、申、
戌を「積極タイプ」、偶数12支の丑、卯、巳、
未、酉、亥を「受け身タイプ」とみて、あなたと
お相手の積極性などを見てみます。
 これを12支を用いて見ることにします。
 しかし、ここは占いコーナーではありません。
 あくまでも12支は便宜上の材料です。
 生年の12支の出し方は、前に何度も繰り返し
て記載しましたから、途中から参加した方は前に
戻ればいいだけですが、昭和は生年数の和に2を
加えて12の倍数を引くと12支の数が出ます。
 ただし、2月3日の節分までは前の年でみます。

 ここで再び確認しておきますね。
 子は1、丑は2、寅は3、卯は4、辰は5、
巳は6、 午は7、未は8、申は9、酉は10、
戌は11、亥は12です。

 例題も再掲載します。 

 昭和53年5月30日生まれの生年の12支は
(53+2)ー48(12x4)=7で午(うま)
 昭和40年1月15日生まれの生年の12支は
(39+2)ー36(12x3)=5で辰(たつ)
 昭和12年3月 3日生まれの生年の12支は
(12+2)ー12(12x1)=2で丑(うし)
 昭和15年2月 1日生まれの生年の12支は
(14+2)ー12(12x1)=4で卯(う)
 昭和61年12月8日生まれの生年の12支は
(61+2)ー60(12x5)=3で寅(とら)

 平成は生年数に5を加え12の倍数を引きます。
 平成元年は、(1+5)=6で巳です。
 平成 2年は(2+5)=7で午です。
 平成 4年は(4+5)=9で申です。
 平成14年は(14+5)=19 19-12=7で午。
 平成18年は(18+5)=23 23-12=11で戌。
 平成20年は(20+5)=25 25-24=1で子。

 昭和は+2、平成は+5、大正は0です。
 大正13年は、13ー12=1、1は子です。
 大正15年は、15-12=3で寅です。
 以上で祖父母から孫、身内、友人などすべて見る
ことができます。
 これで生まれ年の12支の出し方は完璧です。
 次は、生まれ月の12支です。
 生月の12支は、生月に1を加えるだけです。
 1月生れは+1=2で丑、2月は+1=3で寅。
 5月生れは+1=6で巳、8月は+1=9で申。
12月生れは+1=13、13-12=1で子です。

 でも、上記のようにならない人がいます。
 月暦には節入り日というものがあります。
 生年の節入り日は立春(2月4日とします)から
ですが、生月はそれが当然ながら12回あります。
 それは、すべて暦の上の平均節入り日です。
 この節入り日がその前後に生まれた人にとっては
大切なのです。節入り日は下記の通りです。

 寅月 2月4日の立春(りっしゅん)から。
 卯月 3月6日の啓蟄(けいちつ)から。
 辰月 4月5日の清明(せいめい)から。
 巳月 5月6日の立夏(りっか)から。
 午月 6月6日の芒種(ぼうしゅ )から。
 未月 7月7日の小暑(しょうしょ)から。
 申月 8月8日の立秋(りっしゅう)から。
 酉月 節庵日は9月8日の白露(はくろ)から。
 戌月10月9日の寒露(かんろ)から。
 亥月11月8日の立冬(りっとう)から。
 子月12月8日の大雪(だいせつ)から。
 丑月 1月6日の小寒(しょうかん)から。  

 これを整理しますと・・・
 1月は6日から丑、5日までは12月生れで子。
 2月は4日から寅、3日までは1月生れで丑。
 3月は6日から卯、5日までは2月生れで寅。
 4月は5日から辰、4日までは3月生れで卯。
 5月は6日から巳、5日までは4月生れで辰。
 6月は6日から午、5日までは5月生れで巳。
 7月は7日から未、6日までは6月生れで午。
 8月は8日から申、7日までは7月生れで未。
 9月は8日から酉、7日までは8月生れで申。
  10月は9日から戌、8日までは9月生れで酉。
 11月は8日から亥、7日までは10月生れで戌。
 12月は8日から子、7日までは11月生れで亥。

 これを暗記しようとする物好きな人はいませんが、
これが意外に難しそうで簡単なのです。
 念のために書き添えておきます。
 まず、2月4日は立春ですから問題ありませんね。
 それと、7月7日はタナバタですから問題ありま
せん。これでもう2月と7月は覚えましたか?
 4月は+1で5.10月はー1で9。
 暗記するのは、2、7、4、10月だけでいいの
です。2月は4、7月は7、4月は6、10月は9
日です。
 前半6月までの節入り日は6日で、例外は2月、
4月。後半8月からの節入り日は8日で、例外は7
月、10月です。
 もちろん、暗記できない場合を考えてメモは必要
ですね。この数字を下記に合わせます。
 子は1、丑は2、寅は3、卯は4、辰は5、巳は
6、午は7、未は8、申は9、酉は10、戌は11、
亥は12です。

 ご自分の生年12支と生月12支は分かりました
か? これが分かりましたら下記を参考にしてくだ
さい。

 子年、寅年、辰年、午年、申年、戌年の中で、
 子月、寅月、辰月、午月、申月、戌月生まれは、
1の陽陽グループで、愛情面は積極行動派です。
 燃える情熱とファイト溢れる行動力で、熱意を
もって自分から愛を告白して成功するタイプで輝
くような魅力を発散させます。

 子年、寅年、辰年、午年、申年、戌年の中で、
 丑月、卯月、巳月、未月、酉月、亥月生まれは、
2の陽陰グループで、愛情面は慎重行動派です。
 自分から相手に尽す情熱タイプですが無理はせ
ず、おおらかに青春を謳歌し、用心深く相互信頼
を深めてゆくタイプで何事にも慎重です。

 丑年、卯年、巳年、未年、酉年、亥年の中で、
 子月、寅月、辰月、午月、申月、戌月生れは、
3の陰陽グループで、愛情面は控えめ行動派です。
 現実的な愛情交流に喜びを求め、すぐに想いが通
らなくても、前向きな心を失わずに目的を果たすべ
く、いざとなると全力を尽くすタイプです。
 丑年、卯年、巳年、未年、酉年、亥年の中で、
 丑月、卯月、巳月、未月、酉月、亥月生れは、
4の陰陰グループで、愛情面は消極受け身派です。
 愛情問題では、焦らず慌てずおだやかに蒔いた種
が芽を出し花を咲かせ実が成るまでじっくり待つタ
イプで、ダメとなればさっさと諦めるタイプです。

 以上、便宜的に4つのグループ」に大別しました
が、実際には12X12=144で、144通りの
違いがあります。
 例えば、1番目の子年子月生れは、愛情にも神経
繊細で気を使うが自己主張が強く、積極的に相手に
愛情を注ぎ、気を使いし過ぎるのが長所にも欠点に
もなる、というものから、144番目の、亥年亥月
生れは、愛情面は自分からは仕掛けないが、相手に
気があると見ると、一気に直進するという待ち伏せ
型のタイプです。このように144通りの性格分析
が出来ますが、あまりそこまでは触れられません。
 そこで、細部にこだわるより、まずは足元から・
・・と、いうことで、上記のようになりました。
 何はともあれ、愛情の持ち方ひとつにしても人さ
まざま、いろいろなケースがあるということだけは
覚えておいてください。
              つづく
 では、次回をお楽しみに・・・・

      ---
 書店発売中の「坂本龍馬異聞」に続き「新撰組
3部作」を執筆中です。その内容を先にお届けし
ます。
 ホームページでも挿絵入りで連載を始めました。
       ---

 新撰組ー異聞

(6)山犬戦法-2

 歳三は、落ち葉を踏むかすかな足音で目覚めた。
 森に入って木の幹や枝を叩く千本稽古を終えてか
ら、過去のことを思いながら、つい転寝(うたたね)
をしたらしい。歳三は脇に置いた樫の木刀の柄を握
り、足の指を動かして草鞋の紐の緩んでいないのを
確かめてから静かに頭を上げて周囲を見た。
 草むらと灌木越しに周囲を見回したが、人影はど
こにもない。この周辺の潅木は殆どなぎ倒したから
見通しもいい。

(気のせいだったのか?)
 風のないおだやかな秋の午後だから、周囲に人が
いればその気配を感じないわけはない。歳三は右手
で木刀の柄を握りしめ、草むらに身を沈めて息をひ
そめ、耳をそば立てて様子をうかがった。
 草むらの揺れを油断なく透かし見ると、揺れる緑
の草むらに見え隠れする黒と茶の斑模様や褐色の背
から見ても純粋の狼ではないのは確かだった。
 だとすると、里山から麓まで降りて家畜や人を襲
うことで村人に恐れられる野生化した野犬の群れに
間違いない。
 多摩ではこの野犬を山犬と呼んで狼以上に恐れて
いた。その数は五頭、彼らは身を沈めて徐々に包囲
の輪を縮めて来る。この五頭に前後左右から一気に
襲われてからでは防ぎようがない。
 岩山の巣窟に棲む狼は旅人の後を追う習性を持つ
が、こちらに敵意がなければ滅多に襲うことはない。
 だが、犬が野生化したり狼と野犬の交配で生まれ
た狼犬は凶暴な上に狡猾で、獲物とみれば巧みな連
携で完璧な狩りをする。
 凶暴な山犬は狼以上に恐ろしい。

