ほほえみ
ほほえみを いつでも心の中に
忘れないようにしまって置きたい
ほほえみは心の中にこそ
育ててゆきたいものである
名も知らぬ小さな雑草も
空しく捨てられる前に
あなたの花瓶の前でほほえみ
灰色の空でさえ
あなたの夢のスケッチのカンバスになる
おおらかな愛のこころと一緒に
いつでも心の中に
ほほえみを忘れないようにしよう
灰色の空でさえ
あなたの夢のスケッチのカンバスになる
おおらかな愛のこころと一緒に
いつでも心の中に
ほほえみを忘れないようにしよう
季節のうた
十月の季節のハーブ
十本のはりつめた 絃(いと)が
高原の唄を運び
泉のせせらぎを奏でる
指折り数えて待った十月は
季節の果物を運んで
食卓を飾り
桔梗色の空には白い綿雲が
夏の憶いでをのこして浮かんでいる
十月は季節のハーブ
十本のいとが僕のこころに
秋の幻想を奏でる