夏が来る
東京は冬から夏へすぐ移る
春とか秋が短くて
五月と云うともう暑い
汗を拭きふき山登り
海水浴の計画も
早めに立てて友達と
海辺に部屋でも
借りたいな
宏
夏が来る
東京は冬から夏へすぐ移る
春とか秋が短くて
五月と云うともう暑い
汗を拭きふき山登り
海水浴の計画も
早めに立てて友達と
海辺に部屋でも
借りたいな
宏
四 月 の 風
白いまきげの犬ころがいる
午後の芝生に
くもりガラスを透した様な
太陽が降る
四月の風がレースのカーテンを
ゆさぶりながら
あおい風を運んでくる
とおくでは下手な
ピアノが
あくびしている
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六月のうた
どんより曇ったしんじゅ色の雲は
濡れてくる恋の涙をこらえているのか
今にも崩れそうな六月の雨は 恋する男の描く
灰色の絹のカンバスだ
海は 波立つところで明日を期待しているのに
風は 一向にはげしい愛撫を与えてくれない
都会の女は 胸に真珠のたまを
飾っているけれど
あれは六月生まれの男が
胸で流した涙の結晶だといことを
知っているのだろうか
五月の色
五月の色はエメラルド
深いみどりの宝石の
中に秘めた愛の夢
五月の風は恋の風
海を渡ってやってくる
オレンヂ色の愛の唄
五月の雨はみどりいろ
道に面した窓あけて
濡れた舗道を見てましょ