まだ若い友人を喪いました。

本願寺夜景小
私の事務所の目の前にある築地本願寺で友人の葬儀が行われました。 私が顧問になっていた警備会社元社長S氏は、数年前から体を壊し御殿場で静養していましたが、ついに力尽きました。元警視庁警部補だったS氏は、富山県の旧家に生まれ、富山県一の名門校といわれた高校を出て警視庁に就職、警部補時代に一念発起して警備会社を設立しました。 武道に自信のある警察中退者を募集、要人警護を看板にしたボディガード中心の警備会社です。仕事も順調で、私とは仕事上も相互乗り入れで、お互いに顧問契約を結び、人手が不足した時は協力し合いました。私も時々は駆り出され、警備会社の名刺と鉄板入りのカバン、伸縮自在の警棒などボディガードに必要な用具を使って何度か要人のボディガードを経験しました。おかげで小説の題材もかなり集めてあり、NETに掲載中の「アルプス秘話」は、その頃の経験を生かした小説です。 もしも興味が湧きましたら、https:/www.kaiundou.jp で「花見正樹作品集」ー>「アルプス秘話をご覧ください。 故人のS氏も、まさか私の小説の中に登場しようとは思っていなかったかも知れません。 S氏は富山県在住時代も、通夜でお会いした高校時代の友人らの話しではかなりモテたらしく、警視庁時代に会社秘書の美人と結婚、一男一女を立派に育てていますので残されたご遺族は心配ないと思いますが、何と言っても逝くのが早過ぎて、友人としても悲しく辛いことです。 築地本願寺での通夜の参列者も大勢が列を成し、翌日の本葬も格調高く厳粛で、まことに立派な葬儀でした。 S氏のご冥福に合掌、残されたご遺族のご多幸を心からお祈り申し上げます。