我が家の父の日


945魚 (2)

 父の日、これは我が家では死語に近い言葉です。
 我が家の場合、母の日にはカーネーションやケーキ持参の4人いる子供達家族が集まって賑やかですが父の日は閑古鳥です。
 辛うじて末娘だけが毎年しゃれた衣類を贈ってきますがあらかたが私には派手すぎてお蔵入りです。
 私の隠居仲間に聞いても皆同じようなもので、父親とは現役で稼いでいるうちが華で、隠居後は居ても居なくていい空気のような存在か、粗大ゴミのような邪魔な存在であるのは確かなようです。第一、母の日に対して父の日は「バラだよ」と言ったら、「庭に咲いてるよ」と言われるのがオチです。
 七五三、子供の日、成人の日、母の日、父の日、勤労感謝の日、敬老の日と、世代別に祝えるように一通りは揃っていますが、この中でもっとも軽いのが父の日です。
 父の日とは、アメリカで先にあった「母の日」に対して、父親に男で一つで育てられた兄弟が、その父が死んだ野で、父の誕生月である
六月の第3日曜日に教会で感謝の祈りを捧げたのをきっかけに「父の日」もあってもいいだろう、と、ついでに出来たおまけの記念日ですから、やはり添えものには間違いありません。
 ま、正式な記念日でもありませんし、子供が父親に感謝するだけなら個人的なものですから国が強制しても有効とは思えません。
 ところで、父親を日常的にパパと呼ぶのは英語圏だけかと思ったら、台湾でも父親をパパ(八八または爸爸)と呼び、8月8日が父の日になっています。徐々に世界各国で「父の日」も認められるようになりましたが、その地位は「母の日」に比べて格段に低く、「母の日」から「国際女性デー」に輪が広がったにに比べて「国際男性デー」など全く考えられません。やはり「母は強し」です。
 当然ながら我が家も、もうすぐ101歳になる意気軒昂な母に続いて代々女系家族であるのはもう100%決まりです。