 歳三は以前、行商帰りの甲州路の山道で山犬の猪
狩りを目撃したことがある。
 数頭の山犬が大猪に追い回されながらも包囲の輪
を解かずに反撃し、一頭が正面から捨て身の攻撃を
仕掛けたとき、それまで牙を剥いて暴れ回って攻勢
にあった大猪が足を止めた。
 その瞬間、それを待っていたように山犬が左右前
後から一気に猪を襲った。一度足を止めたら猪に二
度と勝機は戻らなかった。必死の抵抗もむなしく山
犬の執念に負けて倒された大猪が、生きたまま内臓
から食い荒らされるのを木陰に立ち尽くして歳三は
見た。
 山犬の群れは大猪という獲物で充分に空腹を満た
すことに熱中して、木陰に立ち尽くす歳三のことな
ど一瞥しただけで無視し、二度と見向きもしなかっ
た。
 あの時の猪は、暴れまわって一頭づつ牙にかけれ
ば勝てたのに、竦んで足を止め包み込まれて敗れた。
 あれを思うと先手必勝、襲われる前に攻めないと
勝ち目はない。
 正面の草むらが揺れ、身を低くしてじわじわ迫っ
て来る茶褐色の山犬の背が見えた。
                  つづく
      ---
 では、次回をお楽しみに・・・・
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女性のための開運講座ー44&新撰組


 東京の新名所になりつつあるスカイツリーの工事
も順調に進み、すでに最終目標の634mの約70
%の448mまで到達し、工事上部の先端はぐんぐ
んと大空に向かって上昇しています。
 その周辺の商店街も、すでに集まり始めた観光客
によって潤い、店舗の改装や拡張で大騒ぎです。
 デジカメや携帯で上を眺める観光客で業平橋駅前
の橋の上は通行不能になり、通行者は車道を迂回し
て駅に向かっています。
 私の長男一家は、そこから2分の至近距離にある
マンションに住んでいますが交通渋滞や混雑、ゴミ
の散乱、深夜まで集まる人混みで大迷惑のようです
が、これをビジネスチャンスとする地元商店街の意
気ごみも半端ではありません。
 地元の東武線業平橋駅と京成線&半蔵門線押上駅
を結ぶ商店街が結束して「オシナリ君」なるキャラ
クターを立ち上げて便乗PRを始めたのが当たって、
「オシナリ君の店」らしき土産屋は大繁盛です。
 花見化学は、その業平橋駅の隣の曳舟駅前で、ツ
リーから歩いて10数分の至近距離にあり、現在、
駅前開発でイトーヨーカ堂がバカでかい店舗を建設
中です。スカイツリー観光客の流れをごっそり頂こ
うという魂胆剥き出しで、立体駐車場もかなりの車
が駐車できるようになるようです。
 観光バスで外人の団体も来ますし、隅田川に浮か
ぶ屋形船からスカイツリーを眺める常設イベントも
大繁盛、世界一の高さといってもたかがテレビ塔な
のにこの騒ぎ・・・どうなってるのかこの国は?

 それでも便乗は考えます。
 スカイツリーからほぼ1キロ圏内にある花見化学
という零細企業もそのおこぼれを考えて、金曜朝の
形ばかりの営業会議でも重要議題をそっちのけで、
窓から大きく見えるツリーの第一展望台を眺めなが
ら観光名所にあやかる手を模索する案が出たりしま
す。
 社員としてみると、地元優先推薦枠で商工会議所
から回って来たスカイツリー商店街への「開運道占
いコーナー」進出を、一度申し込んでから私が断っ
たことが未だに残念らしいのです。
 5年休日なしの朝9時から夜11時までの無休営
業、問題が生じるとペナルティ制、場合によっては
保証金没収などでは、今まで自由業で暮らしてきた
私に指導管理など出来るわけがありません。私を補
佐するパートナーも人材管理は無理ですし、弟子の
占い師たちは乗り気でしたが、いざという時に私に
代わって責任者になる者はついに現れませんでした。
これでは、ツリー商店街進出は断念せざるを得ませ
ん。と、私は納得しているのですが、そのうち、な
にかいい手が考えられるかも知れません。
 なにしろ、応接室の窓から見えるスカイツリーの
雄姿は最高なのは間違いないのですから・・・

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 さて話題を変えて、女性のための開運講座です。
 これは、恋愛、結婚、再婚に役立つ開運法です。
 途中からご覧の方は、遡ってご覧になってくだ
さい。勿論、男性が見ても役立つはずです。
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 女性のための開運講座ー44 

 恋愛・結婚、さまざま模様-12

 前回は、恋愛、結婚のせっかちタイプとのんびり
タイプからみた幸せ度を考察しましたが、今回は少
し観点を変えてみました。

 理想の恋愛、理想の結婚とは?

 これは万人共通の永遠のテーマですが、理想とな
ると、人それぞれ微妙に違うようです。
 まず、理想の恋愛の前に理想の相手との出会いが
必要だからです。
 では、理想の男性となると、これがまた複雑怪奇
で、口と腹は別、理想と現実は別、あってないよう
なのが理想という幻ですから厄介です。

 まず、あなた自身のことで考えてみてください。
 あなたは過去、どんな恋に巡り合っていますか?
「いい恋をしたい」、誰もがそう願っているはずで
すが、なかなか思うようにいかないのが現状です。
 ところが、この「いい恋」に巡り合ったからとい
って「いい恋」イコール「いい結婚」にはならない
から不思議です。
「いい恋」から切なく苦しい失恋を経て、それほど
「いい恋」でもない恋をして、「いい結婚」をする
人もいますし、「いい恋」からゴールインしたのに
「いい結婚」じゃなく、離婚に至った人もいます。

 それでも、若者は恋をします。最近は、若者以上
に中年や初老の恋愛沙汰も盛んです。
 精神的に不安定なこの時代だからこそ、心の拠り
所を求めて恋をするという説もありますが、生ける
もの全ての本能が異性を求めるのですから恋に理屈
など無用です。

 情熱的で激しい恋も、爽やかでけな気な恋も、結
果次第ではいい想い出にも、辛い想い出にもなり、
忘れたかったり、忘れたくなかったりします。
 カルチャースクールで、テニスコートで、スキー
場で、海外ツアーで、あるいは英会話教室で、夏の
海辺でと恋のチャンスなど、出会いの場はいつでも
どこでもありますが、問題は、その出会いがお互い
を幸せにするのか不幸にするのか、ということです。

 多分、その恋が実ってめでたくゴールインしたと
いう例はそれほど多くないはずです。恋愛の行動調
査でも確率的に、遊びの出会いは遊びで終わる例が
多いからです。
 ならば、成功率の高い、必ず成功する恋のかたち
もあるはずです。
 それにはまず当然ながら相手選びがあります。
 恋愛のかたちにも、同質の原理という奇妙な法則
が働くのか、類は類を呼ぶことから、根クラ、根ア
カ、きまじめ、神経質、理屈屋同士と似たものカッ
プルの恋愛が意外に多いものです。
 また、性格が正反対というカップルもいます。
 気の強い女性と温厚な男、おおらかな女性と神経
質な男、同質がいいか逆型がいいか、そのどちらも
一長一短がありそうです。
 恋のかたちにも性格が現われます。
 恋のかたちが、そのまま結婚生活の良し悪しに反
映されるのであれば、恋愛のパターンを知るだけで
将来が見えてくることになります。
 その恋のタイプを12支で分類してみると、やは
り、相性の良し悪しが大きく影響していることに気
づきます。

 一例を上げてみます。
 かなり以前、噂のあったカップルです。
 昭和44年3月28日生まれの男性Aは、酉年卯月生
れで、昭和45年4月14日生まれの女性Bは戌年辰月
生れ、生年生月とも相性は可不足なくまずまずで
すが、社交的で気が多い男性と何にでも興味を示し
ながら意外に几帳面で現実的な女性では、やはり恋
は実りませんでした。
 一方、昭和41年11月13日生れの男性Cは、午年亥
月生れで、戌年辰月生れの女性Bと相性も大吉、華
やかで情熱的なCに、自分の理想像をみつけたBは、
Aの求愛を振りはらってCと結婚しました。
 これが正解で、今では愛らしいお子さんがいます。
 Aは今、テレビで大活躍の的場浩司さん、Bは工
藤静香さん、Cは当然、木村拓哉さんです。

 すでに掲載済みですが、12支の大吉相性表を。
子(1)は、辰(5)と申(9)と大吉(5点)。
丑(2)は、巳(6)と酉(10)と大吉(5点)。
寅(3)は、午(7)と戌(11)と大吉(5点)。
卯(4)は、未(8)と亥(12)と大吉(5点)。
辰(5)は、申(9)と子(1)と大吉(5点)。
巳(6)は、酉(10)と丑(2)と大吉(5点)。
午(7)は、戌(11)と寅(3)と大吉(5点)。
未(8)は、亥(12)と卯(4)と大吉(5点)。
申(9)は、子(1)と辰(5)と大吉(5点)。
酉(10)は、丑(2)と巳(6)と大吉(5点)。
戌(11)は、寅(3)と午(7)と大吉(5点)。
亥(12)は、卯(4)と未(8)と大吉(5点)。

 ご自分の恋人や配偶者との相性は?
 さらに、奇数12支の子、寅、辰、午、申、戌を
「積極タイプ」とし、偶数12支の丑、卯、巳、未、
酉、亥を「受け身タイプ」とする説もあります。
 一見、亥などは積極的に見えますが、意外に待ち
受けタイプな面もありますので、参考にはなります。
 そこで、生年と生月の12支から、あなたが積極
タイプなのか、受け身タイプなのか、それを調べる
方法を提示してみます。それは次回に・・・
              つづく

 では、次回をお楽しみに・・・・

      ---
 書店発売中の「坂本龍馬異聞」に続き「新撰組
3部作」を執筆中です。その内容を先にお届けし
ます。
 ホームページでも挿絵入りで連載を始めました。
      ---

