無償の愛をつぶやく Ⅲ
高尾 義彦

高尾 義彦

高尾 義彦
立夏の日比谷公園。咲き誇るバラや勿忘草を楽しむ人たちに交じってベンチに座る男性の姿も。ここはコロナ禍でも閉鎖されておらず、息抜きに訪れる家族連れなどが多い。テニスコートなどは使用禁止。
崎県五島列島・奈留島は伊勢海老漁の季節。ところがコロナで民宿などの観光客はなく、漁師さんたちは販売先がない。同人誌仲間で五島出身の津村裕子さんから「lキロ5000円プラス送料」 の案内。同人などに声をかけ、我が家も含め9件の注文。
隅田川沿いの佃公園に紫色の花が咲いている。初めて見た時、「この花の名前は?」と聞かれて、「知らん」。春蘭は、知り合いの陶芸家、神谷紀雄さんの器に描かれている。この春、チューリップや藤の名所で、三密を避けるため花を切る愚行。花に罪はない。
端午の節句に湯舟に浮かべた菖蒲の束をしばらくそのままに。微かだが晴々しい香りを感じて、コロナ感染兆候である喚覚障害はないと確信する。朝は30分ほどストレッチした後、入浴するル-ティンは変わらない。夜は、身体を洗って、ゆったりとした気分で。
隅田川の一番下流に出来た築地大橋から、竹芝、芝浦など湾岸を自転車で。マッヵーサー道路から環状2号線が豊洲市場まで延び、築地市場は解体されてほぼ更地に。緑濃い浜離宮庭園はコロナのために休園。いつもなら遅咲きの桜などが楽しめたが、整備工事中。
佃公園にアヤメが咲いた。いずれがアヤメ杜若、ここはアヤメ(菖蒲)。遠景の聖路加タワーは鎖骨及び肋骨の一部を骨折した自転車事故で、生涯初めて入院した病院。10数年前、20日間ほどの個室生活を思いだす。2棟がつながって双子のような高層ビル。
小さなマンションだけど、入居した頃、収納の能力が充実していることに感心した。しかし今では、書物やら衣類やら物置の様相を強めて、室内の移動にも神経を使うほど。衣更えは冬物と夏物の置き場所をコンバートする作業が中心で、根本的な解決にはならない。
俳句にはならないが、そう言いたい。黒川東京高検検事長は半年延長された定年を8月7日に迎える。稲田検事総長がそれまでに辞めなければ、安倍首相の目論見は実現しない。国会論議をよそに、総長の抵抗に期待したい。#検察庁法改正案に抗議します。

高尾 義彦

高尾 義彦
大学時代、マドンナと呼ばれていたクラスメートから、珍しい紅茶をいただいた。同人誌『人生八啓』のお礼、と。写真展などの機会に、同じクラスだつたもう一人の女性と足を運んでくれる。シャンソンや謡が趣味。コロナ緊急事態に、当分、お目にかかれない。
高尾 義彦
お遍路さんは春の季語。昨年6月から始めたハワイ「日刊サン」のコラムが4月7日掲搬で20回目に。ところがコロナの影響で経営が厳しくなり、週2回発行に縮小、コラムは月1回に、とメールが来た。日本人訪問客が半年前は5千人を超えていたのに、昨日は19人。
高尾 義彦
自粛自粛と 春のゴルフも 水差され
(2020/03/27)
東京都の影響力が強い若洲ゴルフリンクスが4月12日までクローズとなつた。コロナ汚染に対する警戒措置。社会部旧友会のコンペは若洲で4月3日の予定だったので、中止に。昨日は新聞社時代の仲間4人で静岡県の三島ゴルフ倶楽部。
ネットで「日刊サン」を見ていて、毎日、表記される日本からの観光客数が半減していることに気づいた。昨年9月にコラム連載を始めた頃は1日5~6千人が普通だったが、最新データは1873人。いまはハワイもオフシーズンだが、コロナの影響も否定できないようだ。
城所賢一郎・元TBS副会長。静岡支局赴任直後に事件の冒頭陳述書を読み、公判を担当した。寸又峡の現場を取材した城所記者は法廷で証言を拒否。事件では逮捕時に地元紙が報道腕章を警察に提供した問題も。在日コリアンの被告は韓国に戻って亡くなった。
高尾 義彦

無償の愛をつぶやく Ⅲ
高尾 義彦
日向ぼっこ 胸の奥まで 梅香る
(2020/03/02)
春の陽気の日曜日、初めて埼玉県・生越梅林を訪ねた。東上線などで自宅から片道約2時間。樹齢650年の古木「魁雪」を始め紅白の約1、000本が満開に。根元には黄色い福寿草の花も咲いて、癒しの時間。ただ、今日は一転して冬の気候に逆戻りして、残念。
映画観る コロナに負けず 週4本
(2020/03/03)
先週は結局、映画を4木見た。「Fukushima∽O」に続き、フィンランドの映画「ラスト・ディール美術商と名前を失くした肖像」。オークションに出品されたサインがない肖像画をめぐる美術商と孫、そして離婚後ひとりで孫を育てた母親の、地味だが感動的な話。
弥生三月 子供らの声 聞えない
(2020/03/04)
我がマンションの隣は佃小中学校。いつも校庭から元気な声が聞こえてくるが、安倍首相の独断的判断で全国一斉休校が要請され、お休みに。科学者の意見も開かず、閣僚の反対も無視して、勝手なパフォーマンス。テレビで、学童保育に校舎を提供と珍奇な詰も。
中学生が 新開購読 遠い春
(2020/03/05)
中学進学を機に両親のもとを離れ祖父母と生活を始めた時、新聞購読を始めた。野球が好きだからと叔父が勧めた読売!親友の家は大阪毎日。小学生の頃は、毎日新聞の小学生新聞を手本に学級新聞を作った。遡れば産経新聞連載の「少年ケニヤ」(山川惣治作)を愛読。
九年目の春 追悼の集い 流されて
(2020/03/06)
東日本大震災の3月11日、例年の追悼集会はコロナゥイルス汚染を懸念して中止される見通しに。津波のように全てを押し流す自粛圧力。津波直後に三陸海岸を見た記憶がまざまざ。昭和天皇の危篤に、日本社会が経験した暗い自粛の日々に、思いが重なる。
ロワールの 新緑の色 さまざまに
(2020/03/07)
フランス映画「最高の花婿 アンコール」。娘4人にコートジボワール、アルジェリア、イスラエル、中国出身の男性が花婿に。両親はロワール地方に住む敬度なカトリック教徒。異文化がぶつかるフランス社会を描いたコメディー。5年前に見物した古城も舞台に。
コロナ禍で 図書館休み 本はお預け
(2020/03/08)
船橋に住む歌仙仲間の柿亭宗匠。『無敗の男中村吾郎全告白』を注文し、図書館に届いているとの連絡メールは来たが、休館中で受け取れない、と。河彦はこの本を読書中。美術館、博物館などが相次いで休館になり、映画館も心配。お花見の計画も立てにくい春
(注)写真の不足分はNETのフリー素材等からお借りしました。
心から感謝申し上げます。
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