皐月の空の下


 五月はさつき、本来は陰暦の5月を皐月と呼ぶのですが、今は新暦の5月も皐月です。
皐月といえば、ツツジ科のサツキツツジのことをいう場合もあります。
皐月は、新緑の渓流沿いの岩肌などで見かける紫がかった淡紅色の可憐な花で、山奥の渓流にいる緊張感を和らげてくれます。
さらに、皐月といえば「皐月賞」・・・私のように馬に縁のない人でも頭に浮かびます。
第77回皐月賞は、去る4月16日、中山競馬場で芝2000メートルで行われました。
1着賞金の1億円は、9番人気のアルアインが初G1レース制覇で獲得、馬はお金の使い道を知りませんから、G11冠目を制した松山弘平騎手(27)や池江調教師や馬主さん(複数)など関係者で山分け・・・他人のことはどうでもいいです。
競馬ついでにもう一つ。
4月30日(日)の天皇賞・春のレースは、本命人気のキタサンブラックが最速レコードで連覇です。
京都競馬場での3200メートルは、競走馬にとっては長い距離ですから、先行しての逃げ切りはまず無理です。
この日は17頭での出走でしたが、武豊騎手騎乗の1番人気キタサンブラックが完勝して、現役最強馬を証明しました。
これは、史上4頭目の連覇という快挙で、G1レース5勝目で獲得賞金は13億円超というから驚きます。
しかも、勝ち時計は3分12秒5で、11年前にディープインパクトが出した驚異的な記録をさらに0秒9上回っています。
武豊騎手も史上初の同一G1・8勝ですから「平成の盾男」と言われるだけの存在感を十二分に見せつけました。
馬主の北島三郎さんのご機嫌な笑顔も印象的でした。
つぎは、この5月28日(日)、東京競馬場で第84回日本ダービーですね。
18頭出馬で1着賞金は2億円・・・もちろん、私には何の関りもありません。
五月は「さつき、」、「五月晴れ」も「五月みどり」も「さつき」が正解ですね。

さて、この五月(さつき)の空の下、3日からの5連休をいかがお過ごしですか?
もっとも、先週から9連休の方も多く、海外に出掛ける方は約60万人とか、多いのに感心します。
私も、もっと若い頃は、大型連休と言えば長期旅行も出来ましたが今はもっぱら自宅待機です。
子供4人、孫6人が各家族ぐるみで出入りし、我が家が拠点になるからです。
その兆候は早くも29,30日の週末からすでに始まっていて、早速孫連れでアウトドアーです。
まずは、埼玉県加須市内を流れる中川という小河川の芦茂る岸辺からの小魚釣りです。
ところが、息子の釣り竿がいきなり弓なりに曲がって、そのままハリスがプツンです。
多分、40センチ級の野鯉がいるのは、跳ねをみて知っていましたが、仕掛けがありません。
この日は小魚釣りが目的でしたから、大物は迷惑だったのです。
それでも30センチ近いウグイを頭に、大いに雑魚釣り、虫取り、蝶々収集など目的は達しています。
1日(月)2日(火)は仕事場で束の間の息抜き仕事です。
3日(水)からは、地獄か極楽か、どちらかの5日間が待っています。