 新撰組ー異聞

(6)山犬戦法-1

 青梅村からの帰路、歳三は狭い木こり道から深い
森に入り、雑木の多い場所で剣術道具を上に括った
薬箱を背から降ろして雑草の上に置いた。
 行商の帰路は晴雨に関係なく歳三は無人の森に入
り、竹刀袋から出した太い樫の木刀で潅木や幹を相
手に千本撃ちの稽古をする。
 千本といっても数えてはいないから日によって本
数に過不足はあるが、半時ほどは無我夢中で幹や枝
を叩くのだが、義兄彦五郎の師の師の近藤周助から
頂いた太くて重い樫の木刀は頑丈でひび割れもせず、
太目の樹木なども一撃でなぎ倒し、歳三の周囲の潅
木はたちまち倒されて目の高さは広場のようになっ
たが足元は倒された枝葉で足の踏み場もない。
 森にはさまざまな獣が棲息しているのだが、歳三
の裂ぱくの気合と木を倒す激しい音に恐れをなした
のか何も姿を現さない。汗を拭き竹筒の水を飲んだ
ところで稽古は終わった。

 この千本打ちは、江戸での奉公に失敗して帰郷し、
薬の行商しか道がなくなった一昨年から根気よく続
けている行商時の習慣で、歳三だけの秘密だから誰
にも知られていない。最初は重くて振り回せなかっ
た極太の木刀が、今は片手でも振れるのだから鍛錬
というものは恐ろしい。
 ただ、この日は青梅の吉野道場で体力を使いすぎ
て少々疲れが出ていた。草むらに寝転んで緑の葉が
揺らぐ枝越しに空を眺めているうちに眠気がさして
何だかふわふわと快い。
 この日は帰宅途中で日野の義兄の佐藤邸に寄って、
集金した「虚労散」の代金を渡し、お小遣いを貰っ
たらさっさと帰るつもりだから時間も気にならない。
 見上げるとつい先刻まで青一色だった空に低い雲
が流れ、夕立の予感すらする。そう思いながらも歳
三は快い疲労の中で睡魔に襲われていた。
 眠くなればどこでも眠る。気まぐれな天候以上に
歳三もまた気まぐれだった。
 そのまま歳三は夢の中に落ちていった。

 歳三が天然理心流に気乗りしないのには理由があ
った。天然理心流は百姓でも武士に勝てる必殺の技
を秘めている、と義兄の彦五郎は、仮入門の歳三が
稽古にあまり熱心ではないのを見かねて、口を酸っ
ぱくするほどの熱弁で語るのだが、その指導法が単
純で基本の型ばかりで、それが嫌なら組打ちの柔術
だけを強制するから面白くない。それに、立ち会う
相手が近所隣りの知り合いや身内ばかりだから怪我
もさせられないし、負けるのも嫌だから熱も入らな
い。その上、薬も売れないから小遣いにもならない。
 だから、義兄の道場では実力も出せず気も乗らな
い。そんな歳三を見て三つ上の姉のノブが、今でも
笑って言う。
「喜六兄さんの言う通り、歳三は剣術より商売に向
いているのよ。行く先々で女にもモテるしね」
 気のいい姉のノブは屈託なく笑うが、この一言が
いつも歳三の心臓を千枚通しで突き刺すような痛み
を伴って傷つけるのまでは誰も理解していない。
 まだ十九歳の歳三だが、すでに女に好かれのは間
違いの元、これを肝に銘じて忘れずにいた。
                  つづく
      ---
 では、次回をお楽しみに・・・・
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女性のための開運講座ー43&新撰組


 いつか、家人の留守を見計らって、書斎の隅に積
んであるダンボール箱を取り出し、雑然と詰め込ま
れている未整理の写真を居間のフローリング床にぶ
ち開けて、仕分けをしたいと思っています。旅先の
記録や友人から手渡された新年会や忘年会、各種飲
み会や旅行などの封筒入りの写真は、中身を見るこ
ともなくそのまま机の引き出しからダンボールへと
移っています。
 家人がいない留守に整理するということは、見ら
れて都合の悪いものもあるかも知れないし、そんな
ものはあり得ないとしても、誤解を招く恐れのある
ものがあると面倒だからという意識が働いての行動
だったかも知れません。
 もちろん、何か見つかっても、何のヤマシイこと
もないのですから、堂々と胸を張って説明すればい
いだけですが、相手の顔色を見ながらイチイチ釈明
しなければならないのは面倒です。

 例えば、こんなこともあり得ます。
 パーティなどで、縁もゆかりもない女性と挨拶を
交わした程度なのに、友人のイタズラ心で写真に撮
られ、後でプリントして手渡され、捨て忘れた種々
雑多な写真の中から見つかって「これなあに?」と
やられたりすることです。
 こんな厄介な出来ごとを考えると、やはり雑然と
した写真の整理などは家人の留守を狙うことになり
ます。
 ま、私のように過去も未来もモテない男ならどん
な写真が現れようと誰も驚きませんが、日頃の行状
からして怪しまれている男なら、疑われても仕方あ
りません。
 しかし、怪しげな写真など絶対に持っていない私
でも、日々増えて行く写真をきちんと整理していま
せんから、何が紛れ込んでいるか分かりません。
 だから、家人の留守を狙っているのです。

 さて、ここからは私のことはありません。
 しかも、かなり昔のことです。
 久しぶりに会った友人が浮かない顔をしていまし
た。
「どうしたんだね?」
 寿司屋でビールの合間に聞いた話ですが・・・

 ある休日、一緒に旅行に行ったSという友人から
珍しく宅配便で菓子折りが届いたそうです。
「開けていい?」
「ああ」 
 妻がそれを開けたところ、包装紙の裏に挟み込ま
れた封筒があり、何枚かの写真が姿を現したという
のです。
 友人が危険な空気を察して、身に覚えのない写真
だと、あわてて捨てようとしますが、妻としては、
折角見つけた獲物をみすみす見逃すはずはありませ
ん。
 偶然の出会いなどは誰にでもあることです。何人
かで旅行に行けば、こんな写真も撮られます。
「こんなのは、ヤツのイタズラだよ」と、笑い飛ば
して済ませるつもりでも、敵はそう簡単には引き下
がりません。
 じっくりと写真を眺めた妻は、皮肉を込めたした
たかな笑顔でネチネチと攻め上げます。こうなると、
もう防戦一方で勝ち目はありません。
 こちらの発言は無視して、軽いジャブが飛んでき
ます。
「これ、どなた? きれいな方ですね?」
 きれい、という発言に険がある。
「温泉帰りに出会った人と撮られたのかな?」
「でも、三枚もありますよ?」
「続けて撮ったんだろ」
「でも、背景が違いますね?」
 なるほど、船上、丘の上、町中で撮った写真もあ
る。
「変だな。偶然、まわったコースが同じだったんだ
ろう」
 妻は天眼鏡を持ちだして、背景の文字を見る。
「変ですね。広告が全部中国語ですよ!」
「まさか?」
「たしか、ゴルフ仲間と香港に行きましたね?」
「うん」
「お友達は全員、女性同伴ですか?」 
「そんなこと、あるわけないだろ」
「本当に?」
「男4人の旅行だ。天地神明に誓ってもいいぞ」
「そうですか・・・では、わたしが調べます」
 なんと友人の妻は、友人がゴルフから帰る度に得
意げに見せていたスコアカードの同伴プレイヤー名
を控えていたのです。当然、夫のゴルフ仲間の男達
は知っていますから、見知らぬ名前は女性である可
能性を感じたらしいのです。

 そこからは、友人のゴルフ仲間に電話をかけまく
って、見知らぬ人の名前を伝え、季節の挨拶を届け
たいと思いますので、「ご存じでしたら、この方の
フルネームをお知らせください。携帯などもご存じ
でしたらお教えください」と、言葉巧みに聞き出し
てしまいました。
 その結果、夫が4人の仲間と行ったという香港旅
行が、なんと女性3人を加えた7人旅行で、写真を
送って来たSだけが相手の都合でか同伴者なしにな
り、そのムシャクシャした思いが菓子折りプラス写
真となったらしいのです。
 こうして、友人の奥様の鋭い追及と推測によって
夫の秘められた事実が徐々に暴かれていきます。
 そこには、検察などの証拠を捻じ曲げて自分達が
目論んだ仮説に相手を陥れようとする、歪んだ権力
意識など全くありません。ただただ真実を求めるだ
けです。それでも、友人ははかない抵抗を繰り返し
ます。
「でも、ゴルフだけの付き合いだったんだ」
 この友人の釈明もすぐにバケの皮が剥がれます。
 留守宅保存の旅行行程に宿泊先がありますから、
そこに電話するだけで簡単にアリバイは崩れます。
 宿泊日と夫の氏名を名乗って、「夫に忘れ物があ
りまして」と、根掘りは堀りで聞き出したところ、
支配人まで電話に出る騒ぎになり、ルームサービス
まで調べられ、ついに真相が分かりました。
 失くしたという夫の品は、こちらのカン違いだっ
たとの謝罪で相手も納得し何の問題も残りません。

 ホテルには旅行会社からの手配で男性2名づつ、
女性2名づつで別々に部屋は予約されていましたが、
実際にはSを除く3組はペアで泊まっていたことが
判明しました。
 友人の奥方の怒りは、同行者全員の家庭を直撃し
て大変な騒ぎになりましたが、全員が「一時的に部
屋を共にしたことは認めるが男女関係は一切なかっ
た」と、口裏を合わせて証言したことで真相は藪の
中で終わっています。

 結局、離婚にまで発展したのは女性参加者の家庭
1件だけだったそうです。その家庭も、以前から離
婚寸前だったそうですから、この事件が引き金にな
っただけです。
 友人は、ゴルフも辞めさせられ未だに針の筵に座
らされた心境でダンスに凝っているそうですが、こ
ちらの方がもっと危ないことになりそうですから、
奥さんが気の毒です。
 
