迷わず堂々と・・・


日の丸2
 
 連休ですがお元気ですか?
 少年老い易く学成り難し・・・全くその通りです。
 良くも悪くも80歳、平均寿命を生きた今、誰にともなく感謝の一言、有難うございます。
 ともあれ歳月は矢の如く猛スピードで過ぎますが、自分は何をしたか? 
 冷静に考えると、何もかも中途半端なおのれの所業にただ呆れるばかり、ただ生きただけです。このような自己反省で自分を見つめると、世の中がいつもと違って見えるから不思議です。
 なんだか自分が大したことないのがハッキリすると、許容範囲が広がって何でも許せます。
 プロ野球開幕を間近に控えて野球賭博事件が発覚、清原元選手の麻薬常習犯罪も含めて、プロ野球界のモラルの低さが問われています。でも、子供の頃からバットとボール一筋で生きて来た野球小僧に今更モラルを押し付けるのも無理な気もします。
 私の少年時代はまだサッカーが普及していませんでしたから、悪ガキはまず野球しかありませんでした。しかも、野球部の監督は体育学校出身の体育の教師、教養のカケラも持ち合わせていません。ただ試合で勝てばいいのです。
 有識者は、プロ野球界各チームの選手が勝ち負けで賭けをしたから野球賭博事件だと騒ぎますが、選手にとってはゴルフや麻雀の賭けと同じ様なものです。プロ野球界のモラルの低さと危機感の希薄さ、などと喚く評論家も、ゴルフでは多少なりとも金銭を賭けているはずです。
 暴力団の介在や麻薬絡みなら警察の介入も当然ですが、チームの勝ち負け程度ではギャンブルとしても犯罪性はないように思えます。テレビでの評論家は、プロ野球だけでなく「スポーツ界全ての危機」などとしたり顔で言い切っていますが、本来、スポーツは娯楽です。もっと純粋に楽しむことは出来ないものでしょうか? とにかく寛大で早い解決を望みます。
 リオ五輪男女マラソン代表の男女6人が決定しました。やれやれです。
 男子は、福岡国際で日本人トップの佐々木悟、びわ湖毎日で日本人トップの北島寿典、同2位の石川末広が代表に。北島選手はマラソンを3回走って3連勝、唯一の欠点は負けを知らないこと・・・これが凶と出るか吉と出るかです。
 女子は、伊藤舞、福士加代子、田中智美の3人が選ばれました。
 大阪国際で好記録で日本人1位になった福士加代子選手が選ばれたのも順当で良かったです。最年長33歳でリオ決めた福士選手は「金メダルが欲しい」と、誰もが思っても叶えられない言葉を正直に口にしました。ちなみに福士選手は1万メートルで連続3回、今回のリオで4回連続五輪出場の女子選手初の快挙を成し遂げます。なにしろ、女子マラソンのメダルといえば2004年のアテネで優勝の野口みずき選手、それ以来12年もの間、勝っていません。
 迷わず堂々と戦っての勝利で、リオの空に日の丸で胸に金、是非、そうしてほしいものです。もちろん、福士選手にこだわりませんが・・・