一つの自信が多くの自信を生む-2

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第32回 開運エッセイ

大原 裕美

 

ことわざの中に、「かさぶたと自惚れのない人はいない」という言葉があります。
この自惚れが実力でない場合は、砂上の楼閣のように、ちょっとした強風で脆くも崩れ去ってしまいます。
目標は低くても土台を固めた上で、実力で堅実に積み上げた自信であれば、階段を一歩一歩踏みしめて登るように、永遠に崩れることのない自信を身につけることが出来ます。
人の面倒見が好きで、自分んが育てた後輩が何かの機会に大成功して、自分が感謝されたりしても大きな自信になります。
仕事でも同様で、何気ない努力が会社の業績向上に寄与しただけで、大きな自信につながることもあります。
ちょっとした節約で、予想以上にお金が溜まったとしたら、これも金銭的な面での自信になるでしょう。
どんな小さなことでも成功のパターンを身に着けてこそ、将来の安泰につながります。
少しでも、人より優れていると思った時は、それが何故だかをよく考えて、その自信を持った時の気持ちを強く自分にインプットして、その積み重ねを目指します。
自分が幸せになって、精神的にも経済的にも余裕が出れば、その余力で人を幸せにすることが出来ます。
それと、自分は人より優れている面があることに気づいたら、不思議なほど自信が湧いてきて、今まで以上に何にでも挑戦する勇気も湧くものです。
とくに、愛情面での自信は、その極めつきのようなもので一つ自信が次の自信を生むようになり、幸運の女神が自分に微笑みを投げてくれます。それにはまず、身近な小さな自信を取り戻すことからスタートしてみてください。

ここで3つのポイントを記憶してください。
1、 人はどんなことでも褒められれば自信がつく
2、 小さな自信が次々に次の自信を生む
3、 どんな小さな自信でも、自分に強く言い聞かせることが大切