旧友の死

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新春早々「曼珠沙華」投稿は気が重いのですが、この9日(日)、年賀状への返信で以前鮎釣り仲間だった旧友の死を知り、そのショックをそのまま記述します。その友人とはここ数年、賀状と暑中見舞いだけの往来でしたが昨年の10月末、秋風に誘われたように会いに来たばかりです。その時は、近所まで来たから寄ったと言い、病気の話は出ませんでしたが、奥方からの私信によると肺ガンで闘病中だったそうで、師走に入って急速に病状が悪化、手当の甲斐なく暮れの22日に逝き、家族で密葬を済ませたとのことです。
と、なると、昨年の10月末の突然の来訪は、長い付き合いのけじめとして最期の挨拶に来たことになります。
そういえば、懐かしげに数十年前に一緒に鮎狂いしていた頃の話をしていましたが、私はまだ現役で大鮎釣りを続けていますから、さほど過去に思い入れがなく親身になって相槌を打てななかったことが悔やまれてなりません。
この友人は、私との同行でお互いに大釣りをした過去を話すのですが、私には身に覚えがなく、増水で中州の河原に置いた弁当入りのリュックが流され、雨の中空腹で釣りを續けた挙句、泳いで川を渡ったことや、その友人がスズメバチに首を刺され呼吸困難になり必死で病院に運んだことなど、大釣りとは無縁なことばかり思い出すのですが、近いうちに必ず墓前でご冥福を祈って参ります。
それにしても、ここ数年、年賀状の添え書きで体調不良を訴える友人が増えつつあるのは世代的にも仕方ないことですが、何だか自分だけが元気なのも申し訳ないような気にもなります。したがって最近では、あちこちガタが来たと話を合わせてはいますが、これはいけません。何だか本当にガタが来たような気になってしまうからです。
暮れの12月某日、築地の花見サロン(13階)での忘年会当日、運悪くエレベーターの点検日になってしまい、階段から玄関へのドアーがカギ無しでは開かないのです。したがって、中途退席の友人を送るのには一階まで同行しなければなりません。降りは何ともありませんが登りは結構足に来ます。これを何回か続けましたが意外に何ともなく13階往復で足に自信がつきました。今年は積極的に階段歩きを続ける所存です。
つい先ほど、フジテレビ系情報番組でコメンテーターとして活躍していた若手ジャーナリストの竹田圭吾死の訃報をニュースで知りました。膵臓ガンでの51歳の死、あまりにも若過ぎます。元阪神タイガースでドラフト1位入団で活躍した安達選手は41歳で、これも今日の死去、さらにコアな野球ファンなら誰でも知っている広島の名スカウト、村上孝雄さんが死去したとの報もあります。北別府、緒方、前田智選手らを発掘しただけではありません。自分でも代打安打数の日本記録保持者なのです。
ひと昔前、名球会の江藤慎一氏と少年野球のボランティアをしていた頃の知人は、私がまだその世界にいると思っての知人からの報ですが、それも江藤氏の死で終わっていますので、今は野球界とは無縁、ただただ村上氏のご冥福を祈るのみです。
それにしても今日はなぜか人の死が気になる日で、昨夜の夢も葬儀・・・亡き人のご冥福を心からご祈念申し上げます。