女性のための開運講座ー79&新選組


 先日、史遊会という集まりがありました。
 主宰は、歴史出版で著名な新人物往来社元社長の大出
俊幸さんです。 今回の史遊会は、戊辰戦争に絡む人を
求めて青山墓地巡りをしました。
 墓石の前では、歴史研究家の釣洋一さんご夫婦、お弟
子さんなどが講師になって説明します。
 なにしろ詳しい人ばかりなので、私は聞き役ばかりで
した。

1、後藤象二郎一族の墓
 (土佐藩士、土佐勤皇等を弾圧。藩主山内容堂公に大
  政奉還を進言)  
2、九代目市川団十郎一族の墓
 (山内容堂公の贔屓役者で新選組全盛期の頃活躍した)
 3、香川敬三一族の墓
 (水戸藩士で藤田東湖の弟子。板橋宿で近藤勇の断罪
  を主張した)
 4、勝小鹿一族の墓
 (勝海舟以外の長男、海舟の妻、海舟の父、海舟の養
  子{徳川慶喜10男}など)
 5、川路利良一族の墓
 (薩摩藩士、戊辰戦争を戦い抜き初代警視庁大警視に
  任ぜられる)
 6、大久保利通
 (薩摩藩士、岩倉具視と連携して倒幕のために暗躍し、
  西郷をも倒す)
 7、牧野忠泰一族の墓
 (越後三根藩藩主で、逆境にある時に本家長岡藩に米
 100俵を送り、長岡藩はそれを売って藩校を設立)
 8、安藤則命一族の墓
 (薩摩。川路の後継者として警視庁大警視に君臨、厳
  しい拷問をしたことで有名)
 9、黒田清隆一族の墓
 (薩摩藩士。戊辰戦争の箱館征伐総督。北海道開拓に
  情熱を注ぎ内閣総理大臣に)
 10、丹羽長国一族の墓
 (陸奥二本松藩10万石藩主。戊辰戦争では奥羽列藩
  同盟に加わり新政府と抗戦)
 11、篠原泰之進一族の墓
 (石工の出で横浜奉行所勤めから新選組入り、御稜衛
  士となり近藤勇を襲撃)
 12、加納道之助一族の墓
 (新選組から御稜衛士となり近藤勇を襲撃、板橋で近
  藤勇を看破し死刑と成す)
 13、安藤太郎一族の墓
 (戊辰戦争・宮古湾の海戦で土方歳三と出陣、旧幕府
  軍として活躍した)
 14、長野桂次郎一族の墓
 (幕末全米での人気者、鳥羽伏見、会津戦争と旧幕軍
  で戦い上海に移住)
 15、木村摂津守一族の墓
 (軍艦奉行として勝海舟らを率いて咸臨丸にて遣米使
  節を全うする)

 なにしろ、青山墓地は勝ち組の墓ばかりですから新撰
組の敵役が多く、疲れました。二次会で、私が今書いて
いる新選組から戊辰戦争に、という案が出ました。
 その史遊会のメンバーに旧幕軍の総督・榎本武揚の子
孫、がいたことも影響しています。たしかに、土方歳三
の最期で戊申戦争は終わっています。
 となれば頭の中は、新選組副長土方歳三として戊辰戦
争に突入です。
                   つづく
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 さて話題を変えて、女性のための開運講座です。
 これは、恋愛、結婚、再婚に役立つ開運法です。
 途中からご覧の方は、遡ってご覧になってくだ
さい。勿論、男性が見ても役立つはずです。
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 女性のための開運講座ー79 

