五輪も五輪音頭も始まりました。


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 南米初の開催となったブラジル・リオのオリンピックは日本時間の6日(土)朝から開会式・・・と楽しみにしていたら、なんと、その前日の5日(金)の朝、早くも日本サカー代表チーム敗退のニュースが飛び込んで来て、頭の中が??? 1次リーグB組でのナイジェリア千で5-4、守備陣が崩壊しての敗戦です。これで、つい数日前まで1968年のメキシコ五輪以来の表彰台と言い切っていた関係者の青写真は赤信号、前祝い酒宴で赤かった顔は真っ青になったはずです。この黒星発進で、8日のコロンビア戦に勝たないとB組2位以内の準々決勝が難しくなります。あんな後方でパスを回しあっての間違ったチームプレイでは勝てません。かつての女子日本のように前へ前へと正確なパスをつないでゴールを狙う攻撃精神で戦っての敗戦なら納得です。次戦からは表彰台への執念が奇跡を生むことに期待しましょう。
と、パソコンに向って雑文を書き込み中の私の背後のCDプレイヤーから流れる曲が、ナルシソ・イエペスの「禁じられた遊び」から、バラジルの産んだボサノバの名曲・バーデン・パウエルの「イパネマの娘」が流れてきました。この曲が明日6日の開会式で使われるそうですが、そのイパネバの娘に扮するモデルさんの出演シーンが、大会に相応しくないと問題になっているそうです。ブラジルの産んだ名曲といえば、この「イパネバの娘」と「黒いオルフェ」ですが、私の聴くCD集もこの2曲は續いています。偶然なのか、ボサノバ歌手として知られる小野リサもリサイタルでは、ギターを巧みに弾きながら、甘いハスキーな声で「イパネマの娘」と「ブラジルの風(黒いオルフェ)」を続けて原語で歌うことがあります。
二十年以上も昔、まだ私が音楽制作に夢中だった頃、友人から小野リサのデモテープのカセットを貰って聴き、「すごい!」と思ったことがあります。その小野リサの姉がFテレビのパリ支局にいて、Fテレビでレギュラーだった私とは前からの知り合いであり、今は夫婦揃って
私の気学の弟子ですから人間の縁なんて分からないものです。
さて、オリンピックとはスケールが違いますが、夕方5時から築地本願寺の盆踊りが始まりました(6日(土)まで)。こうなるとBGMの軽音楽など吹っ飛んでしまいます。
昨日4日(木)から三日間、第69回築地本願寺納涼盆踊り大会と看板が出て、夕方5時からは踊り手、観光客が群れ、築地名店街の美味しい物屋台がズラリ並んで、どの店も客の列です。本来の盆踊りは、死者を供養するための行事だったそうですが、今は、自治体や商工会が主体で地域社会の娯楽と結束が目的になっているようです。踊りの伴奏音楽も随分と様変わりしていて、東京音頭、炭坑節、三橋美智也の大東京音頭は昨年と同じだが、きよしのズンドコ節が外され、東京五輪音頭、花笠音頭などが繰り返し登場しています。
とはいえ、窓を閉め切っても派手な太鼓と歌声が気になって仕事になりません。当然ながら、帰り支度で盆踊り会場へ・・・です。