女性のための開運講座ー131


 お元気ですか?
 外は台風の豪雨と突風が吹き荒れている9月末日の深夜、明日からの10月も大荒れの予感がします。
 明日からは、朝晩の風も涼しく衣替えですね。  
 ついでに気分一新、私も行動的になっています。
 10月は、戊辰戦争の取材で多忙になりそうな気配ですが、思いついたらどこにでも出かけるつもりです。
 28日(金)夜、仙台在住の旧友から電話で珍しい人を紹介されました。
 仙台の青葉城内の神社の宮司で「片岡」さんという旧友の飲み仲間で、小料理屋からです。
 片倉さんの先祖は奥州白石城主・片倉小十郎、伊達政宗公の右腕といわれた超有名な武将です。
 旧友は、私が戊辰戦争を書くと知って役に立ちそうな人を紹介してくれるのです。
「近日中に、土方歳三が新政府の戦艦奪取を試みた宮城湾海戦を取材に行きます」
「ぜひ、寄ってください」
 これで、とにかく会いに行く約束はしました。
 それでなくても奥州には足を運びます。
 創立54周年になる「全国歴史研究会」では、東日本復興支援イベントを奥州白河で行い、それには参加します。「歴史の分岐点「白河関」そのロマンと攻防の跡を探る」をテーマにシンポジューム、懇親会、史跡めぐりと盛りだくさんです。
 二本松藩丹羽家、忍藩松平家、旧知の白河藩阿部家各藩主ご子孫によるパネルディスカッションもあります。テーマは「ご子孫が語る戊辰戦争白河口の戦い」です。
 激しく戦って敗れた藩主達のご子孫が歴史を語る時、どのような我田引水の作られたエピソードが出るのか楽しみです。
 小説家は、その話をさらに脚色して俎上に載せるのですから因果な仕事です。ただ、子孫と親しくなると悪くは書けません。
「坂本龍馬異聞」執筆時に、坂本家から「お龍を龍馬の妻とは認めていない」とクギを刺されたのがトラウマになっています。
 さらに、それと前後して「第20回戊辰戦争殉難者慰霊祭」にも招かれています。戊辰戦争終結後もなお激しい戦いを繰り広げて死んだ長岡藩筆頭家老・河合継之助の菩提寺での催事です。 
 ここでも明治維新に絡むご子孫達との交流は避けられません。
 しかし、人との出会いは私の先入観をしばしば変えます。先日、函館で降伏した旧幕府軍の総大将「榎本武楊」のご子孫に会いました。ここでもまた榎本武楊に対する先入観に狂いが生じてきています。
「大久保利通」のご子孫とも接近しましたが、名刺交換は遠慮しました。今はまだ「大村益次郎」と並んで遭遇したくない人間関係の一人だからです。
 土方歳三の立場から書くとなると、この2人にはどうしても厳くなります。
 今まで私は、恩義ある西郷隆盛を斃した大久保利通は犬畜生にも劣る冷酷非情な男、以前、坂本龍馬の取材で鹿児島に行った頃はそう思っていました。
 今は、大久保利通の偉大な面も認めています。
 今回の戊辰戦争後の西南の役取材でも、西郷対大久保では20人中19人は西郷びいきでした。
 それでも今回の取材では、友情も私欲も棄てて維新への大義を選んだ大久保利通の苦渋を感じて、私の心は大きく揺らぎました。思いもかけないことです。
 もしかしたら、西郷の死に号泣した大久保利通の悲しみと、近藤勇の死を悼む土方歳三の悲しみとが同質に感じられたのかも知れません。
 しかし、事実は違います。
 流山で捉えられた近藤勇の釈放に全力を尽くした土方歳三に反して、城山で自刃する西郷に、大久保利通は本気で救出の手を差し伸べた気配がありません。
 土方、大久保、この二人の死に際は、似ているようで全く違います。
 榎本武楊や大鳥圭介が、負け戦を認めて新政府軍への降伏を決議したことに歳三は反発し、「降伏は拙者なき後に」と単騎で白刃をかざして敵陣に馬を馳せて、自ら敵弾に撃たれて近藤勇の後を追います。
 これによって戊辰戦争は終わります。
 一方、大久保は士族の恨みから紀尾井坂て浪士に暗殺されます。土方と近藤、西郷と大久保、どちらも表裏一体の二人で似てはいますが、心の通い方はまるで違います。近藤と土方は死ぬまでお互いを裏切ることはありませんでした。
 西郷に先立たれた大久保利通はというと、莫大な私財を投じて新しい国づくりに専念し、建国の父とも敬われましたが、死後も故郷の人々に憎まれ続け、大久保の碑も長い間建てられず、建てられてからも未だに名誉を回復していません。哀れなことです。
 義に生き義に散った土方歳三の墓前には、今も線香と花の絶えることがありません。死を覚悟しての潔い死にざまに人々は感涙を惜しみません。
 土方歳三が、今もなお何故多くの人の心を揺り動かし続けるのか? それを書きたくて、私は戊辰戦争を執筆の対象に選んだのかも知れません。
               つづく
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 さて話題を変えて、女性のための開運講座です。
 これは、恋愛、結婚、再婚に役立つ開運法です。
 途中からご覧の方は、遡ってご覧になってください。勿論、男性が見ても役立つはずです。
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 女性のための開運講座ー131 

