お金ストレス-1

「長寿の秘訣の第一は、ストレスを溜めないことです」
ストレス解消、病気知らずで楽しく長寿!

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花見正樹のストレス・エッセイ

お金ストレス-1

「お金」とストレスの関係は?

「ストレス」の定義については諸説マチマチで、一言でズバリ言い表わすのはかなりの無理がある。
「健康な心身への警告反応」がストレスである、という説もあれば、「情緒不安を心身に与える刺激要因によって起されたショック」だとか、「健康体であるべき心身に限界以上の重圧を伴う刺激」だとか、あれこれ賑やかである。
「寒暖、光と音、傷病、それ等の余剰刺激がもたらす心身への異常反応」という説もある。
なかには「ストリップにおけるレスビアン」などというチン説もある。音楽によって佳境に入った凄絶シーンに興奮で血走った眼をギラつかせたところで所詮は見せ物、怒張した一物の収納場所を持たぬオトコはただただイラつき狂うだけ、それがストレスとか。
ところで平和国家日本の家庭ははぼ中流とか、しかも意識としては「中流の上」。口に出すときは遠慮しがちか誇らしげか、ともあれ「中流の中」というから可愛気も愛想もない。ここは一番、上流の上とか下流の下とかはっきりさせたいもの。
㊥などは、中ぐらいのビンボー連、すなわち「中ビ連」とでもいうべきである。しかもマンションの一室で子供は一人以上不要などといい夫はゴルフ、囲碁、妻はカルチャー(有料井戸端会議風ウサ晴らし所)、これで満足している中流は同じ㊥でも、「中絶ピル連帯」で「中ピ連」。「金」は銀や銅より上位にあっておめでたいことに使われるから、めでたい話を連ねてストレスを発散(読者も私も)するのがまず無難であるのは当然だが、なにしろタイトルが「金」にからむことだけに万人が一瞬たじろぐ重大問題なのは事実である。
縁台将棋の常連は、「王手飛車取り」とビシッと金で決めた快感、あるいは決められた不快感を思い出したりするだろう。
どういうわけか最近めっきり弱くなった夜の義務七っいて思いをはせた同胞もいよう。また、サラ金から追われた経験のあるお方および現在その試練に耐え、あるいは耐えかねて縄を編んだりしている方、これも「金」という字でギョッとしたに違いない。
さて、臨時収入で懐中がホットな方、「福沢さん、今日は」などと額ずりしているご仁、これも「金」で反応を示したストレス発散の一方法で、これもストレス対策◎に間違いない。