
無償の愛をつぶやく Ⅲ
高尾 義彦
雛飾り 部屋のあちこち ほの明り
(2020/02/25)
雛の節句を前に、雛人形やお雛様を描いた絵などが飾られた。そこだけぽっと明るくなっているような感じ。女の子にとって、お雛様は宝ものであり自分の分身のように受け止めている人もいるかもしれない。それぞれの幸せを祈り、平和な社会を大切にしたい。
ビキニの日 丸浜さんを 思い出し
(2020/02/22)
3月1日は選り米水爆実験で焼津の第五福龍丸などが死の灰を浴びた日。原水爆禁止の署急動が杉芝で始まるきっかけに。その歴史を追った元中学校教諭、丸浜江里子さん。著書「ほうしやの雨はもういらない」を新聞書評で紹介したが、2年ほど前に66歳で逝去。
飯館の 春は遠くて でも笑顔
(2020/02/27)
映画「サマショール遺言第六章~」。九年前の福島原発事故で放能に汚染された飯館村をフォトジャーナリスト2人が記録。サマショールはウクライナ語で自主帰還者の意。主人公の元酪農家がチェルノブイリ事故で汚染された村を訪ね、自分たちの未来を考える。
五島の椿 今キは咲かず 枝撫でる
(2020/02/28)
長崎県・五島出身の津村裕子さんから贈られた椿が、この春は葉っぱも出てこない。昨年、鉢の土を入れ替えた際に失敗したのか、赤と白の上品な色合いの花が今年は見られない。吉永小百合さんが椿サポーターとなった「五島の椿」プロジェクトが発足したのに。
ロンドンの 桜便りも ああコロナ
(2020/02/29)
『チェリー・イングラム 日本の桜を救ったイギリス人』の著者でロンドン在住の阿部菜穂子さん。著書のイタリア語版が出版され、フィレンツェに招かれていたのに、コロナウイルスの流行で取りやめになつた、というメール。イタリアも有数の汚染国に。
旅ジャパン 桜が誘う 北の国
(2020/03/01)
旅 JR東日本のジパング倶楽部。3割引きの魅力で結構活用し、日本新聞インキで仕事をしていた頃は、出張も含め年間20回の利用枠をフルに使った。毎月、旅の案内が送られて来て、今月は三春の滝桜。盛岡の石割桜や角館、弘前など北国にも桜の名所は多い。
(注)写真の不足分はNETのフリー素材等からお借りしました。
心から感謝申し上げます。
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ウェザーニュースが東京の開花は3月15日と新しい予報を発表した。日本気象協会も17日、と。当初は21日、次に20日となり、今回は一気に6日も早まった。4月15日に花見を予定しているが、葉桜だろうか。もうひとつの花見は24日なので、こちらは満開?
映画「リチャード・ジュエル」。オリンピックが開催された1996年のアトランタ。公園に仕掛けられたパイプ爆弾を発見しイベント客を避難させたジュエル。一度は英雄視されながら、心無い報道で二転、容疑者扱い。母と弁護士とともに反撃した実話がベース。
北大路魯山人展が日本橋三越で開かれている。京都祇園にある何必館(かひつかん)という美術館のコレクション約70点を展示。何必館は何度か訪れ、大半の作品は見ているはずだが、改めて新鮮な気持ちで。「浮気も芸術も、いわば出来ごころ」などの語録も楽しく。
列島は今年最大の寒波に覆われ、北海道、北陸など各地で大雪となつた。東京でも、ようやくこの冬最初の結氷。数日前には強風で自転車が前に進まない体験。立春後の寒さはこれが最後にしてほしい。マンション周辺の雪かきをしたのは、もう何年前だったか。
時々、ネタをいただいているひでこさんの故郷通信。もう竹の子を掘る写真が掲載されていた。子どもの頃を過ごした徳島の実家にも竹林があつて、竹の子を掘った。門前仲町の多万村には、もう焼き竹の子がメニューに。季節を感じられる食材が嬉しい。
フェイスブックを始めて8年の記念日です、とお知らせが来た。この間にアップした各種の写真を編集して見せてくれるサービスも。日々、画面から、知らないニュースや情報を得ることが出来て参考になる。登録されたお友達は230人。来る者は拒まず。
