新選組が好きでCDをつくりました-3

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新選組友の会ニュースでは、新選組に関する記事や会員の投稿文などを掲載しています。
その中には、一過性で忘れ去られるには惜しい記事や随筆もあります。
それらの力作を多くの人に読んで頂きたく、随時掲載して参ります。
新選組友の会主宰・大出俊幸
新選組に興味のある方、友の会入会希望者は下記をご覧ください。
http://tomonokai.bakufu.org/
今回は平成二十年四月・二一五号からの掲載です。

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新選組が好きでCDをつくりました-3

稲畑 皇子

 夜明け前
近代日本の夜明け前、何もかも混沌とした時代に、一貫して、幕府への誠の義を貢いた新選組へのエールです。

春の小川
総司が、皆と別れて、千駄ヶ谷の植木屋平五郎宅で 病床にあった時、家のそばを流れていた川が、渋谷を流れていた川につづいていたと思われるので、名作「春の小川」のメロディを、少し取り入れさせていただきました。

再会
近藤勇が、死を前に感じたことは、このようなものであったろうと作りました。

青い空
結善しはや氏が『新選組一番隊沖田総司』の中で、夏目漱石が、修善寺での療養中に、大喀血して、人事不省に陥った時の体験を書き綴っている状況について述べていられて、総司もきっと、そのような気持ちであったかも知れないとお書きになっていられるので、私もそうであってほしいと 歌にしました。

さくら
土方歳三が、最後に五稜郭で、さくらを見た時のことを想い、描きました。

日は赤く
伊東成郎氏が『新選組決定録』の中で、新選組ゆかりの地に立つ時、決まって想起すると書いておられる、村山塊多の詩に曲をつけさせていただきました。

水底の魚たち
月明かりの加茂の河原に立つと、東山、家々の屋根、神社、お寺、すべてのものは、まるで水底にあるように見えて、歌ができました。

一陣の風
大自然の営みは、過去、現在、未来へと永遠に続いているのですが、その中で、まるで一陣の風のように走り抜けて行った人々への挽歌です。
次々と歌を作らせてくださった、新選組の方々、近藤勇様、土方歳三様、沖田総司様に 深く感謝申し上げます。
と言う様な具合で まだまだ私の新選組行脚は 進行中でございます。皆様今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。