テレパシーで幸運のバス旅行 

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川口湖畔の円形ホール横のもみじ
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久保田一竹美術館の門前にて

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 家を出ると肌に挿し込む冷気を感じながらも、脳裏に記憶された昨日の小春日和と錯覚した晩秋の一日の出来事です。

 旅を楽しむことに縁遠くなった近頃の私は、それほど行きたいという気分にもならず、友人が国内外の旅を生活に取り入れているのを見てもさほど羨ましいとも思いません。むしろ私は私、と結構充実した人生を歩んでいるつもりでした。

11月12日のことでした。
日帰り観光バスツアー・鐘山苑・河口湖行きの幸運が舞い込んできたのは・・

 ボランティア先で二人の友人が日程変更を申し出たのがきっかけで僥倖を得ることになったのです。
二人は偶然にも、それぞれ夫婦同伴で海外、国内旅行へと旅立つ計画をしていたのです。
「いいなあ! 私なんか誰も誘ってくれないのに・・」
思わず心の内を口走ってしまった私。

その夜の事でした。
友人Kさんからの電話。
「鐘山苑に行きたいの。ご一緒してくださらない?」
Kさんは夫の旅行嫌いが理由で、連れを探していたと言う。

 このようなタイミングを量子もつれとかテレパシーと言うようです。
ミクロの素粒子の乱数作用が原因で不思議と思われる現象を生じさせることが、最近の科学でも証明された出来事です。素粒子の持つ知恵と意志と感覚が発揮されたと考えたい。
心の作用がテレパシーとなって量子もつれを起こした現象と思うと
これを活用しないで人生如何に楽しいことありきや。
私は喜んで友人のお誘いを受けることにしました。

 燃える秋の庭、庭園を望む露天風呂・昼食は中医学の理論に基づいた美健の膳、そして晩秋の河口湖畔の散策・・
魂のケアに相応しい神からの贈り物を満喫した旅となりました。

 冷気は霊気となり、感動へと魂の共有を体感したバスの旅人たちでした。