 その点、鮎仲間は心配ありません。
 川の流れで鮎を追い、河原で食事をし、鮎宿の温
泉に浸かって酒を飲み、男ばかりの大部屋で疲れき
って寝るだけですから色気のないこと夥しい限りで
す。
 最近、趣味の心理学とかで、鮎釣りに凝る人種は、
世俗の色ごとなどに飽いた男達で、俗世間を離れて
清流に身を沈めて鮎釣りに瞑想の境地を見出してい
る、などと、したり顔で言っているエセ学者の説が
釣り雑誌に載りましたが、これは大きな間違いです。
 私が知る限り、鮎釣りに凝っている連中はゴツイ
連中ばかりで、間違いなくモテない男ばかりです。
 なにしろ、自分自身がそれですから絶対に間違い
ありません。
 ま、あまり自慢になりませんが・・・

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 さて話題を変えて、女性のための開運講座です。
 これは、恋愛、結婚、再婚に役立つ開運法です。
 途中からご覧の方は、遡ってご覧になってくだ
さい。勿論、男性が見ても役立つはずです。

 女性のための開運講座ー43 

 恋愛・結婚、さまざま模様-11

 先週は、12支からみた愛情運でした。
 今回は、その愛情運をさらに詰めました。
 早婚がいいか、晩婚がいいか? せっかち、のん
びり、どちらが恋愛上手か? と、いうものです。

 女性のための開運法を考察しますと、恋愛でも結
婚でも離婚でも、早すぎて成功する人と早すぎて失
敗する人、その中間で可不足なく平和な家庭を保っ
ている方と、三通りに分けることができます。
 最近の首都圏の結婚事情は、20年前からみると
大きく変革していて、女性の初婚年齢が30歳に近
づいています。
 にも関わらず、今でも出来ちゃった婚などで20
歳前後で結婚する若いカップルも結構いますし、逆
に、子供が出来るぎりぎりの年齢になって駆け込み
結婚をする女性もいますので、小学校の父母会など
では親の世代の上下差が、ますます大きく開いてい
るのは間違いありません。

 ところで、愛情問題ほど、人間の本質が剥き出し
になるものはありません。これは、種族保存の本能
に基ずいているからかも知れませんが、日頃はつつ
ましく上品に過ごしている女性でも、惚れた男が出
来たとたんに、狂ったように人柄が変るケースも珍
しくありません。

 銀座で相談室を開いていた頃、毎回、同じような
悩みで相談に来る商社勤務のオフィスレディがいま
した。
 まず、恋をして、イキイキとした笑顔で来ます。
 なれそめを語り、いかに愛し合っているかを語り
ニコニコして帰ります。
 が、それから暫くすると、暗い声、やつれた表情
で、恋を失った悲しみを打ち明けにやって来ます。
 彼女は情が深すぎるタイプで、好きになると相手
の都合など考えず、声を聞きたくなり、会いたくな
ると昼も夜もなく、当然ながら朝までも一緒にいた
くなってしまうため、好きになった途端に「結婚を
!」となってしまうのです。しかし、相手にも都合
がありますから、そう簡単には結婚に至りません。
 そうなると、ジェラシーが人一倍強いため、いつ
も妄想で相手の行動に疑いを持ち、それを口に出し
て呆れられ嫌われ避けられるようになって、結果的
に破局になってしまい、自分の心を傷つけてしまい
ます。
 それでもこりずに、また恋をするのです。

 途中経過を略して結論だけを言いますと、その女
性は恋愛には不向きであったことから、お見合い結
婚を勧め、5人ほどと見合い交際を繰り返してから
無事に食品関係で自営業の男性と結婚、今は2児の
母、過去がまるでウソのように、幸せそうです。
 余談ですが、彼女は独身時代、商社の営業部に属
していましたが、仕事の成績はつねに、恋愛の好不
調と比例していたそうです。
 これは、誰でも同様ですから特筆すべきことでも
ありません。

 どこの世界にも要領のいい人間がいますが、結婚
だけは要領の良し悪しだけでは幸不幸は決まりませ
ん。結婚後の家庭には必ず、幾度かは難局が訪れま
すが、要領のいい人は我慢が出来ず、要領の悪い愚
直な人ほど忍耐強く難局を乗り切って、幸せ度の高
い安定した家庭を築くケースが多いものです。
 これは、性格にもよります。
 出会って、数ヶ月で結婚をきめてしまうカップル
もあれば、つき合ってから十年もなるのに結婚でき
ずに、お互いの熱が覚めてしまうというカップルも
います。

 交際期間による結婚幸福度では、交際を始めて2
年以上3年未満で結婚したカップルがもっとも安定
度の高い家庭を築くといわれますが、たしかに1年
未満で熱い恋愛が持続中で愛情面では問題ないとし
ても、あばたも笑窪で相手のことをよく知らず、結
婚してから熱が冷めて冷静に見直したら、借金だら
けのつまらない男だったなどというケースもありま
すので、早過ぎる結婚も考えものです。
 とにかく、極端に短い交際期間での結婚は、相手
の本質を見ぬくことができずに、結婚後に問題を残
します。
 逆に、「長過ぎた春」の欠点は昔からいわれる通
り、恋愛感情が失せて友人のようになってしまい、
結婚しても家庭に新鮮味がないため、男女とも外で
ときめく恋があればたちまち浮気に走ってしまうと
いうマイナスのデータもありますので要注意です。

 こう考えると、理想の結婚には適度の交際期間を
経てお互いを知り、恋愛感情もほどよく熟したいる
時期が理想です。
 もちろん、交際を深めてみて理想どおりの相手な
ら問題ありませんが、付き合ってみたら理想とはほ
ど遠い相手だと知りながら、行き掛り上、結婚せざ
るを得なくて心のどこかで不安を抱えながら結婚・
・・これはいずれ破局がおとずれます。
 そうかといって、迷ってばかりでは婚期を逸して
しまいます。

 男女の仲には、結婚してみなければ分からない部
分もありますから、確かに「結婚は一種の賭けであ
る」という言葉があてはまる部分はありますが、幸
せな家庭を築くためには、その見えない部分を見定
めておかねばならないのです。
 それでも、結婚しても理解できないことも多いも
のです。
 恋愛感情の高まりから、情熱だけの勢いで結婚を
早めてしまった場合、情熱が覚めてから後悔するこ
とになります。そこで、人それぞれの性格から異な
る恋愛、結婚、再婚のチャンスを12支を見てみま
しょう。
 もちろん、既婚者の方も、ご自分の結婚の時期が
良かったのか悪かったかが分かります。

 下記は、前回の占い講座で載せた12支を参考に
しました。
  -----
 子年、相手に気配り小まめに奉仕。早婚吉。
 丑年、粘り強く求愛して好結果得る。晩婚吉。
 寅年、慎重に根回した上で目的果たす。並婚吉。
 卯年、気配り細やか、移り気が難点。晩婚吉。
 辰年、派手で高望みし過ぎる傾向あり。早婚吉。
 巳年、根気よく求愛し、粘り勝ち。晩婚吉。
 午年、明るく積極的な求愛で成功。並婚吉。 
 未年、豊かな感性で幸せを掴む。晩婚吉。
 申年、話題豊富な八方美人型でモテる。早婚吉。
 酉年、細やかに観察して相手を選ぶ。晩婚吉。
 戌年、几帳面、信頼されて愛情を確保。並婚吉。
 亥年、惚れたら周囲気にせず熱中。並婚吉。

 以上からみますと、それぞれが性格的には一長一
短があり、その長所を生かせば失敗はしないことが
分かります。
 恋愛でも結婚でもパーフェクトは望まず、70パ
ーセント以上の幸福度で満足する気持ちなら、結果
の如何を問わずに不満は残りません。失敗してもや
り直せばいいだけです。

 しかし、恋愛には別れが付きもの、恋の終りは恋
の数だけ、ともいいますが、恋愛上手は傷つかない
でいい想い出を残し、恋愛下手は心に深い傷跡だけ
を残します。
 なかには奇妙に不倫だけを繰り返す女性もいます。
 結婚願望が強すぎると、新たな交際が始まって恋
愛感情が熟す前に焦って結婚を迫り、相手に警戒さ
れてしまうタイプも恋愛下手で失敗しやすいもので
す。
 献身的すぎて、結婚がきまる前から甲斐甲斐しく
身のまわりの世話をやきたがるタイプも、あまりに
もお節介が過ぎると、相手に重荷をおわせ、結果的
に逃げたい気持ちにさせてしまうものです。
 そうかと思えば、遊びのつもりの交際から発展し
て、素晴らしい恋愛から花開いて結婚で実を結ぶ場
合もあります。
 結婚のチャンスには、タイミングというものがあ
り、そのタイミングを逃がすと、なかなかつぎのチ
ャンスがめぐって来ないものです。
 結論は、恋愛も結婚も「タイミングが大切」とな
ります。
              つづく

 では、次回をお楽しみに・・・・

      ---
 書店発売中の「坂本龍馬異聞」に続き「新撰組
3部作」を執筆中です。その内容を先にお届けし
ます。
 ホームページでも挿絵入りで連載を始めました。
        HPのURLは最後尾にあります。
      --

