占いの歴史ー1

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占いの歴史ー1

 開運村ホームページは占いの宝庫です。
ホクロ占い、指紋占い、夢占いと何でもござれでしたが、うっかりして占いの歴史が抜けていました。
そこで、とって付けたように、ここで占いの歴史に触れてみたいと思います。
占いは人類が発生して以来、生きるために必要な予知能力や危機管理の一端として発展し、言葉や文字が創られた時には同時派生的に確立されていますので古くからあるのだけは間違いありません。
例えば、世界最古の文明といわれる古代メソポタミア文明では紀元前9千年前頃から、すでに天体観測によって星を読み天文知識による星占いが行われていたことが、紀元前3千年頃にシュメール文明を築いて農耕を始めていたシュメール人が世界で初め発明した楔形(けっけい)文字によって書かれた文書に記述があると聞きます。
ただし、これには異論もあって、紀元前3千年以上前の古代中国の殷(いん)王朝の時代にも、亀の甲羅や鹿の骨に彫られた十干十二支の原型になる象形文字が遺されていることから、文字の発生は洋の東西で競うとしても、占いの歴史としては、古代中国の12支より数千年早く12星座の原型を確立していた古代メソポタミア文明に軍配が上がります。
こうして生まれた最古の占星術では、星の動きや雲の流れ、雨や虹、落雷や竜巻を見て、天変地異や天候、他民族の動向や草食動物の動きなど、さまざまな予兆を知って、る、というようなかたちで占いが行われていました。また、シュメール文明のあとの古代バビロニアでも、こういった予兆に基づいた占いは盛んに行われ、星の動きばかりでなく虹や雲などの様々な自然現象、動物のふるまいなどからも未来の予兆を知ることができるとされていたようです。
 では、古代バビロニア文明が築いた12星座の原型が完成されたのは?
それは紀元前4世紀にギリシャ、ペルシャ、エジプトなどを征服してマケドニア帝国を築いたアレキサンダー大王の時代です。 この時代になると、天体の動きも正確に読み取った天文学と、それに哲学的思想を加味した占星術に枝分かれして、一方は気象天文学に、いっぽい+一方は不完全ながらホロスコープ(天体配置図)らしきものも生まれて西洋占星術として発展したのです。日本という国はまだ歴史には現れていない古代の話です。