月別アーカイブ: 2021年3月

納音(なっちん)-2 日干日支と納音

こんにちは。羽合光凜(うごうこうりん)です。

今日は、日干日支と「納音(なっちん)」について、お話しします。

生まれ年の干支(えと)、生まれ月の干支、生まれ日の干支、それぞれに納音があります。実際に鑑定するときは、これらすべてを総合的にみて判断していきます。が、これはかなり複雑な作業になってしまいますので、ここでは生まれ日の干支(日干日支といいます)に絞ってお話していきます。

まずは、自身の日干日支の納音を知る方法を説明しますね。
下の表で自分の生まれ年を探してください。次に、生まれた月まで横にたどり、書いてある数字に生まれた日を足して下さい。もし、その数字が60を越えていた場合は60を引きます。それがあなたの納音を表す数字になります。

《例》1980年8月23日生まれの人

① 早見表(2)から1980年を見つけます。
② 横にたどって、8月のところの数字をみます。「42」ですね。
③ 「42」に自分の生まれた日を足します。
     42+23=65  
④ ③のところで、60を越えてしまった場合は、60を引きます。
     65-60=5
⑤ この数字は、あなたの日干日支が「戊辰」だということを表す数字になります。「5」という数字をしっかり覚えて下さい。

いかがでしょうか?
ご自分の納音の数字は求められましたか?
次回、この数字が納音では何を表すのかお話ししますね!

納音(なっちん)-1 十干十二支と納音

こんにちは。羽合光凜(うごうこうりん)です。

今日から「納音(なっちん)」について、お話ししていきます。

納音の基本は十干十二支(じっかんじゅうにし)です。
たとえば、今年の干支(えと)は「辛丑(かのとうし)」です。辛(かのと)が干、丑(うし)が支にあたります。十二支の「丑(うし)」はなじみがありますが、十干の「辛(かのと)」は、初めて聞く方もおられるのではないでしょうか。

十干とは「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」の十個からなっています。音読みでは「コウ・オツ・ヘイ・テイ・ボ・キ・コウ・ シン・ジン・キ」。十二支と同じく、その年ごとに順番に廻っていきます。

    (西暦)  (干・支)
   2019年  己・亥
   2020年  庚・子
   2021年  辛・丑
   2023年  壬・寅
    ……       …

干も支も、ともに十個・十二個と偶数なので、
   10×12÷2=60
ということで、六十年に1度、同じ干支が巡ってくる「還暦」がやってきます。還暦は六十歳を祝う行事としてなじみがあるように、干支は意外にも私たちの身近なところで使われています。たとえば、672年の「壬申(じんしん)の乱」や、1868年の「戊辰(ぼしん)戦争」など、日本史ではその出来事のあった年の干支がそのまま名前に使われているものもあります。

納音は、この六十ある干支を三十に分類して人の運命や性格を判断するというもので、平安末期から鎌倉時代の初期にかけて活躍した陰陽師・安倍晴明の占いの骨子となっているものの1つになります。

色鮮やかなセトリュウグウウミウシ
(山口県長門市・青海島沖にて)

次回に続く・・・。

ちょこっと余談~ダイビングのこと

こんにちは。羽合光凜(うごうこうりん)です。

アマチュアダイバー&無類のウミウシ好きでもあります。週末に休みがとれた時は、雨が降ろうと広島湾で水中散歩です。水温が11℃を切ろうかという瀬戸内海、ウミウシの種類が豊富なこの季節ですが、現在、ダイブディレクター(BSAC)になるために講習中です。肝心のウミウシウォッチングに関しては、ログ付けのときに「今日はこんなウミウシに出会ったよ~」とFUNダイビングの方から聞くだけで、ちょっと寂しい日々です。

ダイブディレクターって何だ??と疑問の方のために少し説明をすると、この資格をもつことにより、インストラクターのアシスタントやガイドダイバーとして活動することができるようになります。

プロダイバーへの入口でもあるため、講習はハードです。私はもうそれなりの年齢なこともあり、「何のためにそんなハードな講習を受けるの?」と言われる方もいます。一番の理由は「これからも安全にスキューバダイビングを続けるため」。もちろんルールをきちんと守れば安全です。とはいえ、人が生きることができない水中世界です。ちょっとしたミスやトラブルでパニックに陥り事故につながることがあります。そういう時に落ち着いて対処できるようスキルアップすることが、それなりの年齢だからこそ、より大切なことと考えています。

…と書くと、なんだかカッコいいのですが、若い人に比べて何倍も努力しないとスキル上達ならず、講習だけでなく自主練にまでインストラクターの方々に付き添っていただいている状態です。レポート提出も半端なく、夜遅くまで四苦八苦…果たして新学期には、晴れてダイブディレクターになれるのでしょうか?

 スキンダイビングの練習

フィンピボットからホバリングの練習

《おまけ》
 ダイビング中にトラブルがおこったときに一番大切なこと、それは「パニックにならないこと」です。そのために、普段からトラブルやミス(いわゆるヒヤリハット)の予想を立てて、対策のシュミレーションを行っておくことがとても重要になります。これは、日常の色々な場面でも言えることですね!

今日は、余談に付き合っていただきありがとうございました!次回から「納音(なっちん)」についてお話しする予定です。