「新選組を語る会」-3

 大出俊幸講師の略歴は上部の「プロフィール」をクリックしてください。

新選組友の会ニュースでは、新選組に関する記事や会員の投稿文などを掲載しています。
その中には、一過性で忘れ去られるには惜しい記事や随筆もあります。
それらの力作を多くの人に読んで頂きたく、随時掲載して参ります。
新選組友の会主宰・大出俊幸
新選組に興味のある方、友の会入会希望者は下記をご覧ください。
http://tomonokai.bakufu.org/
今回は平成二十年四月・二一五号からの掲載です。

32年ぶりに復活した
「新選組を語る会」-3

峯岸 弘行

 記念講演会講師には、昭和50年の第1回にも「新選組好きな1人の学生」として出席されていた、伊東成郎氏にお願いいたしました。古武道大会には、天然理心流に加えて、斎藤一の剣術として有名な無外流の長沼秀明師範と幕末つながりで薬丸自顕流顕彰会の和田博温師範に演武をお願いすることもできました。(しかし、残念なことに、時間の関係と会場の高幡不動尊五重塔地下ホールが満員状能心であったために、演武をみることができた方は少なかったと後で伺いました) 余興として、調布市のジョー緒方氏に新選組の歌を1曲歌っていただくことも決まりました。開催日が近づくに連れ、出欠席のご返事が届くようになりました。私も北海道、京都、玉造とゆかりの地を回って、「語る会」 のPRをしました。何名かの新選組隊士ご子孫から、「最近、新選組を通じたイベントでご案内をいただくことが増えて、なかなか、顔を出すことができなくて……」とのお詰も伺いました。また、出
席したいが他の用事が重なり、欠席します、と何名かのご子孫からご丁重なお手紙をいただきました。そのなかには、新選組隊士
の絵姿を描いてその姿を後世に伝えた中島登のご子孫の中島大成氏、北区滝野川の近藤勇と新選組隊士慰霊碑や高幡不動尊境内
の殉節両雄の碑の建立に、お骨折りいただいた松本良順先生のご子孫の松本和彦氏からのお手紙もありました。元浅尾藩藩主で
見廻組の組頭として佐々木只三郎らを指拝した蒔田相模守子孫の蒔田あき子氏からも丁重なお便りをいただきました。
また、当初、予定していた小島資料館の見学会が事情により、急遽日野市内の3つの資料館見学に変更せざるを得なかった
り、当日の限られたスタッフ体制の整備・確認などに追われながら当日を迎えました。ありがたいことに、日野新選組同好会
会員でもあり、日野市新選組ガイドの全会長の芹川氏が、ガイドの会にお話をして有志でスタッフ参加してくれました。参加さ
れた女性スタッフのお一人日く「こんな素晴らしいイベントに協力できて光栄です。