四柱推命-13

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占いの歴史-35

 四柱推命-13

 十二運星の特徴-8

 墓(ぼ)
 この星は、人生でいえば晩年、季節でいえば晩秋、人に例えれば死して墓地に葬られた状態、けじめをつけるという意味もあります。
 この星を持つ人は、考え方も行動も保守的で慎重、研究探求熱心で何か一つのことを決めるにもよく考えてから決断します。見方を変えれば優柔不断で臆病のようにも見えますが、我慢強さと忍耐力では誰にも負けず、信念を貫く気力もありますので優柔不断ではないのは確かです。
対人関係では、孤独が苦手なので周囲の人に優しく接して信頼関係を深め、親しい人には誠心誠意に尽くします。
 仕事面では、考え方が慎重で緻密なことから、事務処理的な能力や情報収能力に優れていて細かい仕事は完璧にこなします。
 金運や財運については、元来が相続のタイプですので、自分で稼ぐより浪費をせずに、人が稼いだものを運営して増やすのを得意とします。とくに墓石を金庫に見立てて「墓」を持つ人は金運に恵まれるとしますので、一生を通じて衣食住には困りませが大きな財は望まないほうが無難です。
 愛情面では可もなく不可もなく穏やかで、情熱的な激しい恋愛とは無縁です。結婚後も夫婦愛の薄さが難点となり、同時に子供縁と親子縁の薄さもつきまといます。
 「墓」の長所は、忍耐強くて勤勉でよく働いて真面目なこと。短所は、保守的で真面目過ぎて融通がきかないことです。
 いずれにしても「墓」の人にとっては「平穏で小さな幸せ」こそが大切なのです。