女性のための開運講座ー67&新撰組


 季節はやや春めいてきました。
 最近、築地の魚市場は外国人の観光ツアーに組み
込まれたようです。一時はアメリカ人が目だった築
地も今は中国人観光客の天下です。
 昼時、来客があって行きつけの寿司屋さんに行く
と満員です。大声で飛び交う言葉は中国語、われわ
れは奥座敷も諦めてカウンターで食事です。
 寿司屋ですからカウンターでいいのですが何だか
肩身が狭い思いです。これは、銀座も新宿も同様、
中国人が舗道をふさいで悠々と団体で銀ブラです。
 いまや、中国の観光客なしでは銀座の商店街も秋
葉原の電器街も成り立ちません。両手に抱えきれな
いほどの電化製品を抱えた中国人で、昼間の地下鉄
も満員のときがあります。
 それだけではありません。
 都心の土地が、次々に中国の新興成金に買い占め
られています。長期不況で資金繰りに行き詰った不
動産業者が、次々に優良物件を手放しているのです。
 今や、銀座の一等地の殆どが中国人の手に落ちて
います。
 この日本の国力の衰退ぶりと、中国の躍進の勢い
の差は誰の目にも明らかです。これを、政治の貧困、
政府の無力、力強いリーダー不足のせいにするのは
簡単です。しかし、こんな政府の誕生を見抜けずに
1票を投じた自分にも責任があります。
 まさか、こんなに情けない国になるとは誰も予想
していなかったはずです。これでは、大学入試カン
ニングでエゴ丸出しの若者を責めることも出来ませ
ん。
 この国が今後どうなるか・・・中国に呑み込まれ
て属国になるしかないのか? あるいは、ハワイの
ように日本州としてアメリカ合衆国に吸収合併され
るのか?
 それを自分の天命のある間、見ないで済むことを
祈るのみです。
 それとも、救国の救世主として偉大な政治家が現
われて国力を再興するか?
 これは、生きて見届けたいものです。
                   つづく  
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 さて話題を変えて、女性のための開運講座です。
 これは、恋愛、結婚、再婚に役立つ開運法です。
 途中からご覧の方は、遡ってご覧になってくだ
さい。勿論、男性が見ても役立つはずです。
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 女性のための開運講座ー67 

 恋愛・結婚、さまざま模様
 美しくなる秘訣

 2、心のバランスを取り戻す方法-2

 人は気分によって、その都度好みは変わりますが、
基本的には好きな音を聞くことでリラックスできま
す。その反対に、変わった音を聞いて気分を変える
こともできます。
 小鳥のさえずりを聞けば、さわやかな朝の気分で
気持ちを明るく引き立てることができますし、元気
の良いマーチは勇気を与えます。虫の声のセレナー
デや静かな音楽は静かな夜を思わせ、気持ちを落ち
着かせ、心にやすらぎを与えます。列車の音や漁港
のざわめき、波の音は旅への郷愁をかきたて、現状
から遊離されたい気持ちになります。
 以前、人はリラックスしたい時、どのようなイメ
ージを描くかという調査をしたことがあります。
 ここでもはっきりと、小高い丘から海を眺めてい
る景色、高原の緑いっぱいの景色と大きく2つに分
かれました。さらに同じ海でも、朝日が昇る海、夕
日が沈む海、サンサンと太陽が輝く南国のコバルト
色の海と風景や時間的経過にも好みがあるのがわか
りました。
 山の景色はというと、せせらぎのある草原、緑の
中に花がいっぱい咲いている丘陵、湖の見える丘と
それぞれありましたが、日差しは太陽の明るい春、
または夏ということで、秋冬の紅葉、雪景色はあり
ませんでした。
 自分をリラックスさせる自然のイメージでもこの
ように好みが出るわけですから、音楽によるリラク
ゼーション作用の個人に及ぼす影響を統計的に整理
することができるのは当然です。そこから私の音楽
療法の発想が生まれました。
 30年ほど以前、アルファー波脳波計を用いて、
リラックスするのに最良の音楽を求め続けました。
「心の健康には音楽を」の信念のと主張するクラシ
ック選曲もできましたが、それでも不満が残り何度
も作曲家に依頼し、そして、私の長年の夢は叶えら
れました。
 すべての人に共通するイメージトレーニングに最
適な音楽も今は安心して推奨できます。この音楽を
通じて、同じ共感が得られるという確信と喜びが、
さらに未来への希望を生みます。かつて、そんな音
楽を世の中に提供したことがあります。
 ここで「心身のバランスをよくする音楽療法」の
3つのポイントをあげます。
 あなたに一番合うのは、次のどれですか?

