窓を打つ 雪のつぶてに目を覚まし

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時過ぎて 桜紅葉の道たどる
(2015・11・21)
新聞社の後輩を見舞いに、飯田橋の逓信病院へ。帰りに、四谷あたりまでのびる桜並木の土手際を歩く。毎年、岩見桜を愛でた思い出が甦る。門前仲町でも、大横川の両岸に続く桜並木が紅葉している。

窓を打つ 雪のつぶてに目を覚まし
(2015・11・27)
青森へ新幹線で日帰り出張。盛岡駅に着く頃、窓をたたく音で居眠りから目覚めた。雪というより氷雨?気候の変化に驚く。青森駅は少しひやっとする寒さ。それでもこの季節にしてみれば、寒くないほう、とか。

アズナブールの 歌が聞えるこえる冬のパリ
(2015.11・28)
シャンソン歌手、シャルル・アズナブール。同時多発テロに対する抗議集会を伝える新聞記事に、名前があつた。九一歳。九三歳の作家瀬戸内寂聴さんが、安保法案反対の集会に駆けつけた姿が重なる。