意思を強くして行動力を高める方法-1

Pocket

第24回 開運エッセイ

大原 裕美

意思を強くして行動力を高める方法-1
(開運道式自己啓発テキストより抜萃)

 能力開発のための第一ステップは、集中力を高めることですが、いくら明確な目標を持っていても、意志が弱いために行動に移せず与えられたチャンスや時間を無駄に過ごしてしまう人も沢山います。
ハウツーものの本を次々に読みあさったり、カルチャー教室に通ったりして、やる気だけは充分あるのに、いざ実行になると、いつも尻込みするだけで、いっこうに身体が動かないという人が沢山います。
初詣では、今年こそ、自分の目的に向かって進むことを誓いながら、ずるずると後退してしまう意思の弱さに絶望的になっている人も大勢います。
意思は強いはずなのに行動できずにいる人の中には、自分が思ったとおりのことが出来ないのは運命的なものだと自分に言い訳をつくって生きている場合もあります。
意思を強くするというのは至難の技で、誰でもなかなか思うようにいきません。ましてや、目的がハッキリしないのに行動力を身につけるなどということは、トレーニングなどでも出来るものではありません。それでは、今すぐ意思を強くし行動力を身につける方法は、と言いますと、たった一つ、それがあなたにとって必要な目的がある場合だけ有効になるということです。
今、押し迫って働かなくても、お金にも困らずいい生活をしている人に、労働の貴さを語っても、みんなと一緒に汗を流して働こうとはしませんが、明日の生活に必要とあれば人は汗を流して働きます。それは働いて収入を得ることが一つの目的になるからです。つぎに、収入には全く関係なくても、好きなことには打ち込めるのも
事実です。したがって、収入のためではない場合は、自分がのめり込めるほど好きになるか、必要に迫られているのかのどれかになります。