1、リラックスする海や山、川の音などを聴きなが
  ら、楽しいことを思い浮かべると、ストレスが
  解消できて、身も心も軽くなる。
2、リラックスするバロック音楽や、好きな音楽を
  聴きながら好きな景色を思い浮かべると、身も
  心も軽くなる。
3、好きな音楽や自然音を聴きながら好きな人と過
  ごすことを想うと、身も心も軽くなる。
    と、なります。
             つづく
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 書店発売中の「坂本龍馬異聞」に続き「新撰組
3部作」を執筆中です。その内容を先にお届けし
ます。
 ホームページでも挿絵入りで連載を始めました。
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 新撰組ー異聞

 第二章 勝太の心象風景

(12)くされ縁ー2-1

 原田忠司が振り向いて、手招きをする。
「若い二人、こっちへ来て仲間に入れ。勝ち負けな
んか気にするな」
 二人の会話を聞いていた小島鹿之助が笑った。
「トシが逆立ちしたって、若先生には勝てんよ」
 福田平馬が鹿之助をたしなめた。
「いや、この歳三ってやつは底が知れん。頑張れば
勝太といい勝負になるぞ」
 小島道場の弟子達も集まって酒宴となり、剣術談
議に花が咲いた。
 歳三が言った。
「勝つために手段を選ばぬ天然理心流なら、オレの
性に合うな」
「きちんとした技も使うぞ」
 勝太が応じたのを聞いて福田が笑った。
「勝太はスッポンだ。食いついたら相手を倒すまで
放さんからな」
 勝太がすかさず話題を変えて、先輩二人を褒めた。
「さすがに兄弟子、まさか真剣で立ち会うとは思わ
なかったです」
 それを聞いた鹿之助が口をはさんだ。
「真剣って? もちろん刃は潰してありますな?」
 福田平馬が平然と手で顎を撫でた。
「髭も剃れますぞ」
 鹿之助の顔から笑みが消えた。
「福田さん。そんな危ないこと、誰とでも試すんで
すか?」
「原田とだけですよ。島崎や師匠が相手じゃ殺され
ますからな」
 勝太が感心したように頷いた。
 自分も、このような深い信頼関係を持てる相棒が
欲しい、と思って横を見ると歳三が、我れ関せずと
いう顔で酒を飲んでいる。
 勝太の心を呼んだのか、ふと歳三が顔を上げてぼ
そっと呟いた。
「カツさん。いつか我々も真似してみますかね?」
 いつの間にか勝太は、この得体の知れない歳三が
気に入っていた。 

 この出稽古を境にして、原田忠司が勝太に距離を
置くようになった。
 過日、島崎一は勝太と稽古で互角に戦った時に、
「もうすぐ追い抜かれるな」と、いって若い勝太の
伸び盛りの力を認めて小山村に道場を開いたように、
原田忠司も故郷の国領に道場を持ち、福田平馬も、
「勝太に任せるよ」と言って試衛館には滅多に姿を
現さなくなった。それでも、それぞれが交代で与え
られた日程で各地の道場に出稽古に出掛けて師に報
いるのは今までと変らない。
 勝太にとって、原田忠司に命じられた「わしらに
勝って宗家を継げ」という一言が、天然理心流襲名
の前に大きな壁となって立ちはだかり、修行の励み
ともなっていた。

 そんなある日、二人で稽古中に、いつも胸三寸ま
で目にも見えぬ間に鋭く迫ってくる忠司の突きが、
まだ勝太の胸元に伸びる前によく見えたので、左に
体を避けると、大柄な忠司の腹部が大きく目に入っ
た。そのまま素早く逆胴で右脇腹一寸で木刀を止め
たところ、忠司が「よし!」と叫び木刀を引いて真
顔で言った。
「この突きをよくぞ見切った。わしの稽古は終わり
だ。あとは襲名前の試合で試すぞ」
 忠司はそれから間もなく荷物をまとめて道場を去
り、国領に戻って道場開きの準備を始めた。その後
は、江戸市谷の試衛館道場には盆暮れ正月には義理
堅く挨拶に来るが、本家の道場では師の周助に勧め
られても絶対に木刀を握らない。
 だが、勝太が出稽古の途中に国領の原田道場に立
ち寄ると、忠司は喜んで迎えて酒食でもてなし、相
模や秩父などへの数日掛りの出稽古でも快く引き受
けてくれた。ただ、勝太からの稽古の手合わせは何
度頼んでも「後の楽しみにな」と、やんわりと断る
のだった。
 勝太はこの豪快な原田忠司が好きだった。
 勝太を天然理心流の四代目宗家にという忠司の強
い願いは、いつも勝太に届いている。
 勝太が江戸小日向柳原・甲良屋敷の「試衛館」を
任されるようになってから、連日のように、相模、
多摩、上州地方の天然理心流の道場から若師範代の
勝太への出稽古依頼が殺到した。一つの道場には月
に一、二回の出張なのだが、各地の名主、庄屋から
の新規の依頼が増え続けたのだ。
 これは、真剣と同じような重さの木刀を使っての
実戦型の臨場感が受け入れられたこともあるが、手
抜きをしない勝太の朴訥な人柄と、稽古に対する真
摯な姿勢が好まれたのも事実だった。
                 つづく
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 では、次回をお楽しみに・・・・
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