 新撰組ー異聞

(5)江川坦庵-3 

 噂によると槍を主武器にしていた八王子千人同心
にも鉄砲という跳び道具が配備されたらしいから、
もはや弓矢の時代ではないかも知れない。だからと
いって、庭に植えた矢竹は無駄ではない。戦場に命
を賭ける証しにも戦場で生き抜くための願掛けにも
なる。
 ここ数年、フランス、イギリス、ロシヤが日本各
地の沿岸に姿を見せ、食糧や水を求めて漁民を脅し、
強制的に異国の衣服や雑貨と交換させるという事件
が続発し、各藩の報告で幕府も対策に苦慮していた。
 そして、つい一ヶ月ほど前の嘉永六年(一八五三)
六月、突如、浦賀沖に現れたアメリカの黒船によっ
て国中が大騒ぎになり、異国との戦争に備えた俄か
造りの剣術道場が雨後の筍のようにあちこちに出来
ていた。
 この地方の半農半士の家々には先祖から受け継い
だ戦闘集団の血が脈々と流れていて、それが歳三を
も武術の鍛錬に駆り立てていた。
 歳三は甲州から秩父では甲源一刀流、上州では直
新陰流、川越では柳剛流、上州では一刀流の道場に
通ってその流儀を学び、さらに、姉の嫁ぎ先の佐藤
彦五郎宅の納屋を改造した道場では出稽古に来る近
藤周助の天然理心流を仮入門で学んでいるが、各道
場の空気は明らかに動乱の時代の到来を予測しての
激しい稽古になっている。
 この青梅村の吉野屋敷の道場に来たときは、歳三
は川越で学んだ柳剛(りゅうごう)流の切紙と称し
て立ち会ったが、すぐ道之助に「それは使わんでく
れ」と止められてしまった。
 柳剛流は、心形刀流を学んだ岡田寄良が編み出し
たという古武術で、小太刀も使えば二刀流も用いる
という臨機応変の流派で、居合い抜きや薙刀(なぎ
なた)もあり、棒でも杖でも何でも手当たり次第に
武器にする上に、取っ組み合いの柔術も得意とし、
関節をへし折り首も絞めるが、それだけではない。
臑(すね)を狙って斬るという一般には卑怯とされ
る手を使う。歳三がそれを披露すると道之助がこれ
を嫌った。
「ここは実戦じゃないからお手柔らかにな」
 歳三は、闘いに勝つために臨機応変、あらゆる手
を使う柳剛流こそ理にかなった実戦向きの剣法で、
この流派には卑怯などという言葉はない。生き残る
ためには道之助の嫌う品のなさなど気にもならない。
 どんな手でも使える柳剛流こそ真剣勝負での隠し
手と、歳三はおおいに気に入っていた。

 ただ、歳三に初天然理心流を学ばせようとする姉
ノブの夫の佐藤彦五郎や、その師の近藤周助には何
となく他流のことは言い損なっていた。多分、他流
を学んだなどと言ったら彦五郎に裏切り者扱いされ
て一生相手にされないだろう。
 この義兄の彦五郎屋敷に江戸から出稽古に来る宗
家の近藤周助という彦五郎の師も、歳三の稽古を眺
めて「基本だけをみっちり二年」と、基本型五本以
外は全く教えてくれず、ニコニコしているだけで何
の助言もないから腹が立つ。だから、義兄から近藤
周介への弟子入りを勧められても素直に「ハイ」と
は言えず、二年前から仮入門のままで天然理心流と
は疎遠になる。
 ある日、思い切って出稽古に来た近藤周助に「稽
古をお願いします」と頭を下げたら、気軽に立ち会
ってくれた。
 歳三が防具をつけて構えると、竹刀をだらりと下
げただけで「どこでも!」と言ったので、すぐに面
から打ちこんだが軽く竹刀で払われ、今まで他流で
学んだあらゆる手で攻めたのだが、ことごとく受け
られて自分からは打ち込んで来ない。ついに汗まみ
れの歳三が道場にへたり込んで荒い息を吐いて「参
りました」とは言ったが、一度も打ちこまれていな
いのだから明らかに引き分けだ。
 額に汗ひとつかいていない周助が、涼しい顔で言
った。
「歳三は、なかなか筋がいい。今度、息子が稽古に
来たら、みっちり基本から教わりなさい」
 まったく強いのか弱いのか分からない狸オヤジだ
が、歳三が一本も打ち込めなかったのだから弱くは
ない。歳三は改めて「この立ち会いは引き分けだ」
と、自分に言い聞かせて納得した。

                  つづく
      ---
 では、次回をお楽しみに・・・・
  ホームページは http://kaiundou.jp   です。
「お休み処」ー「村長の連載小説」ー「坂本龍馬」を!
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女性のための開運講座ー42&新撰組


 近年、高齢化問題は避けて通れません。
 私の介護生活も、もうすぐ4ケ月目に入ります。
 母はいま96歳、あと4年で100歳です。
 その4年が長いのか短いのかは分かりませんが、
4年ぐらいは何とかなりそうな気がします。
 一般的には、大変だとか悲惨とかいわれる介護生
活も、無知で初心者の私には喜劇としか感じられな
いことが多いから不思議です。
 それでも、介護とは「耐えること」と聞いていた
のですが、もう一つ大切なことに気づきました。
「人格やプライド」を捨てる・・・これをイヤとい
うほど知りました。それでも、人間性だけは失わな
いようにしています。

 それにしても介護しながらの仕事は時間が貴重で
す。1分たりとも無駄には出来ません。その上で、
心の余裕を失わないように心がけています。
 しかし、風呂を薬湯にしたり、インスタントコー
ヒーをドリップにしてみたり、CDのジャズをクラ
シックにしてもみました。でも、いけません。
 今は、番茶で演歌がピッタリの心境なのです。
 もしかすると、私は今、壮絶で素晴らしい体験を
しているような気がします。これで、一言でもグチ
を漏らしたら、きっとボロボロになって崩れそうな
気がします。

 弟の義父が逝去し、人材不足なのか請われて葬儀
委員長を頼まれました。
 しかし、母は私に依存して寄生虫のように離れよ
うとしません。妻ではダメなのです。
 それでも、法事だからと母を口説いて2泊のショ
ートステイに出かけてもらいました。毎週、金曜は
ラジオの準備で事務所に出ますので、いつもは週一
の1泊です。
 母は、いつも面倒を見てくれるヨシさんという若
い男性看護士がすっかり気にいってノリノリです。
 金曜の朝、いつものように母は笑顔で、翔裕園と
いう施設の迎車に乗ってお出かけです。
 金曜の通夜も無事に終わって、土曜の朝、葬儀に
出掛ける段になって園から電話です。
「心臓が痛いそうです。すぐ入院させて下さい!」
と、係のオロオロ声、母の容体がおかしいというの
です。園には医師はいません。
 あわてて葬儀の欠席を連絡し、すぐにも入院の手
続きをと、親しくなった訪問医に電話をすると、さ
すがに院長、全くあわてません。
「病院じゃなく家に連れ帰ってください。その頃、
訪ねますから」

 帰宅して、すぐ車にとび乗って豪雨の最中に園に
行き、個室で寝ていた母を車いすに乗せて車に運び、
看護師達が見守る中を家路に向ったのですが、なに
か様子がおかしいのです。
 車が走り出すと母がニコニコ笑っています。なん
と、帰宅したいための仮病だったのです。

 タイミングよく看護婦連れで現れた医師が、全く
あわてる風もなく言いました。
「ま、元気でよかったじゃないですか」
 母は言います。
「やっぱり、家のほうがいいねえ」
「イケメンのお兄ちゃんは?」
「今日は休みだって」
 これでは、初めての二日泊まりは無理です。
 なにもしない院長は、あきれ顔でお茶を飲んで帰
りました。
 予定狂いの不義理が、イケメン看護士さんの定休
のおかげとは・・・やはり介護は喜劇です。

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 さて話題を変えて、女性のための開運講座です。
 これは、恋愛、結婚、再婚に役立つ開運法です。
 途中からご覧の方は、遡ってご覧になってくだ
さい。勿論、男性が見ても役立つはずです。

 女性のための開運講座ー42 

 恋愛・結婚、さまざま模様-10

 前回は、12支からみた恋愛運でした。

 1、子は、神経を使って気配りする愛情運
 2、丑は、如才なく相手に尽す愛情運
 3、寅は、思い切った行動に出る愛情運
 4、卯は、軽い調子で密着する愛情運
 5、辰は、つねに新たな恋を求める愛情運
 6、巳は、根気よく粘り目的を果たす愛情運
 7、午は、情熱的で積極的に動く愛情運
 8、未は、情の深さを武器にする愛情運
 9、申は、あの手この手で説得する愛情運
10、酉は、親切奉仕で心をとらえる愛情運
11、戌は、忠実に尽して信頼を深める愛情運
12、亥は、一直線に夢中で突き進む愛情運

 こんな目でお相手を見ると面白いですね。
 せっかちなのは、辰、午、亥年生れのようです。
 じっくりタイプは、巳、酉、戌年生れ。
 熱いのは、寅、午、亥ですね。
 慎重なのは、子、丑、未です。
 軽いノリは、卯、辰、申年です。
 どのタイプが恋の勝利者になるかは相手次第、同
じタイプは、あまりよくないようです。
 
 さて、たかが12支と思わずに、少しだけでも知
識があると、結構、楽しめるものです。
 恋愛と結婚はもちろん、運勢の吉凶を知ることも
できます。
 例えば、平成22年(H22年2月3日まで)の運勢
と、平成23年(H23年2月4日からH24年2月3日まで)
の運勢をみてみます。
 自分とその年の12支をみれば一目瞭然です。
 残り少ない今年と、来年の運勢を比べてみます。
 吉凶は◎大吉5点、○小吉3点、□まずまず1点
 △注意ー1点、X凶ー3点、とします。

