四柱推命-7

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占いの歴史ー29

四柱推命-7
十二運星の特徴-2

 十二運とは、日干から各柱の12支をみて得た星です。
十二運だけでも単純な占いが出来ることは、 十二運だけを用いただけの「動物占い」が成功したことでも理解できます。 この十二運を知ることで四柱推命の基礎を学び、ある程度の鑑定も出来るようになります。
12運には、長生・沐浴・冠帯・建禄・帝旺・衰・病・死・墓・絶・胎・養の12種がありますが、これを運気の強弱で三つのグルー゙プ゚に分けることができます。
1番目は「四旺(しおう)」といい、「帝旺」「建禄」「冠帯」「長生」のプラス・エネルギーの4種です。「
2番目のグループは「四半(しはん)呼ばれる「沐浴」「墓」「胎」「養」の4種です。
3番目のグループは「四衰(しすい)」と呼ばれる「衰」「病」「死」「絶」の弱運の4種です。
これらの12運を人の一生に例えて、運気の強弱を見ますので、この十二運を知ることが四柱推命制覇の第一歩となります。
十二運の順序には、「長生」から始める場合と「胎」から始める場合がありますが、ここでは便宜上、「長生からのスタートとします。また、この十二運も他の占い同様に、性格と運勢、この両面を読み取ります。

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12運の解釈

1、長生(ちょうせい)
 長生.は、人がこの世に生を受けた状態から、元気で育つ少年少女の伸びやかな明るい姿を表す希望に溢れた成長期で、人生のうちで一番穏やかで平和で安全な時期でもあります。
長生は強いエネルギーを持ち、知的で聡明、温厚で人徳もあり、健康面も良好で長寿の星です。
長生を持つ人は素直で何事にも順応性があり仕事熱心、人間関係もよく周囲に合わせるのが上手です。
さらに、社会適応性が抜群に優れている上に何事にも熱心なことから、地域社会や国家での大役を担うこともあります。

2、沐浴(もくよく)
沐浴とは、この世に生まれて産湯に浸かった時のことをいいますが、12運では感受性豊かな思春期の若い男女を表し、夢とロマンに溢れ、鋭い感性をますが、以て未来に向かう若者の無限の可能性を秘めています。
とくに、その豊かな感性は、人に束縛されることを嫌いますが、自由を得て羽搏けばあらゆる趣味や芸術・芸能などの才能に生かされて花開きます。
沐浴を持つ人は、自分の好きな学問にのみ熱心に励む傾向がそれによって専門的知識を高めて成功するケースもあります。
つづく

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