家庭を平和にする方法-2

「長寿の秘訣の第一は、ストレスを溜めないことです」
ストレス解消、病気知らずで楽しく長寿!
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花見正樹のストレス・エッセイ

家庭ストレス-5

家庭を平和にする方法-2

 それにしても家庭内の平和などガラスのコップのように脆いもの、父と子の対話不足、母と子の密着しすぎ、夫婦間の溝、嫁と姑、嫁と義父(仲が悪いのではない)、子連れ再婚同士の場合などは家族関係がぐちゃぐちゃになって整理が付きにくくなることもある。ともあれ、家庭内はストレスの温床には間違いない。
その中で
一番大切なのは夫と妻の対話不足のはずだが、どの主婦も、これについてはあまり触れない。それが問題にされないのは、やはり夫族はすでに妻族から愛想をつかされて切り捨てられているのかも知れない。
最近は、DV夫が原因での離婚も増え、子供への虐待も増えている。結婚前には予測もつかない家庭内暴力などは予測がつかない。予測がつけばもっと早く逃げ出しているはずだ。
家庭内暴力は狭い家の中だけに地獄図になる。加害者も被害者も心の傷は生涯癒えないだろう。暴力がなくても平和とは限らない。家庭内冷戦もまた心理的葛藤の地獄図になる。しーんと緊迫した冷たく暗い空気が部屋に充満し、その空気に触れたものは直ちに笑顔忘却症、むっつり右門症などになる。
さて、これらを柔らげるには会話と音楽、さわやかな自然音がすこぶる効果的なのだ。チチチと小鳥が梢を渡り、山間を流れるせせらぎの音、あるいはショパンの幻想即興曲に合わせて灰皿を投げ、茶碗を投げつける。騒ぎが一段落して当人同士が疲れ切ったときも、さわやかな小鳥のコーラス、虫のセレナーデ、チャイコフスキーの感傷的なワルツなどが流れ、皿などを割ったことを後悔したのか、何となく歩み寄って手を差し伸べてみる・・・家庭ストレス撲滅は、かくありたい。