月別アーカイブ: 2021年6月

納音(なっちん)-8 白鑞金・楊柳木

こんにちは。羽合光凜(うごうこうりん)です。

無類のウミウシ好きダイバーでもあります。週末に休みがとれた時は、雨が降ろうと広島湾で水中散歩です。

ウミウシは、大きさが数mmから数cmと非常に小さいため、広い海の中で探すにはコツがあります。その一つがウミウシの餌です。カイメンを餌にするアオウミウシやシロウミウシ、オレンジ色のコケムシを餌にするミズタマウミウシなどなど。餌になる生物が群生しているところにウミウシありです。
ウミウチワという海藻には、スミゾメミノウミウシが生息しています。
写真は、水深15~16mの所にあるウミウチワで卵を産み付けている赤紫色の色あざやかなスミゾメミノウミウシと、オレンジ色の卵がクルクルとウミウチワの枝に巻き付けられている様子です。

さて、今日は、「白鑞金」「楊柳木」の性格や特徴についてお話します。

《17,18 白鑞金・はくろうきん》

「錫(すず)の如く、金属と思えぬ柔軟さで何事にも自由に対応して成功への道を進む。」

謙虚で人あたりがよいので、人に頼られたり相談を持ちかけられることが多いです。仕事面では、裏方・補佐的な役割で力を発揮しますが、自由で柔軟な発想力を持っているので、表舞台に立つ勇気・強さが備われば、ジャンルを問わず成功をつかみ取れます。一方、押しが強い相手に対して、NOとはっきり言えないところがあるので、恋愛面でも受け身になりがちです。時として自分の気持ちをはっきり主張することも大切です。

《19,20 楊柳木・ようりゅうぼく》

「柳の木の柔軟さで強風にも逆らわず、旺盛な向上心を内に秘めて目標目指して進む。」

柳のようなしなやかさと気品を持っています。華があるので自然に人が集まってきます。争い事やもめ事が苦手で、自分が巻き込まれそうになるとうまくかわします。向上心が強くいので、目標が定まると持ち前のフットワークの軽さを活かして、着実に進めていき、目標を達成します。ただ、ちょっと飽きっぽいところがあるので、最終目標を立てたら、段階的な達成目標も立ててステップアップしていきましょう。

納音(なっちん)-7 潤下水・城頭土

こんにちは。羽合光凜(うごうこうりん)です。

無類のウミウシ好きダイバーでもあります。週末に休みがとれた時は、雨が降ろうと広島湾で水中散歩です。

ウミウシは、広島湾では晩秋~春に多くの種類が観察できます。これからの季節、初夏から秋にかけては、ウミウシウォッチャーとしてはちょっと寂しい季節です。
とはいえ、先日、水深20m付近で、とても色鮮やかなショウジョウウミウシに出会いました。写真のようにイチゴのような真っ赤な色をしています。とても目立つのでは?と思われた方へ。海中では水深が深くなるにつれて波長の長い赤色から徐々に見えなくなっていきます。水深20m付近ではほとんどの色が色彩を失っているため、水中専用のライトで照らし、浮かび上がる景色や生物を楽しんでいます。

 

さて、今日は、「潤下水」「城頭土」の性格や特徴についてお話します。

《13,14 潤下水・かんかすい》

「源流の谷水の如く、清冽で勢いよく目標めがけて直進する激しい気性と純粋さで成功する。」

潤下水は、滝の水が岩を砕きながら流れ落ちていく様子を表しています。同様に、よくも悪くも激しい気性の持ち主です。普段は感情を表に出すことがなく、穏やかで人付き合いがよいのですが、いったんやると決めたことは、周りがどんなに反対しても聞く耳を持ちません。言葉足らずなところが誤解を招くこともあります。同じ目標を持つ人とともに努力を重ねていくことで、周囲の理解も得られ、成功につながる鍵になります。

《15,16 城頭土・じょうとうど》

「城壁からみた広大な土地の如く、発展を予見できる埋もれた才能は努力次第で花開く。」

人当たりが良く、交友関係の広い人が多いです。その広い交友関係から、自然に情報が集まってくるため、情報通でもあります。仕事でも、仲間の持っている才能を見いだし上手く活かすことが得意なので、マネージメントなどの仕事で力を発揮します。一方、プライドが高く、なかなか自分の胸の内をみせることがありません。プライドを持つことは大切ですが、プライドに振り回されないよう注意が必要です。特に、行動が空回りするときは、謙虚に周りの意見に従うと運気が好転します。

納音(なっちん)-6 釼鋒金・山頭火

こんにちは。羽合光凜(うごうこうりん)です。

無類のウミウシ好きダイバーでもあります。週末に休みがとれた時は、雨が降ろうと広島湾で水中散歩です。

今日は広島湾のアイドル・カエルアンコウの話を少し。
カエルアンコウは、アンコウ目カエルアンコウ科に属する魚で、泳ぐことがほとんどできません。前足のような胸びれと腹びれで岩の上や砂底で踏ん張っています。じっとしたまま、頭にある疑餌(ぎじ)のついた突起をヒラヒラさせ、本物の餌と勘違いして寄ってきた小魚や甲殻類をパクリといただきます。愛嬌のある姿や疑餌をヒラヒラさせる様子が、なんとも可愛くて見飽きることがありません。
6~7月に、カエルアンコウは産卵の時期を迎えます。パンパンにお腹が膨らんだメスを、今年も観察することができるでしょうか? 楽しみです。

正面からパチリッ!

さて、今日は「釼鋒金」「山頭火」の性格や特徴について、お話しします。

《9,10 釼鋒金・じんぽうきん》

「釼造りに用いる金属のことで、切れ味鋭い才能の持ち主で、どんな難局も恐れない。」

芸術的な才能に恵まれている人が多いです。直感力が鋭く、物事の本質を見抜く力もあります。目標に対して、自分自身の信念に従い努力を惜しまず、成功するでしょう。
一方、自分に厳しいと同時に、人にも厳しいところがあります。「結果がすべて」という考えがあるので、なかなか結果が出せない人に対してはイラっとくることがあります。人に寄り添う気持ちを忘れず、特に部下などの目下の人に対しては、プロセスを認めてあげるとうまくいきます。

《11,12 山頭火・さんとうか》

「山頂に燃える火の如く、目立った存在で人の上に立ち、優れた才能で人を魅了する。」

理想を高く持つ野心家です。非常に努力家ですが、プライドが高いので、人にそのようなそぶりを見せません。また、人に頼られたら嫌な顔をせずに、最後まで面倒をみます。リーダー的な役割で力を発揮します。
一方で、人に頼るのが苦手で、周りの評価を気にする繊細な一面があります。なので、うまく歯車が回らない時、自分の感情をコントロールできず、悪循環に陥ることも。自分の気持ちを素直に話せる親友やパートナーを持ちましょう。
ちなみに、俳人の種田山頭火は、字面と意味が気に入って「山頭火」というペンネームにしたそうです。