潜在脳力を引き出す方法ー3

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第9回 開運エッセイ

大原 裕美

潜在脳力を引き出す方法ー3

 前回は、潜在能力をアップするためには、まず自己分析が必要であることを述べました。
自分が本質的に陽気で行動的な外向性なのか、陰気で内向的な思索型なのか、あるいはバランスがとれているか? これを知ることは大切で、外向性が強ければ芸能、スポーツや営業、渉外、政治経済の表舞台での活躍、事業でも自立して成功します。
逆に内向性が強ければ、その感性を生かして音楽・絵画・文学・彫刻など芸術家を目指すとか、知識と技術を生かすIT産業や企画立案などで成功します。
人は誰でも持って生まれた性格があり、その性格に良し悪しはないはずです。しかも、性格は見た目と違う場合もあります。
例えば、周りの人からは明るい性格と思われているのに、一人になるといつも暗く沈む気分になってしまう、こんなことは誰でもあります。あなたも、そんな経験がありませんか?
あるいは逆に暗いように思われているのに、根は明るい性格ということもあり得ます。
この鑑別は簡単で、わたしは物事を楽観的に考える人は明るい性格(ネアカ)、悲観的に考える人は暗い性格(ネクラ)との判定基準を持っていて、じぶんでは、その日の気分によって天秤の錘が右に向いたり左に向いたりしているように感じます。
それでも私は、アナウンサーという職業柄、きわめて明るく振舞ってはいますが、自分のネクラな部分も嫌いではありません。
つぎに物事を論理的に考えるか、それとも直感で直上的に考えるか、これも大切です。
いくら冷静に理屈では正しいと思って理路整然と行動しても、直感型の感性には太刀打ち出来ないこともよくあります。
それでも、潜在能力を引き出すためには、直感だけでは無理、やはり日頃から思考能力を鍛える訓練も必要です。
こうして自分を客観的に分析して自分を知った上で、次のステップに進みます。
つづく