 自己啓発法
(1)恋愛と結婚

(4)性生活を大切に。

 男も女も未婚者であるうちは、性に対する反応も千差万別、百者百様、複雑で変化に富んでいます。
 過去の体験や、性に対するイメージ、考えかた、心理的な葛藤等によってそれぞれ反応が違います。
 それらの反応が、結婚後の性生活に何らかの影響を与えるのは当然で、それによって結婚生活全体の善し悪しにまで、関係する場合もあります。
 結婚適齢期の女性の多くは、肉体的な愛情を求める自分を素直に受入れようとせず、精神面の愛情により多くこだわりを見せる傾向があります。性的魅力とスタミナに溢れた健康な自分の肉体を嫌って、わざわざ食事を削ってもガリガリにやせようと努力し、貧血で倒れたりします。
 しかし、一般的な男性の本音は、極端にやせた女性より、ふっくらとした健康体の女性が好きなのです。
 そのために、恋愛ではモデル並みのスリム美人を好んだ男性でも結婚となると、丈夫な赤ちゃんを産むことのできる適度にふっくらとした健康的な女性に心が動きます。男性にとっては、ガリガリにやせた女性より元気いっぱいの健康体にこそ性的魅力が感じられるのは当然です。しかし、結婚を性的満足度だけで捉えるのも間違いです。
 性的満足度を強く求めて結婚した場合は、恋愛期の性欲飢餓状態から開放されての過激なスキンシップで女性は燃え上がるのに反して、刺激を失った男性側の情熱が急速に冷えてゆくというケ-スがままあります。
 それが潜在的に女性側の欲求不満を招くことに男は気づきません。これは、男女の生理的な構造も関係してるかも知れませんが、もっと、精神的な愛情と肉体的な愛情とのバランスを大切にすれば、このようなケ-スでも何の不安もなく乗り切れるはずです。
 結婚生活の楽しさを持続させるには、精神的にもお互いが満足できるような愛情を共感できるよう二人の努力が必要です。
 結婚は恋愛の延長ではありませから興味本位の歓楽的な雑誌記事や情報などは百害あって一利なしです。
 最近では女性のほうが男性より性知識が豊富な場合が多く、体位や回数などで積極的に指示したりする例があります。これは良い結果を招きません。
 性的体験が豊富な女性の過去に嫉妬する男性のコンプレックスを助成するだけでなく、男性の自信と愛情を急激に冷えさせてしまいます。
 この場合、能ある鷹は爪を隠す・・・で賢明な女性は豊富な知識を表に出さずに男性のリ-ドに任せて我慢し、徐々に自分のペ-スに持ち込むことをお勧めします。これが結果的に家庭円満につながればいうことありません。
 結婚と恋愛の大きな違いの一つに、セックスに対する男と女の感覚の差もあります。若い健康な男性は結婚前から好きな女性に対して性的な要求をします。
 ところが、これが愛情とは別ものの本能的な性欲である場合があるから厄介です。
 これに対して女性は、相手に愛情があるから自分を性の対象として求めると錯覚しがちです。その愛情の濃淡の見極めがなかなか難しく、結婚適齢期の女性は本来は精神面の愛を求めながらも、ついつい相手の強引さが愛情と錯覚して肉体的な方向に引きずられてしまいます。
 こうして無事に結婚したとしても、男性の愛情が薄い場合は、いずれ飽きが出ての別れ話になるか浮気されるかがオチです。
 性生活は結婚生活に大切なだけに、なおさら悦楽だけを求めて精神的な愛を忘れたセックスの末路は哀れです。その正反対のケースが精神的な愛情だけ重視し、性をいやしいものとする現象で、これも二人が同じ思想で合意のうえの結婚なら何もいうことはありませんが、いずれはお互いの不満が爆発して家庭内の空気も冷えてしまいます。
 さらに、夫婦間に愛情もなく性的な歓びもない場合もあります。例としては、性をタブ-視した厳格な家庭で育った女性や、愛情のないまま見合いで結婚した女性に多く見られるケ-スです。
 せっかく理想の男性にめぐり会っても二人の性に対する考えの違いや、無知による誤解が幸せであるべき結婚生活に暗い影をさすことになります。
 若い未婚女性の悩みの中に、自分は性的に劣ったいるのではないかという悩みです。
 とくに、深い仲になった男性がで安心して結婚を前提に交際していた彼に別の女性ができて別れ話が出ているのですが」というケースです。この場合の女性の言外には性格的なものに加えて、自分がライバルに性的に劣っているのではないかという不安が見え隠れします。
 しかし、実際にはこのような例では肉体的な面よりも精神的な愛情面での欠落が心配です。
 若い既婚女性からの悩みには、「恋愛時代には気にならなかった性格の違いがはっきりして、お互いの愛情が冷めてしまっているのですが・・・」というケースがあります。
 結婚に過度の期待を寄せすぎたか、性格の違いは性の違いという言葉の通り、性生活の不一致がもたらす不協和音である場合がほとんどです。
 性生活を豊かに楽しくするコツは、心を開いてのびのびと自由に愛し合いながらも、相手に100パ-セントの喜びを与え、自分は50パ-セントで満足する気持ちでのサ-ビス精神があれば、より多くの喜びを相手に与えることになって万事円満になります。
 この相手に尽くすという心がけこそが、愛情生活を長持ちさせる極意です。

 ここでの問題点
 1、男性は、結婚になるとふっくらした健康体の女性を求めます。
 2、性格の不一致とは、性の不一致というケ-スが多いものです。
 3、結婚は、相手に尽くすという心掛けが大切です。
                   つづく
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 では、次回をお楽しみに・・・・
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