 恋愛・結婚、さまざま模様・美しくなる秘訣

(8)異性の目で自信回復-1

 以前見たフランス映画のある1シーンですが、今でも
妙に気になっているシーンがあります。1人の青年が公
園のベンチで、春の日差しを浴びながら本を読んでいま
す。
 青年は苦学生で、借りている部屋が暗く狭いこともあ
り、晴れた日曜日は必ずと言っていいほど、その公園の
ベンチで本を読むのを日課としていたのです。端正で思
慮深い青年は、そこに存在するだけで、他の人とは違っ
たいい雰囲気をかもし出していました。
 そのあたりを通行する若い女性は、一様にさりげなく
注目しますが、大胆な女子学生のグループなどは少し離
れたベンチで彼を見つめながら、あれこれ観察しては笑
い声を上げたり、身をよじって肩を叩き合ったりしてい
ます。そこに彼に思いを寄せる美しい女性が現れました。
 しかし彼はその若い女性の視線を感じながらも、自分
の服装が貧しく古いこともあって、ただ奇異の目で見ら
れて、冷やかされているとばかりに感じ、コンプレック
スに胸を痛め、やがて公園から姿を消します。そして残
された女性は、失った愛の対象に嘆き悲しむのでした。
 自信がないと、このような悲劇が起こりますが、現実
はかなり似たようなケースがあるはずです。
 最近は、自分が好きだと思ってもなかなか口にだせな
い男性が増えてきている反面、好きな男性がいると我慢
ができなくなって、相手の心など無視して手紙を渡した
り、バレンタインデーにチョコレートを贈ったりして、
義理か遊びと解釈されて、大きな将来のチャンスを小さ
な今の付き合いで満足してしまう女性も増えています。
 自己主張を持つ男性は、まず好きな女性から無視され
たら猛烈にファイトが沸きますが、自己主張を持たない
男性は無視されたら絶望します。だから自分から義理チ
ョコでも欲しがるような男性は見栄ばかりで中身はたい
したことがありません。したがって、自分の好きな男性
にはバレンタインデーで無視をしてみてください。その
反応によっても本物かどうかが分かります。
             つづく
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 書店発売中の「坂本龍馬異聞」に続き「新撰組
3部作」を執筆中です。その内容を先にお届けし
ます。
 ホームページでも挿絵入りで連載を始めました。
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 新選組ー異聞

  第三章 黒船騒乱

(5)江川担庵の遺言ー2

「わが殿は、これからの戦さは銃火器だが、その前の斬り
合いで戦機は始まる、と見ている」
「どういう意味だ?」
「今の旗本連中は太平に慣れた道場剣術の竹刀遊びだから、
白刃の斬り合いでは勝てっこない」
「それは、相手も同じだろ?」
「それは違う。西国各藩は命を惜しまぬ下級武士に勤皇攘
夷の風を吹かせて脱藩させ、裏金を与えて剣術と人殺しの
修行をさせた上で捨て駒に使う」
「脱藩させて?」
「そいつらが勝手に京の都や江戸に入って、放火、略奪、
辻斬りで人々を混乱と恐怖に陥れる」
「それが倒幕とどうつながる?」
「治安の乱れは怨嗟の声となって為政者を責めるから、幕
府は足元から崩れて行く」
「奉行所の役人で取り締まれんのか?」
「人を斬ったことのない役人など、何の役にも立たん」
「だから、おれに人を斬って来い、と?」
「そんな無茶は頼まんよ」
「じゃあ何だ?」
「無法な浪士を斬れる腕っ利きで、幕府に与する者を探す
旅だ。浪人、無宿者、侠客など修羅場を潜った命知らずな
ら誰でもいい。いざという時に役立つ暴れ者を探してくれ。
何人でもいい」
「なるほど捨て駒か。歯には歯をってやつだな? 万が一、
争いになったら?」
「斬ってもいい。江川家が動いて、斬り捨て御免で役人に
後始末させる」
「こっちが斬られたら?」
「弱かったんだから仕方がない。閻魔さまにでも愚痴を言え」
「ひどい役だな。争わないで相手の器量を見るだけでいいか?」
「それで充分だ。いざという時、そいつらにお上から声をか
けさせる」
 歳三の腹が決まったのを感じたのか、岡野荘四郎が豪快に
茶碗酒を煽った。
 それから暫く二人の密談が続いた。
 間がよく道場の稽古も終了し、井戸で汗を流した弟子達
全員が揃っての遅い朝食になった。
 賑やかに石田散薬をダシに焼酎を飲み、若菜と芋入りの
朝がゆを食しての賑やかな宴になる。
 羽織袴に威儀を正して大小を腰に差した吉野道場の弟子
達は、髷は百姓だが気分は誰もが武士なのだ。彼等は竹刀
に稽古着や武具を括りつけて肩に担いで下駄音高く散って行く。
「じゃあ、歳さん。またな」
 軽く手を振って去った酒屋の久蔵もまた、なまじの武士より
武士らしい。歳三は、改めて岡野荘四郎の「時代は変った」と
いう言葉を噛みしめていた。
                 つづく
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