読書ストレスー2

「長寿の秘訣の第一は、ストレスを溜めないことです」
ストレス解消、病気知らずで楽しく長寿!
-------

花見正樹のストレス・エッセイ

読書ストレス-2

読書法のテクニック
はや
最近、世界的に速読法が流行っている。
理屈は単純、映像全盛時代を反映してのハイテクニック。眼はカメラのレンズ、網膜がフィルム、読書は一頁ごとにシャッターを一枚ずつ切り、網膜に映像を焼きつける。
親しい友人にK氏という某民間テレビ局のプロデューサー氏がいて、この速読法に興味を持った。テレビ関係というと、大概は軽薄速断風潮を感じとる人も多いと思うがK氏は一般でいうテレビ人間とは一味も二味も違っている。なにしろ、物事に対する関心の持ち方からすでに変っている。徹底した凝り性なのだ。
医師になりたいという少年時代の夢を満たすために医学コースのある大学の高等科に入学、産婦人科がないと知るやたちまち進路変更(これは私の想像につきお赦しあれ)、写真学校に入ってモデル撮影に凝る(これも私の想像)、卒業後、難関を突破して某テレビ局に見事に入社、社会教養部などという堅い名称の部に配置され、政治やドラマを経て、モーニング・ワイドショーなる社会派から芸能まで、あらゆるジャンルを扱う幅広い番組を担当、本人も自分が硬派か軟派か分らなくなったというが無理もない。なにしろ、選挙を担当させられ、苦労して視聴率ダントツだった直後に特番で二時間のお笑いもの、頭の中が「笑っていいとも」になっても当然だ。しかも、それらを平然とやり遂げて視聴率男の異名を保持するのだからテレビマンとして凄い手腕なのだ。
そのK氏、知的欲望にどん欲で未知の分野の開拓に余念がなく、世界中、どこにでもとび出していく。
その当時はすでに、共産圏では瞑想高速学習法があり世界各地で研究されていることをキャッチし取材および体験学習を始めていた。さらにK氏は韓国その他で速読法が研究されつつあることを知ったK氏は、それから幾度か海外取材に飛び歩いた。
K氏の番組でも韓国の少年が記憶術、日本の少女が魔法のような速読術を披露して、視聴者をおおいに驚かせたものである。