 平成22年は寅年、平成23年は卯年です。
 1、子は、寅と□、卯とは△で、2年で0点。
 2、丑は、寅と○、卯とは□で、2年で0点。す。
 3、寅は、寅と◎、卯とは○、2年で0点です。
 4、卯は、寅と○、卯とは◎、2年で8点です。
 5、辰は、寅と□、卯とは○、2年で4点です。
 6、巳は、寅と△、卯とは□、2年で0点です。
 7、午は、寅と◎、卯とは△、2年で4点です。
 8、未は、寅と□、卯とは◎、2年で6点。す。
 9、申は、寅とX、卯とは□、2年で-2点です。
10、酉は、寅と□、卯とはX、2年で-2点です。
11、戌は、寅と◎、卯とは□、2年で6点です。
12、亥は、寅と△、卯とは◎、2年で4点です。

 以上から、今年は寅、午、戌が大吉。
 来年は、卯、未、亥が大吉となります。
 二年続いて運気好調は、卯、未、戌となります。
 反面、二年続いて弱運は、申、酉となります。
 但し、この申と酉は再来年からは絶好調です。

 この運気の吉凶は愛情面でも反映されます。
 相手も自分も得点が高く、相性得点もよければ
問題はありませんが、相性得点も年運点数も低い
同士が付き合っている場合は、トラブルを避ける
ためにも慎重な言動が望まれることになります。
 相手も自分も運気がよければ、いいのですが、
お互いに不調のときに出会って、しかも相性が悪
かったら、折角の恋愛のチャンスも結果オーライ
とはならない可能性もあります。
 しかし、運勢は変るもの・・・縁がある仲であ
れば多少のことは乗り越えて結ばれます。
 それを信じて、じっくりと交際してみるのも将
来のために必要かも知れません。
 そう考えて、12支でみた平成22年からの5
年間の運勢も載せますので参考にしてください。
 
   平成22、23、24、25年、26年。
      寅  卯   辰  巳   午 
 1、子は、□1、△-1、◎5、□1、X-3点
 2、丑は、○3、□1、△-1、◎5、□1点
 3、寅は、◎5、○3、□1、△-1、◎5点
 4、卯は、○3、◎5、○3、□1、△-1点
 5、辰は、□1、○3、◎5、○3、□1点
 6、巳は、△-1、□1、○3、◎5、○3点
 7、午は、◎5、△-1、□1、○3、◎5点
 8、未は、□1、◎5、△-1、□1、○3点
 9、申は、X-3、□1、◎5、△-1、□1点
10、酉は、□1、X-3、□1、◎5、△-1点
11、戌は、◎5、□1、X-3、□1、◎5点
12、亥は、△-1、◎5、□1、X-3、□1点

  この5年間の運勢得点の合計は?
 子3、丑9、寅13、卯11、辰13、巳11、午13、
 未9、申3、酉3、戌9、亥3点となります。
 
 以上からみて、今年を入れて12支からみた5
年間の運勢順位は、1位が寅と辰と午の13点とな
り、2位は卯と巳、3位は丑と未と戌、4位は最
下位並びで子と申と酉と亥・・・私は亥です。
 それでも、どの星も大吉年が5年に1度か2度
は巡ってきますので、そこで大きく幸運を蓄えて
おき注意年に小出しにして落ち込みを防ぐことに
なります。
 私の場合は平成23年が大吉年ですから、せい
いっぱい楽しく過ごして運気を高めておくことに
します。
 あなたも是非、ご一考ください。
              つづく
 では、次回をお楽しみに・・・・

      ---
 書店発売中の「坂本龍馬異聞」に続き「新撰組
3部作」を執筆中です。その内容を先にお届けし
ます。
 ホームページでも挿絵入りで連載を始めました。
      ---

 新撰組ー異聞

(5)江川坦庵-2 

 天保七年の大飢饉に起こった甲州百姓一揆の暴動
の波を、坦庵と弥九郎の指揮する農兵隊が峠道で食
い止めて一歩たりとも多摩に入らせなかったのだ。
 それからすでに十七年の歳月が流れている。
 小田原北条の重臣の子孫である江川担庵が、北条
の落武者が隠れ住んで土着した多摩の農民を武力強
化しようとする意図は、歳三にも理解できた。
 その代官・江川坦庵も病に倒れて病気療養中で、
残された膨大な職務をわずか十五歳の長男の江川英
敏が代行してなんら問題ないと聞く。
 江川英敏が、かなり聡明な跡継ぎであるのは間違
いなさそうだ。
 坦庵によって苗字帯刀を許され、半ば公然と武技
を推奨された名主は競って道場を開き、剣術の師を
出稽古に招いて武術の鍛錬に励むようになったから、
多摩の農民の剣技はたちまち千人同心をしのぐ勢い
になっていた。

 とくに、将軍家直轄の天領である多摩の村々は、
幕府にとって貴重な軍馬や食料の供給地として特別
な扱いになっていただけに、武士以上に学識力も剣
技にも優れた農民が続々と輩出される気配があった
のだ。
 しかも、多摩は太閤秀吉の「刀狩り令」からも逃
れているだけに、先祖が武田や北条の落ち武者の多
い各家々の倉庫には、刀剣や槍、鎧兜の武具などが
眠っている。歳三の家の土蔵にも、いざ戦場となれ
ばすぐにでも戦いに参加できるだけの武具や馬は揃
っていて、いざ戦さとなった時の武具にも不自由が
ない。
 どの村の名主も庭や納屋を道場にして、外部から
名ある剣客を招いて自から学び、村人を集めて武技
の研鑽に励む。これが多摩の村々で武士より強い百
姓町民を生む一因となっている。

 歳三の家には、国家統一を狙う秀吉の大軍と対峙
した北条氏政からの軍事協力を求めた先祖への督促
依願状がある。それによると、小田原城存亡の時を
迎えて、土方弥八郎、土方平左衛門、土方善四郎、
土方越後など土方一族の三沢十騎衆宛てに、多摩周
辺の村の若者を集めて至急参戦するようにというも
のだ。十騎衆といっても当時は八騎に減っていたの
だが、小田原城主北条氏政の多摩の農兵騎馬隊への
期待の大きさがよく分かる。

 その多摩への期待は、時代を経ても代わることが
なく続き、今また再び農兵の組織化が図られている。
歳三は我が家の祖が、中世の武蔵七党最強軍団とし
て源氏に与して鎌倉幕府の擁立に力を貸し、関ヶ原
以降は三沢村の土方系地侍を中心に結成した三沢十
騎衆の棟梁として、劣勢の小田原勢に肩入れして太
閤の大軍相手に勇猛果敢に戦場を駆け巡っていたの
を、幼い頃から聞かされて育ち、いつの日か戦場で
手柄を立てて武士より強い農士がいることを思い知
らせたい。
 そのためにも、戦って勝ち残るためにも誰にも負
けない強く逞しい心と剣技が必要なのだ。
                  つづく
      ---
 では、次回をお楽しみに・・・・

女性のための開運講座ー41&新撰組


今年のノーベル平和賞に、日本の二人の化学者
が受賞するという快挙を成し遂げました。
 これで、日本人のノーベル賞の受賞者は18人
に達したそうですが、素晴らしいことです。

 この日本の偉大なお二人に加えてアメリカの化
学者との三人の共同研究は、すぐにでも実業の世
界で生かせそうな気がします。
 私ごときでさえ「これは凄い!」と、思わずテ
レビでの談話を食い入るように見つめてしまいま
した。
 有機化合物の合成にパラジューム触媒を使って
クロスカップリングに応用し、アルミニューム化
合物への反応などを研究していることが分かった
からです。

 零細企業の私の会社(花見化学)は、アルミニ
ューム化合物に反応させるために、ニッケル触媒
やコバルト触媒を原材料に用いた方法で自社製品
を作って全国やアジア各地に販売していますが、
肝心のニッケル、コバルトなどのレアメタル類が
中国の寡占化と輸入制限や製造調整によって希少
化し、価格が信じられないほどに高騰し、品薄と
採算ベース超えで、顧客からは矢の催促です。

 そんな状況だけに、これは朗報! と、思った
のですが、今回受賞した研究テーマが当社の製品
とは何の関連もないと分かって一気に肩の力が抜
けました。
 しかし、世界の誰もが思いつかなかったことを
50年も研究し続けて成し遂げるとは、全く素晴
らしいことです。
 まさしく「継続は力なり!」ですね。
 凡人の私としては、このブログだけでも、です。

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 さて話題を変えて、女性のための開運講座です。
 これは、恋愛、結婚、再婚に役立つ開運法です。
 途中からご覧の方は、遡ってご覧になってくだ
さい。勿論、男性が見ても役立つはずです。

 女性のための開運講座ー41 

 恋愛・結婚、さまざま模様-9

 この講座では、結婚を前提にした交際には、家庭
環境、収入を含めた仕事環境などの「身元調べ」か
ら、趣味や考え方を含めた「性格診断」までをお勧
めして、「失敗しない恋愛と結婚法」を提案しまし
た。
 人は、それぞれ、恋愛をするにしても結婚に対し
ても、独特の考え方やスタイルをもちます。
 ある人は恋をすると、たちまちムキになって見栄
も外聞もなく昼も夜も、エゴまる出しで攻勢をかけ
ますし、ある人はじっくりと相手の気持ちが盛り上
がってくるのを待つ粘り強さを見せたりします。
 なかには、惚れたら夢中で後先も考えずに結婚、
お互いの性格や考え方の違いで愛も冷め、気づいた
ときには離婚話。こんな例はいくらでもあります。

