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夏休みの孫預かり
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新海 富美代
今年も暑い暑い夏でした。「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉がありますが今年は異常でお彼岸が近いのにまだ真夏のような暑さが続いています。恐ろしい位の暑さで身体も心もへとへとな気がします。
今年の夏も我が家の恒例行事の孫預かりがありました。孫たちも学年が1つ上がり4年生の女孫を7月26日から預かり8月2日からは5年生のやはり女孫も預かり二人をお盆期間まで。合わせて盆休み期間は娘家族や息子家族の総勢10人が1週間いましたからそれはそれは大変なものでした。
今年の夏は長くお世話になるからと前々から子供達に言われていたので、7月入ってから私は大丈夫だろうか?体力的にやり遂げられるかなと心配で気持ちがちょっと落ち込んでいました。ある方から「そんなの無理よ!出来ないって言えば?」って言われましたが私としては子供達も大変で共働きしているし、少しでも手伝ってあげたい気持ちが優先して心の中にそんな事言えない自分がいました。それと合わせてまだまだ私も大丈夫だ!やれるよ!というカッコイイ所を見せたい自分もいました。
女孫達は成長して昨年よりもお手伝い等はしてくれて助かりましたが、お口の方が一段と成長目まぐるしく私も主人もやり込められてしまう毎日でした。毎日食事の時に私達の認知機能をテストしてくれます。「今日は何日?」とか数字を倍にして計算させられドンドン数を上げていきますからこちらも真剣に取り組みました。するとじいじはダメだ!ばあばは合格!!って言ってくれて私の方が5歳若い分だけちょっと出来たみたいです。
そんな日々が2週間続きちょっと疲れ始めた頃お盆に突入しさらに後半組が加わりいよいよ総勢10人です。日々戦争!!。我が家は賑やかを通り過ぎて大嵐。3度の食事作りは息子が活躍してくれて助かりましたがお風呂にしても10人が入るとなるとそれはそれは大変、時間から何もかもが大変。増して女孫が3人大人びて来てますからひと騒動です。またお盆前まで良かったお天気がお盆になったら悪くなり洗濯物も多くて洗濯機が一日中洗濯に乾燥にとフル回転。
そうして何とか盆中を過ごしてそれぞれの家族が帰って行きました。皆が帰って家の中を片付けて二人の生活に戻った時は大きな仕事を成しえた気持ちと帰ってくれてよかったなという気持ちでほっと安堵しました。
また副産物も多くて、この物価高騰の折り身体だけではなくお財布も悲鳴を上げていました。人が増せば水も増す!との言葉通り水道代、電気代ははね上がり日用雑貨も二人生活とは違い諸々大変でした。極めつけは皆が帰って半月後に突然洗濯機が壊れてしまった事でした。寿命も来ていたと思いますが盆中に最後の力を出し切ってくれたのだと思います。ご苦労様。
私達も皆が帰った後に正直身体も疲れたようで軽い夏風邪引いてしまい、微熱出していたらそれぞれの子供や孫が心配してくれて連絡くれました。有難いことです。今年の暑さも加わり疲れも増したのでしょう。
でも今年は大変な思い出の他に大変楽しい思い出も残していってくれました。盆中皆がいる時に長らく我が家にいた上2人の女の孫達に一番下の女の孫が加わって3人で考えて私達じいじばあばと過ごした日々の行動や会話をコントにしてショータイムを開いてみせてくれたのです。あらあらと苦笑いの私達ですが親たちは大笑い!夏休みの我が家での様子をよく表現していて感心してしまいました。それにしても良く観察しているなあと思いましたし下手なことは出来ませんし言えません。
(苦笑)子供って凄い力を持っているな!と思いましたし大変でしたが楽しかった事の方が多かったような気がします。ありがとう!。心配していた孫預かりの大役も無事に終わり自分自身の達成感はありますし子供もゆっくりと出来て良かったと言ってくれ孫達も楽しかった!!と大喜び。いとこ同士で遊ぶことが出来兄弟が少ない現代には貴重な体験が出来たみたいです。私も孫と過ごして沢山の思い出が出来て良かったと思っています。孫達の更なる成長を願いつつ今年の孫預かりも無事に終わりました。