無償の愛をつぶやく Ⅲ
高尾 義彦
外つ国人が 番地の秋を 食べ歩き
(2019/09/05)
築地場外市場を自転車で通りかかつたら、外国人観光客で賑わつていた。卵焼きなど食べ歩きの女姓も。豊洲移転後も場外では営業が続き、観光スポットとしても健在。一方で、豊洲市場の利用者は築地当時より減って、使い勝手が悪いと飲食業者は辛口の意見。
+車椅子 目白の銀杏 まざまざと
(2019/09/06)
「台風21号 関空大打撃」のスクープ写真で毎日新聞が新聞協会賞受賞。特集記事に1986年受賞の田中元首相の車椅子写真。ヘリから撮影の着想が社会部仲間の酒の席で生まれ、写真部に依頼。写真説明の原稿を書いた。同人誌秋季号の表紙に目白通りの銀杏を。
歌舞伎座の 敬老退会 招待状
(2019/09/07)
今年の中央区敬老大会は歌舞伎座招待。初代中村吉右衛門を顕彰する「秀山祭九月大歌舞伎」昼の部。三世中村歌六の百回忌追善狂言「伊賀越道中軍ハ 沼津」を楽しむ。「人は一代 名は末代」の「極付幡随長兵衛」、清元連中の「お祭り」も。高齢者のお祭り?
夏過ぎて 五○年前の ハリウッド
(2019/09/08)
映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」。デイカプリオとブラッド・ピット。夏の盛りが過ぎるように、主役のピークが過ぎて。設定は1969年のハリウッド。べトナム戦争の時代でもあり、ヒッピーが「人を殺すドラマばかり」とテレビ批判。
もんじゃ屋さん 台風前も 賑わって
(2019/09/06)
日曜日、来客の希望で久しぶりに月島のもんじゃ屋さんへ。大型台風接近のニュースに、予約時間を早めて馴染みの店へ。気がついてみると、広い店内は家族連れなど多くの客で、特に女性グ~-プが多い。台風一過、ベランダの植木鉢は今朝、なんとか無事だった。
株式欄 秋になっても 上向かず
(2019/09/12)
毎朝、所有している株式4銘柄の株価を新聞で確認。春ごろから下がって来た株価は元に戻らない。内閣改造でお気に入りばかりを登用した安倍首柿だが、アべノミクス効果などどこの話か、と実感。株価を指標に経済は健全と胸を張る首相に説得力はない。
公園に 落葉落木 風の痕
(2019/09/10)
台風風が過ぎ去った後、佃公園には折れた木の枝やまだ緑の葉っぱがあちこちに散乱し、風の猛威を実感。自転車で通った皇居・お堀端では、折れにくいはずの柳がぽつきりと折れていた。我が家に一泊して南の国に向かった姪っ子カップルは、欠航・振替で成田空港難民に。













そろそろ徳島県では露地もののスダチが出回る季節。お世話になった方に9月初めに届くように、最大の生産地、神山町に1キロの箱入りを手配した。毎年恒例で、10数年。スーパーマーケットなどで高価な値段で売られているため、「緑の宝石」とも呼ばれる。



「怪談牡丹燈籠」などで有名な落語家、初代三遊亭圓朝のコレクションから幽霊画50点が、谷中・全生庵で公開されている。圓朝は、寺を開いた山岡鉄舟と親しく、毎年、この時期に。お盆の一日、円山応挙などの作品をひんやりとした部屋で見た。17日には囲朝寄席。
(2019/08/19)
(2019/08/21)
ロバートレッドフォード、82歳。映画「さらば愛しきアウトロー」。原題「老人と銃」。拳銃をちらつかせて銀行強盗を繰り返し、脱獄16回。新たな犯行後、逃走中に出遭った、馬を飼う女性との恋。実話に基づく引退作というが、やむことなき映画愛の比喩か?
夏の高校野球をテレビ観戦。母校・川島は春のセンバツに21世紀枠で一度出場したが、夏は未体験。昨秋の徳島県大会で初優勝し、期待したが、夢は簡単には実現しない。石川県の小学校から転校する時、同級生と「甲子園で会おう」と別れた。中学2年まで野球少年。
隅田川沿いで早朝、ジョギングの連れ合いが目撃。佃リバーシティの中央人橋は、映画「新聞記者」「3月のライオン」などに登場。ほかにも時々、一議通行止めにして撮影が行われている光景を目にする。隅田川テラスや長屋風の月島の路地も格好の舞台のようだ。
北海道出身の画家、山口蓬春展。
国連軍縮特別総会を取材した1982年、ニューヨークのチャイナタウンで撮影した写真が手に入った。現地で一緒だった論説委員(当時) 阿部汎克さんの偲ぶ会で披露され、次女の菜椅子さんからいただいた。長崎原爆の日、安倍首相は今年も核兵器禁止条約に言及せず。
原村政樹監督の映画『お百姓さんになりたい』を日本記者クラブで。28歳で東京から埼玉県三芳町に移住、肥料、農薬なしの自然栽培で約60種類の作物を収穫する明石誠一さ。土を作ることから試行錯誤を20年近く。若者らを研修生として受け入れ、ともに汗を流す。
広島、長崎、敗戦の8・15。ハワイ「日刊サン」の次のコラムは「8月ジャーナリズム」をテーマに。この言葉揶揄的な響きもあるが、反戦、平和への願いは忘れてはならない。特に政治家や若い世代。昨日はベトナムを取材した阿部汎克さんを偲ぶ会。
ブルネイから帰国したばかりの植物画家、石川美枝さんから高知県の焼酎が届いた。彼女は仕事柄、高知市にある県立牧野植物園に足を運ぶことが多く、私が小学生の頃、高知県に住んでいたことも知っていて、土産を。ブルネイの詰も聞きたいが、まずロックで。
豊洲へ自転車で買い物に行った帰り、いつもとは別の角度からスカイツリーが見えた。バックに久しぶりの夏雲。思わずスマホを取り出して写真を。カメラはいつも持ち歩いているが、忘れてもスマホが代役を果たしてくれる。通りかかった隅田川の船も一緒に。
今年は梅雨が長く気温が上がらなかつたせいか、あまり蝉の声を聞かない。その代役ではないが、佃島の路地で子供たちが蝉の鳴き声を真似して遊んでいた。思わず、長屋が並ぶ昭和初期の情景を連想する気分に。実際には当時を知るわけではないが。
都内を自転車で走ると、爽竹桃の紅い花を見かける。広島市の花に指定されていて、平和・反核運動を取材していた現役記者の頃、強い生命力が広島復興の願いと重なることを知った。参院選は立憲など野党も健闘したが、平和をぶち壊しかねない安倍一強はなお続く。
ゴルフのため東海道線二宮駅まで。昨日の朝、電車で居眠りから目覚めると、目の前に制服姿の素足がずらり。ゴルフは、自称「晴れ女」が参加したせいか、最近では珍しい晴天。スコアは午前中60台、午後は47と大荒れ。居酒屋で呑んで秋のコンペも、と衆議一決。
(2019/07/16)
(2019/07/19)