 幸せな結婚を目ざすためには、自分のことも相手
のこともよく知ることが大切です。
 理想の結婚は、相思相愛の交際中にお互いの性格
や生活環境の違いを理解し、その上で「機が熟す」
のを待って結婚、これなら失敗はまずありません。
 ときには、初歩的な占いの一つである12支など
を活用することで、お相手の気持ちや性格を少しは
理解することも出来るものです。
 理由は、幼い時から「寅どし」などと言われて育
つため、ごく自然に12支それぞれの気質が身につ
いてくるからです。
 12支は、四千年も前の古代中国の時代から、日
暦の記号として使われてきました。それが、いつの
間にか、占いにも使われてきたのです。
 日本でも、遣唐使によって中国から持ち込まれた
天平の時代から12支を用いるようになっています。
 12支は、占いとしてではなく日常的に庶民の間
でも使われるようになっています。
 今では、西洋の星占いの12星座と東洋の12支
での自分の星は、常識的に誰でも知っています。
 12支を知っていると、本格的な占いを学ばなく
ても、表面に出ない潜在的な気質を知る手がかりに
もなります。さらに、お相手の性格や相性、良縁の
来る方位、旅行、転居などの吉日選びなどにも応用
できます。
 12支の性格、出し方については前述しました。
 再度載せますので、ご自分とお相手の12支だけ
でも記憶しておいてください。

(1)12支ごとの性格
 1、子(ね)は、神経繊細で清潔好きな奉仕家
 2、丑(うし)は、如才なく根気もいい努力家
 3、寅(とら)は、度胸よく行動力ある行動家
 4、卯(う)は、陽気で明るく気が多い社交家
 5、辰(たつ)は、新し物好きで敏感な研究家
 6、巳(み)は、自分の立場にこだわる努力家
 7、午(うま)は、派手好きで行動的な社交家
 8、未(ひつじ)は情感豊かな芸術好き人情家
 9、申(さる)は、頭の回転早く器用な応用家
10、酉(とり)は、人に親切で奉仕的な節約家
11、戌(いぬ)は、責任感強く几帳面な堅実家
12、亥(い)は、何でも熱中すぐ冷める激情家

 生年月日を知れば12支はすぐ分かります。
「昭和は+2、平成は+5、12の倍数を引く」
 これだけです。

 例えば、パーテイで素敵な人と知り合ったら、
まず生年月日を聞きます。
「昭和46年3月xx日・・・」
 と聞いたら、すぐ頭の中で次の計算をします。
(46+2)ー36(12x3)=12で亥。
「亥年? すぐ夢中になって突き進みますね?」
 これで相手はビックリ、一目置かれます。
 多分、熱しやすく冷めやすいタイプです。
 このように、相手を知るのに役立ちます。
「昭和50年5月xx日」なら、+2です。
 52(50+2)ー48(12x4)=4で卯。
 卯年は、明るい社交家ですが移り気が心配です。

 ただし、節分の2月3日までは前年扱いです。
 占いでは、立春の2月4日がスタート日です。
 これは、東洋の占いの共通の約束事です。
 したがって、
 昭和54年2月1日生れは、前年でみます。
(53+2)ー48(12x4)=7で午です。
 同様に、昭和60年1月生れは前年でみて、
(59+2)ー60(12x4)=1で子です。
 なお、2月3日生れまでは前年でみます。

 平成生れは+5です。
 例えば、
 平成元年3月は、(1+5)=6で巳です。
 平成4年5月は、(4+5)=9で申です。
 平成14年はは、(14+5)=19 
         19-12=7で午です。
 2月3日生れまでは前年でみますので、
 平成18年1月生れは、前年の17年でみて、
(17+5)-12=10で酉となります。

 これで12支からみた運勢も分かります。
 例えば、恋愛運ですと、
(2)12支ごとの恋愛運
 1、子(ね)は、神経を使って気配りします
 2、丑(うし)は、如才なく相手に尽します
 3、寅(とら)は、思い切った行動に出ます
 4、卯(う)は、軽い調子で密着してきます
 5、辰(たつ)は、つねに新たな恋を求めます
 6、巳(み)は、根気よく粘って目的達成です
 7、午(うま)は、情熱的で積極的に動きます
 8、未(ひつじ)は、情の深さを武器にします
 9、申(さる)は、あの手この手で説得します
10、酉(とり)は、親切奉仕で心をとらえます
11、戌(いぬ)は、忠実に尽し信頼を深めます
12、亥(い)は、熱い愛情で目的を果たします

 と、こんな目で身近な男性をみてください。
                 つづく
 では、次回をお楽しみに・・・・

      ---
 書店発売中の「坂本龍馬異聞」に続き「新撰組
3部作」を執筆中です。その内容を先にお届けし
ます。
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 新撰組ー異聞

(5)江川坦庵-1 

 代官の江川家と親しい吉野文右衛門は、政情にも
多摩の歴史にも詳しい。 
 文右衛門は、今、日本は異国の列強からの脅威に
さらされている、と歳三に言った。
 明和八年(一七七一)に台風で難破したロシア船
が阿波に漂着して以来、異国の大型捕鯨船団が日本
近海に出没し、侵略の危機を感じた幕府は、文政八
年(一八二五)に異国船打払令を出して各藩に沿岸
警備と軍備の強化を促した。

 天保六年(一八三五)、三十五歳で伊豆韮山の代
官になった江川太郎左衛門英龍・通称坦庵は、支配
下の伊豆、相模、多摩地区の平和と自衛のための武
力強化に心を砕いていた。
 坦庵は、神道無念流の達人岡田十松の弟子だった
が、同門で十代の頃から共に修行した親友の斎藤弥
九郎を、江戸屋敷詰書役として招いた。
 坦庵は、師の遺言で神道無念流を継いだ斎藤弥九
郎に肩入れして資金を提供し、江戸九段下の飯田橋
まな板橋に剣術道場「練兵館」を開かせ、あらゆる
協力を惜しまなかった。
 弥九郎もまた年齢こそ自分より三歳下だが博識で
情に篤い解明派の坦庵を尊敬し、いつでも命を投げ
出して尽くすつもりで手足となって働いた。

 坦庵は以前から海防の重要性を考えていたが、闘
う本能を忘れた形だけの武士では国土は守れぬと考
え、昔から自主自衛の気質をもつ多摩の各名主を通
じて農民に剣術を推奨し、いざという時に備えた農
民の次男以下による農兵隊をも密かに計画し、それ
を弥九郎に図った。多摩各地の名主を弥九郎の弟子
にして、農民の子弟にも剣術を習わせる策を考えた
のだ。
 担庵は、本拠の伊豆から相模、駿河、甲斐、武蔵
の二十六万石という広大な天領を支配下に有するだ
けに、多摩にまでは滅多に出て来ることも無いと思
われがちだが実情は違っていた。
 十三歳から神道無念流を学び学問にも通じた坦庵
は、冬でも家では足袋を履かず、一汁一采の食事に
単衣の着物と自らは贅沢は一切せず、それを人に強
要しない生き方をしていたから、どこにでも気軽に
出かけ寺の軒下で一夜の宿をとることもある。

 その代官・江川坦庵が腹心の斎藤弥九郎と商人姿
に変装し、二人で刀剣商の主従を装って甲斐、秩父、
多摩と各地の軍備や人心の状況を見て回ったことも
ある。甲斐などは博徒の横行などで治安も悪く、現
状ではいくら軍律を厳しくしても幕軍の主力にはな
り得ないのを認めて慨嘆した。
 だが、その坦庵と弥九郎の失望感は、多摩を巡っ
て払拭されたらしい、と、文右衛門は昔話を歳三に
語ったことがある。

 商人姿の坦庵と弥九郎は、多摩のあちこちの名主
屋敷の庭先で実戦さながらに木刀で激しく打ち合う
農民達を見て驚き、詰問すると、そのいずれもが天
然理心流という剣術の流派を口にし、出稽古には島
崎周助という若い師範代が来ると聞き、安堵したと
いう。
 まだ若かった文右衛門に、その多摩での印象を語
った弥九郎の談話が歳三にも伝えられている。
「江戸の町道場の仕官用剣術など所詮は竹の棒と防
具の遊び、いずれ実践本意の農民の木刀に叩き潰さ
れるでしょうな」
 その後、坦庵と弥九郎は自分達の学んだ神道無念
流の多摩進出は封印し、各名主の学ぶ天然理心流に
協力して小規模の農兵隊を編成した。
 その効果は直ぐに表れた。
                つづく
      ---
 では、次回をお楽しみに・・・・
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女性のための開運講座ー40&新撰組


 海外渡航は成田空港、国内航空は羽田空港と分
けられていた垣根が取り払われ、いよいよ首都圏
空港も戦国時代に入りそうな気配です。
 アジア各地のLCC(格安航空会社)は、圧倒
的に羽田空港の発着を希望し、羽田空港の拡張を
希望しています。
 長女(夫は花見化学取締役、孫娘が二人)家族
がハワイ旅行から帰ってきて3日の日曜日、いっ
ぱいの土産を抱えて我が家に表れました。
 丁度、長男家族4人や末娘が来ていて、老母を
入れて総勢で12人、賑やかな食事になりました。
 家族の誰かが海外に出ると、必ず話題に出るの
は「成田は遠すぎる、羽田ならもっと便利なのに」
です。全く、その通りです。
 それでも、近いうちに羽田から海外に飛べる日
が来そうです。そうなれば孫の送迎にも付き合え
るようになりますし、自分もまた海外に出かける
気になるかも知れません。

 ワイキキのホテルに泊り、レンタカーで島めぐ
りをしたり、海水浴や観光、ショッピングなどハ
ワイの想い出の詰まった、それぞれのデジカメや
携帯からICチップを取り出して、5日ほどのハ
ワイツアーの想い出写真を全部で700枚ほど、
印刷し上げて、外野からいちいち質問が出るから
長女や孫が一生懸命説明し、それが面白いもので
すからみんなで歓声を上げて大騒ぎです。
 私はもう海外旅行には縁がないとは思いますが、
孫達が思いっきり楽しく遊んだ話を聞くことは、
実に楽しいことです。
 それ以上に嬉しいのは、老いた母が一緒になっ
て孫や曾孫に混じって喜んでいる姿を見たことで
す。
 こうしていると、わが身はどうなろうと周囲の
喜びを見ることが、自分の生きている証しのよう
に思えてきて、現状で満足・・・家族や一族だけ
でなく、世のため人のために楽しんで生きようと、
ますます無欲になってゆくのを感じます。