中央区文化講座で昨日は築地本願寺へ。法話や雅楽、パイプオルガン演奏を聴き、明暦の大火で浅草御堂が焼失した際、徳川幕府から八丁堀の海を代替地として与えられ、佃の門徒が埋め立てに協力、築地が出来た歴史を学ぶ。五輪の外国人客に贈る千羽鶴を折った。
歌仙(連句)仲間の2人と、昨日は佃のカフェ・星時計で遅い新年会。佃小橋や住吉神社を案内して、マグロの刺身と広島などの銘酒を楽しむ。歌仙は現在175巻目。拙速ではなく一日一句をじっくり推敲して、と反省も。昼下がりのお店には常連のお客さんたち。
ここ数年、人形町・水天宮のそばにあり黄金芋で有名な寿堂で節分の豆を買う。小さな柵に二色の豆を入れ、お多福と鬼の面など小さな和菓子が乗っている。「福和内」と名付けられ、プレゼントとしても好評。消費税のせいもあり、値段は昨年より少しアップ。
昨日は、高校の近畿地区同窓会出席のため、日帰りで大阪へ。朝、体温を測ったら37・1度。少し高めかな、と気にしつつ、往復の新幹線ではコーヒータイム以外はほぼ熟睡。懐かしい顔に会って、微熱などどこかへ飛んでいった感じ。大阪も街の変貌が激しい。
今年創刊115年を迎える月刊誌「婦人画報」の初代編集長は
大相撲初場所千秋楽、徳勝龍(33)が貴景勝(23)を破って幕内最下位で初優勝。昨日の朝は、スポニチをまず手にした。貴景勝が負けたのは残念だが、歴史的快挙に素直に拍手。近畿大学卒。高校の新同窓会長、岸田益雄さんも、中学校以来の友人も近大卒。
スペイン在住の書家金子祥代さん。「天のはごろも~涙」が、カリブ海に浮かぶプエルトリコの国際フイルムダンスフェスティバルに選ばれた、とブログに。人きな筆で踊るように書を披露する動画。暮れにはアーティストレジデンス制度が休止となり心配したが、元気そう。
先日の大阪行きの際、新幹線で通過した富士市では、製紙会社の高い煙突が勢いよく白い煙を吐き出していた。日本新聞協会のデータだと10年前に5、000万部だつた新開発行部数は昨年、3、781万部に。資源ごみの古紙輸出先・中国が最近は輸入制限。紙の将来はどうなる?
ビルの谷間に取り残されていた古い二階建ての木造家屋が取り壊され、駐車場に。月島駅に近いせいか、7台のスペースが満車に。佃・月島地区では、かつての長屋のような住まいが次々にマンションなどに変身、この駐車場もいずれはマンションになるのかもしれない。
連れ合いの生け花教室は、早くも菜の花が花材として用意されたようだ。房総半島では例年、早くから菜の花の群落が人気を集める。沖縄ではすでに緋寒桜が開花した、と。植物画家、石川美枝子さんらは2月からハワイで桜などを描いたボタニカル・アート展を開く。
大嘗祭に調進した 「あらたえ」 の素材となる大麻を育てた徳島県木屋平の畑で栽培した蕎麦が「あらたえそば」と名付けられ、地元で提供される、とひでこさんの故郷だより。粒のままの蕎麦米で、田舎では蕎麦米雑炊が定番。正月前後は我が家でも毎日のように食べた。
佃から、隅田川にかかる相生橋を渡って門前仲町駅。大寒の20日、毎日新聞に用があつて、大江戸線は利用せず、汗ばみながら約20分歩く。夕方は、渋谷・道玄坂から裏渋谷の坂道を歩く。徳島県のアンテナショップを兼ねる施設、ターンテーブルで県人会の新年会。
大粒のいちご「さちのか」は徳島生まれ。高校同級生の川人喜代子さんが大根、筍芋、蜜柑などと一緒に送ってくれた。餅や和菓子「土柱とら巻き」も。お礼の電話をすると、ツイツター俳句に心が温まる、と。早速、朝食のデザートなどに賓沢に。その後、松島日出子さんからも「女峰」。
歯槽膿漏寸前の歯を全面的に治療してもらつたのは30年以上前。最近、左下奥歯に軽い痛みを感じ、治療した。ずっと定期的に日本歯科大附属病院に通い、一本も欠けていない。最初に治療してくれた高校先輩の命の恩人住友雅人さんは、いま日本歯科医学会会長。
