自己実現のための実践スケジュール-1

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第14回 開運エッセイ

大原 裕美

自己実現のための実践スケジュール-1

 私は無理にはお薦めしませんが、自己啓発テクニックの一つに、催眠法などで自分の本性をさらけ出し、そこから意識改革によって長所を伸ばしてゆく方法もあります。しかし、この方法は、理性で抑制していた野生的本能をも覚醒させる動機にもなりますので、人によっては、動物的本能が過剰に現れる危険性もあります。そのリスクを考えると、この方法には慎重さと注意が必要ですので高等テクニックを必要としますので、あまり一般的ではないのです。
例えば、日頃は温厚で微笑を絶やさない紳士淑女的人物が、その本性が極限状態になると、突然変異の様相を呈して、粗暴で排他的な態度に変ったり、明朗な人柄と思われていた人が、急に陰湿で険悪な態度に変ったりすることが稀にあるからです。
ただし、これをアルファー波瞑想法などを用いた自己催眠法で、徹底してプラスの方向に導くことで、心身の健康増進だけでなく目的意欲を高め、確たる開運への扉を開くのであれば、自己の内面を見つめて自分をさらに向上させる道が開けます。
しかし、私がここで開運道講師としての立場からお薦めするのは、もっと単純で簡単にどなたでも気軽に出来る開運法です。
そのためには焦りは禁物、毎日を楽しく幸せにと意識して行動するだけで、1週間、一か月、1年と自分の変化に気付くはずです。
「ローマは一日にして成らず」「千里の道も一里から」と洋の東西を問わず、成功への道は階段を一歩づつ上るのに似ています。
今日から1日ずつ、意識して自分のスケジュールを実行してみることによって自信を高め、自分の潜在能力を引き出すことを目指します。
なにしろ、開運道式開運法は、私の発案もかなり取り入れられてはいますが、その大半は開運道を主宰する師匠の長年に渉る実践から成り立っていますので、かなりの説得力があります。
これを実践するだけで幸運が舞い込み、億万長者になり、長寿で楽しい人生になるなら・・・もうやるしかありませんね。
では、開運への第一歩は、「挨拶」です。
あなたが、朝から何人の知人と会うかは存じませんが、「お早う」「こんにちは」など内容は問いませんが、先に声を掛けたら白星(〇)の勝ち、相手に先に声を掛けられたら負けで黒星(●)となります。
実は、これに気付いたのは開運道サロンに出入し始めて3ケ月ほど経ってからです。玄関のドア-を開けると、すぐに師匠の声が飛んでくるので、私の挨拶はどうしても後になってしまうのです。
私も独自に開運について研究をしてきましたから、ふと、これに気付き、それ以来はドアーを開くと同時に大声で挨拶していますので、対師匠の挨拶対戦成績は連戦連勝、実に気分のいいものです。しかも、当然ながら、仕事場でも私生活でも挨拶は”先手必勝”、苦手な相手にも挨拶だけはケチらないようにしています。なお今月はまだ月半ばですが、挨拶の勝率は90パーセント以上であることは間違いありません。お蔭で公私とも絶好調、もう勝ち癖が身について気分も上々です。
あなたも是非、実践してみてください。必ずツキが巡ってくることをお約束します。