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 さて話題を変えて、女性のための開運講座です。
 これは、恋愛、結婚、再婚に役立つ開運法です。
 途中からご覧の方は、遡ってご覧になってくだ
さい。勿論、男性が見ても役立つはずです。

 女性のための開運講座ー40 

 

 恋愛・結婚、さまざま模様-8

 

 結婚を前提にした交際は「身元調べ」が大切、
ということで、お相手の「免許証」で本名、生年
月日、本籍、住所、免停歴が分かります。
 もちろん、小さな違反は記載されませんが、優
良の金文字入りの5年間有効のゴールド免許以外
は、何らかの交通違反があったことになります。
 本籍地は必ずしも出身地とは限りません。
 父親の出身地である場合、そこには家も存在し
ないケースもままあり、将来、帰郷や田舎暮らし
を夢みても無理ということになります。 
 さらに、下調べでお相手の学歴、職歴、婚歴の
有無、長男か次男か、家を継ぐか継がないか、結
婚後の同居家族の有無、年収、借金の有無に加え
て、恋愛歴も知る必要があります。
 まれには、別居中の妻と家庭裁判所で離婚調停
中の男が、婚歴を隠して再婚相手を探している網
に掛って抜き差しならなくなった女性もいます。
 婚歴はなくても、恋愛暦を隠す男女は沢山いま
す。
 持ち物や古着を大切にする倹約家の人は、男も
女も、交際中の相手に物足りたくても、新たな恋
人が出来てもなかなか捨てきれません。新たな交
流が始まっても暫くは二股交際を続ける傾向があ
ります。これは危険です。戻るべき相手がいるか
らです。こんな男とは早く別れることです。

 とにかく、恋愛と結婚では天と地ほどの差があ
ります。恋愛は相思相愛だけで成り立ちますが、
完璧に近い結婚を目指すのであれば、越えねばな
らぬハードルはいっぱいあります。
 先祖代々の宗教の違いも溝は深いものです。
 夫が浄土真宗で妻がクリスチャン、あるいは
熱烈な恋愛で結婚話が出て、相手の男性が熱狂的
な新興宗教信者であることを両親に話したら、両
親が怒り狂って、そんなヤツと結婚するなら勘当
だ、と言われた女性もいます。この話は、男性側
が硬化して、女性よりも宗教を優先すると宣言し
て破談になりましたが、趣味や考え方の違いでも
同じようなことは起り得ます。

 趣味が競馬・競輪・競艇・パチンコなどギャン
ブル全般という男と結婚するには、貧乏と借金は
覚悟しなければなりません。そうまでして、結婚
する価値があるかないか・・・考える価値もない
と思いますが、そんな男と結婚する女性がいたら
それこそ負けを覚悟の究極の女性ギャンブラーで
す。

 ついでに触れますと、結婚を意識したら事故時
や病気での輸血のために血液型も知っておく必要
がありますし、健康や着衣の購入などのために、
身長、体重なども知っておきたいところです。

 新婚生活で最初に戸惑うのは食事の好みの違い
です。
 女性が東北出身で辛味好き、男性が関西出身で
薄味好み、このようなケースは結構多いものです。
 それでも、愛情濃度の濃いうちはお互いに我慢
できますが、愛情のかけらもなくなると外食に走
りますから、味の違いや料理の好き嫌いは致命的
です。
 死ぬほどのニンニク嫌いとニンニク大好き人間
とでも、まったく相容れません。
 これは、ウナギ、天プラなど脂っこいもの大好
き男性と、淡泊味好みの女性の場合も同様です。
 頭のついた生魚を捌くのが苦手の女性もいます。
 死んだ魚が白い目で睨むから怖いのと、魚の身
を開いて内臓や骨を抜くだけで吐くという女性も
います。こなると食卓に出る料理も偏ります。
 料理嫌いの女性が何とか結婚まで漕ぎつけた場
合、離婚を避ける唯一の方法は、相手が自分に惚
れて入るうちに台所に押しこんで、レシピ片手に
料理づくりに励んで頂くのが最善です。
 時間の関係でそれが無理なら、外食優先にして
家ではレトルト食品などで手間を省くしかありま
せん。もちろん、これではいつか食生活に飽きが
きます。その頃は多分、結婚生活にも飽きがきて
いますから離婚も成り行き任せとなるはずです。

 相思相愛で結婚して金婚式まで挙げた男性が、
なんと自分だけ凝ったダンスが縁で不倫に走り、
いい年をして奥さんに多額の慰謝料を請求され
て離婚され、哀れな老後を迎えたケースがありま
す。
 これなど、奥さんもダンスに誘っていれば問題
なかったのに大きな間違いで、老後の幸せを失っ
てしまったようです。
 以上から考えても、結婚に対する思い入れによ
って、これらの項目の要不要がきまるのは当然です。
 とはいえ、自分にピッタリの相手を、しかもた
った一人だけに絞りこんで選ぶのですから、行き
当たりばったりでは失敗は目に見えています。
 だからこそ、誰にでも理解できる「失敗しない
恋愛と結婚法」が必用なのです。
                 つづく
 ではまた、次回に・・・

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 書店発売中の「坂本龍馬異聞」に続き「新撰組
3部作」を執筆中です。その内容を先にお届けし
ます。
 ホームページでも挿絵入りで連載を始めました。
      ---

 新撰組ー異聞

 

(4)大伝馬町・伊藤呉服店-4

 

 店内での不祥事は赦さぬ、と、日頃から伝兵衛は
言っている。これを考えると、お絹は磯吉との仲を
隠し通さねば、磯吉の暖簾分けも危うくなる。
 そうなれば、呉服屋のおかみさんになる自分の夢
も潰えてしまう、お絹はとっさの判断で、磯吉を救
う手を考えたのだ。
 店を辞めても立場は変わらない。子供を産んで磯
吉の自立を待てばいいだけだ。歳三は事態が飲み込
めず、ただ呆然と手も触れたことのないお絹を眺め
ているだけだった。
 お絹は、ちらと磯吉に視線を投げてから敢然と主
人の伝兵衛の顔を見た。
「この子の誘いに負けたあたしが悪いのです。責任
をとってお暇を頂きます」
 だが、お絹の策は実らなかった。生真面目な磯吉
はお絹の芝居を見抜けなかったのだ。お絹が目で合
図したのだが、それも自分が馬鹿にされたと勘違い
したのか、日頃の温厚な磯吉とは思えぬほどの怒り
で、お絹と歳三を罵倒した。それは、お縞や伝兵衛、
千代の怒りをも吹き飛ばす勢いだった。

「二人揃って私を馬鹿にして。旦那さんが赦しても
この私が勘弁できん。さっさと、この店から出てっ
てくれ!」
 お縞も怒ったが、磯吉の怒りに代弁されて逆に落
ち着きをとり戻していた。千代は無言で泣いている。
伝兵衛が落胆した様子で言った。
「わたしたち夫婦はね。磯吉に店を出させたら、歳
三を婿養子にとも思っていたんだ。恩を仇で返され
て、わたしは口惜しいよ。この若さでお絹なんかに
手を出しおって」
 お縞が吐き捨てるように言った。
「これで振り出しに戻りましたね」
 伝兵衛が寂しそうに言った。
「二人とも給金は払うから、さっさと荷物をまとめ
て出てっておくれ、もう顔を見るのも嫌だよ」
 結末は惨めだった。歳三が荷物をまとめて出て行
くときも誰も見送りに出なかった。それでも、千代
が泣きながら走り出て、潤んだ目のまま囁いた。
「あなたの裏切りは一生許しません。でも、おなか
の子は産みます」
「おなかの子?」
「ウソです。もしもの話です。あたしだったら一人
で立派に育てると言いたかったのです」
 あの時の胸の痛みを思い出すと今でも腹が立つ。
悪いのは自分じゃないが、言い訳をしたら、お互い
が自説を主張してもっと醜い修羅場になっていたは
ずだ。それだけは避けたかった。

 帰宅して兄の喜六に解雇の理由を問い詰められて
も沈黙を通していたら、店の伊藤伝兵衛から飛脚便
で、一両に満たないが給金と手紙が届いた。そこで
手紙の内容で「お絹という女を孕ませた」という解
雇の理由が喜六の知るところとなった。
「まったく呆れたヤツだ。女中なんかに手を出しお
って」
 結局、兄は激怒したが「男は責任を持たねばいか
ん。ナカには内緒だぞ」と、手文庫の底から金銀合
わせて五両を出して来て紙に包んで手渡し、「これ
で詫びて来い」と言った。
 疲れてはいたが遠路をまた江戸に戻る道々、歳三
は千代を想った。なにか伝えねばならないが何を言
えばいいのか? 真実が信じて貰えないのは辛いが
言い訳はしたくない。道々、悩んでる間に店に着い
た。
 ただ、無性に自分が情けなく、早く帰りたい一心
で言葉は上手に出なかった。
 無愛想に出て来た伝兵衛と磯吉の前で、「不始末
を詫びます。これで堪忍してください」と、意に反
した言葉が口を突いて出たのに自分が驚き、頭を下
げて五両を置くと、背に浴びせられる二人の怒声を
振り切って早足で帰路についた。千代の姿を見なか
ったのは心残りだが、それでよかったのだ。
 これが十七歳の苦い思い出だった。
                つづく
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 では、次回をお楽しみに・・・・
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