徳島市長選に立候補する内藤佐和子さんを紹介した昨日、37歳と書き、ご本人から「年齢は三十五歳に」と。新聞記事を見間違ったようで、新年最初のお詫び。年齢は新聞記者として何度も確認しなければいけないことでお恥ずかしい。徳島市は阿波踊り以外にも問題山積。健闘を。
岩手県田野畑村から送られてきた餅を、しばらく朝食に。子どもの頃、故郷で餅をついた光景など目に浮かぶ。体重はこのところ66キロ台で安定している。もう少し増えてもいいけれど、筋肉を鍛えることを第一に。ストレッチや自転車を、無理せずに続けたい。
地下鉄銀座線渋谷駅が大改装されて初めて、降りた。1964年春、駒場で大学入試の発表を見て、渋谷駅に電報を受け付ける場所があり長距離電話もかけられたので、父に合格を報告した。大嘗祭に合わせ、麻と絹をテーマにした映画『時の絲ぐるま』を昨夜、渋谷で。
暖冬だという。束京では、初雪は観測されたそうだけど、実際には見てなくて、寒い冬の実感がない。オーストラリアの山林火災、フィリピンの火山爆発など、異常気象に加えて、自然の脅威を感じるニュースが多い。やや気が早いが、桜の開花時期も気になる。
阪神淡路大震災から25年。何事もなく日常の生活が営めることが不思議に思えるような東京。東京湾直下型地震の可能性も否定できず、安全神話を信じているわけにはいかない。3月には東日本大震災から9年。マンション2階の我が家は比較的安全と勝手に。
日朝国交正常化交渉政府代表などを務めた元外交官、遠藤哲也さん。日比谷で映画「ジョジョ・ラビット」鑑賞中に電話が着信、折り返し電話で徳島新聞の記者から訃報を聞いた。東大徳島県人会の10年先輩で、知人から、一緒に食事したと聞いたばかりだつた。
2年ほど前までマンション上階の住人だった天野岩男元時事通信社会部長と我が家で新年会。2歳年長の彼は愛犬と〝二人暮らし″。室内の陶器や家具類が増えたことを指摘されたが、断捨離より、終の棲家を快適に、と。
2022年も言葉と戯れつつ、人の縁と、人間に対する好奇心を大事にして、楽しみたく。
6月には75歳に 今年も人の縁(えにし)を大切にとしたら、「馬鹿にしないでよ」か。FBにはさまざまな年賀の挨拶も。それぞれの人生に乾杯。言葉の力を信じてツイツター排句を日々ーーこれは年賀状の文面。賀状を差し上げた方には、同じ内容になりますが、元日のご挨拶に。三が日は映画など見ながら、近場でのんびりと過ごしたい。
パリに住む姪のパートナーはフランス人。メールで年賀の言葉を送る。姪はまだ向こうで仕事は見つからず、それなりに苦労しているようだが、インスタには華やかに日々の料理と愛犬の姿。今月半ばには、残っている手続きもあり、一時帰国するという。
知り合いの女性がFBで、温泉で新年を迎えたつぶやき。雪と温かいお湯と銘酒男山。なぜか、「つきあつてあげてもいいよ」という歌詞が思い浮かんだ。返歌があるとしたら「馬鹿にしないでよ」か。FBにはさまざまな年賀の挨拶も。それぞれの人生に乾杯。
同期、同学年の友人は今年、後期高齢者に。それを理由に、年賀状はこれで失礼します、という文面が何通もあつた。傘寿を理由に、という人など、年長の方からは従来も同じ意思表示はいただいていたが、同年齢となると、感じるところは大きい。さて、自分は?
壁にもトイレにも7、8種類の新しいカレンダーを飾った。当然、雪降り積む情景や寒梅など季節にふさわしい絵画や写真。この冬はスキー場の雪不足が暮れに報じられた。その後、どうなつたか。束京ではまだ雪を見ない。先日、キエフ・バレエで純白の衣装。
佃の住吉神社は三が日、長い列。人出が減ってから、連れ合いの拓代と初詣。隅田川を渡った先の鉄砲洲神社は、歴史は古いが客は少なかった。初夏、ここで子供も歌舞伎。かつて人晦日の朝刊デスク番の後、明治神宮や富岡八幡宮に初詣。いまはそんな元気はなく、粛々と.
書道クラブの新年会に提出する作品は 「孤舟載月」に決めた。暮れに京都・相国寺承天閣美術館で見た千利休の書。洞庭湖の光景を表現した禅語で、茶室に掲げられる軸の言葉。取り合えず自分で書いてみて、先生に昨日、お手本をお願いした。新年会は27日。