民放各社にもレギュラー番組-6

幸福を売る男

芦野 宏

Ⅱ 夢のような歌ひとすじ

1、ポピュラーの世界へ

民放各社にもレギュラー番組-6

番組は昭和三十二年秋に文化放送へ移るが、引き続きレギュラーとして出演した。初めての体験を生かした「芦野宏のパリ日記」を盛り込んだり、「芦野宏のサロン」を昭和三十三年末まで絞け、その後もゲストとしてたびたび出演して、昭和三十五年秋ごろまで続いた。
(注)
昭和三十一年(一九五六)、四月二日『シャンソン・アワー』(ニッポン放送、毎週月曜日、午後十時半~同50分)始まる。
初期のレギュラーはビショップ節子。初夏と初秋に芦野宏・初連続リサイタル、初渡仏送別リサイタルを放送。
昭和三十二年一月七日から芦野宏がレギュラー、毎回違った顔ぶれのゲストを迎える。
同年十一月、文化放送(毎水曜日、昼十二時~同十五分)に移る。「芦野宏のパリ日記」ほか、「芦野宏のサロン」に多彩なゲストを迎える。
昭和三十四年一月からゲストとして月に数回、年の半ばに再びレギュラーとなる。
昭和35年、ほぼ毎週ゲスト出演。十月二十六日、番組終了。
主な出演者(順不同)深緑夏代、喜多川祐子、高毛礼誠、太田京子、丸山臣吾(美輪明宏)、福本泰子、木村正昭、橘薫(かをる)、字井あきら、高英男、淡谷のり子、河井坊茶、沢庸子、越路吹雪、石井好子、旗照夫、田中朗、士口中圭子、木下清、中島(後藤)年子、安東緑、朝丘雪路、山本四郎、小海智子、島さち子、円山洋子、久木田千鶴子、杉浩、戸川昌子、工藤勉、美和陽子、中原英氏、寄立薫、戸川聡、岸洋子、島崎雪子、伊藤鷹志、中原美紗緒、浜木浩、鈴木昌子。