夏越の大祓い

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夏越の大祓い

新海 富美代

6月29日、私の崇敬している神社で大祓いのお祭りがありました。又は夏越しの大祓いとも呼ばれており、半年の厄を落として新たな半年のスタートをきろうという意味があるようです。本来ならば6月30日という事のようですが私の崇敬している神社では6月の最終土曜日となっております。土曜日だと、遠くに住んでいる子供や孫達もお祭りに参加出来お詣りして神様のお力を頂けると言う事で地元の方々の要望もあり6月の最終土曜日に開催されるようになりました。我が家もその日神奈川に住む娘家族が来て一緒にお詣りさせて頂きました。午後1時から祭典は始まっておりますが夕方から出掛けてお詣りをしました。
神社の階段を上ると神社の社殿前に茅の輪が作られていました。茅の輪をくぐる事により今までに溜まっている罪・穢れを払いのけてくれるといわれています。私は今まではただ1回くぐっていましたが、茅の輪の正式なくぐり方に書かれているように今回は正式なくぐり方をしてみました。どの様にするかと言うと、先ずは茅の輪をくぐり左側に回って元の位置に来て次にまた茅の輪をくぐり今度は右側に回って元の位置に来たら、最後もう一回茅の輪をくぐりまっすぐに通り抜けます。合計3回くぐる事になります。3回くぐりながら自分に付いた罪・穢れを茅の輪に受け取って頂くのだなと思います。私も孫にその様な話をして一緒に罪・穢れを取って頂こうね。と茅の輪をくぐりました。
その後社殿に上がり神主さんのお祓いを受けました。お祓いの後に神主さんから講話がありました。この中で参考になったりちょっと面白いお話がありました。大祓いとは先に書きましたが罪・穢れを取り今年の後半のスタートをきると言う事、もう一つはこれから来る夏の暑さを乗り切るためのお祓いの様です。私もお陰様で毎年お詣りをさせて頂いてますので今まで無事に夏を過ごさせて頂いております。こんな話から神主さんが話を始められ「皆さんは神社にお詣りした時に神社の鈴を先に鳴らしてからお賽銭をいれますか?それともお賽銭を入れてから鈴を鳴らしますか?どちらですか?」と聞かれました。結果的にはどちらが正しくてどちらが間違いと言う事はない様です。神主さんがおっしゃるには順番としてお賽銭を入れてから鈴を鳴らしてお詣りをした方が良い様です。先ほどの茅の輪をくぐり罪・穢れを取って頂くように、お賽銭に自分の罪・穢れを入れて神様に受け取って貰うと言う考え方もあるようです。お賽銭を入れて清まった所でお詣りをすると言う事なのかもしれません。私も長年神社詣りをさせて頂いておりますがお賽銭に自分の罪・穢れを入れて神様が受け取って下さると言うお話は初めて聞きました。これからはお賽銭を入れる時にはこの事を意識したいと思いました。今年も夏越しの大祓い祭に娘家族と共に無事にお詣り出来て、神様から沢山のお力を頂き暑い夏を乗り越えられ、後半の半年も無事に過ごせる事が出来ると思います。