無償の愛をつぶやく Ⅲ
高尾 義彦
秩父夜祭 秩父錦を 熱燗で
(2019/12/04)
2、3日は秩父夜祭だった。秩父市に住み、俳句、短歌、能楽など多趣味の宮前和子さんから日本酒「秩父錦」
をいただき、晩酌に。もう加年以上前に、秩父夜祭を見た時の寒さが思い出される。温めたワンカップで、辛う
じて寒さをしのいだ。
砧公園 似今う気がする バーバリー
(2019/12/05)
写真展開催の世田谷美術館は、砧公園にある。紅葉の季節は過ぎて、歩くとカサコソと落葉が足元で舞う。バ
ーバリーのコートは今年初めて。スーツも冬用にして、帰宅して、ズボンに付いたクリーニングのタグに気づいた。桜の時期だった前回開催とは一変。
クール便 リアスの鮑 年の瀬に
(2019/12/06)
岩手県田野畑村から、鮑が届いた。正月に向けて、いついただくか、しばらく冷凍庫に。リアス海岸を走る三
陸鉄道は、今春、南北が一体化され全線開通したが、秋の台風で約7割の区間が再び不通に。宮古・津軽石間が
11月28日に一部開通し、全線開通は来年3月と。
還暦の 来る年政治 変えようと
(2019/12/07)
立憲民主党国対委員長、辻元晴美さんとともに歩む集会が5日、憲政記念館で。ピースボートを始めた大学
生の彼女と知り合い、なんと来年は還暦、と。4月生まれで、一番好きな花が桜汚される生時を、来年は変えようと。かつて彼女が訪ねた中村哲医師に献杯。
もぐもぐタイム 忘年会のお土産に
(2019/12/08)
元編集局仲間の忘年会「菊姫の会」を今年も門仲・久寿乃葉で。当初からのメンバーが毎年の記録を披露、22
回目と判明した。初回は7人で、最多は女性も含めて12人。北海道から参加のメンバーが、カーリング女子で有名になったお菓子「赤いサイロ」など名物を持参。
すき焼きに 疲れ癒され 写真展
(2019/12/09)
第四回写友至誠会展は8日終了。最終日は天候に恵まれ、予期せぬ知人も顔を出してくれて、6日間で500
人近い入場者を記録した。春の開催時には及ばなかったが、大嘗祭特集が関心を集めた。最終日前日、元特捜検
事の弁護士さんに、すき焼きをご馳走になった。
まだ秋か 車窓を走る 紅葉色
(2019/12/10)
早朝の新幹線で9日に京都へ。車窓からところどころに名残の紅葉。京都御苑の迎賓館、同志社大学から相国寺
承天閣美術館「茶の湯」展。黄色い銀杏や紅葉の落葉 が敷き込められた公園を楽しめた。京都駅のホテルで二
泊。今年最後の旅行。
東山 師走の朝日 温かく
(2019/12/11)
この3日間、京都は好天に恵まれ、名残の紅葉をゆつくり楽しむことが出来た。昨日は比叡山の麓の八瀬あた
りを散策、瑠璃光院などを拝観。ルイ・イカール展最終日にも間に合った。今日は初めて苔寺を訪れる予定。観
光客が少ない時期の旅。
年の瀬に 京のお寺で 鐘を聴き
(2019/12/12)
京都苔寺・西芳寺。5点鐘を合図に「延命十句観音経」の写経。初めて訪ねた寺は、百種類を超えるというさま
ざまに色合いの異なる緑の苔と名残の紅葉が美しい。今年は中坊公平さんの七回忌など4回目の京都。かつて泉
涌寺で中坊さんと除夜の鐘をついた。
(注)写真の不足分はNETからお借りしました。
心から感謝申し上げます。
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