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 新選組友の会ニュースでは、新選組に関する記事や会員の投稿文などを掲載しています。
その中には、一過性で忘れ去られるには惜しい記事や随筆もあります。
それらの力作を多くの人に読んで頂きたく、随時掲載して参ります。
新選組友の会主宰・大出俊幸
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今回は2018年6月1日発行の160号からの掲載です。

信州松代市 道中記
『新選租銘々伝』郷里での啓之助-6

稲葉春義 満里子

真田宝物館-2

佐久間象山、妻順、格二郎の各写真(象山が 文久三年どろ撮影したとの説があり、格二郎十五才くらいか、しかしよくかれの人物 評にみる写真)・松山での恰二郎の墓。説明書つき。来館のき ぼうの写真 撮影年月日と撮影者不明。墓石は下半分が草むらのスナップ写真。(銘々伝に記載)説明書があり、〝象山先生嗣子 格の墓、墓碑銘″の説明があった。
・象山暗殺後、門下、親類者たちによって、「口上覚(こうじようおぼえ)」「暗殺事件関係」「格二郎家督相続 書」など当時提出し却下された書。この書の内容はよめず、しかたなく写真のみ。
・佐久間象山の暗殺当日に使用した〝西洋馬具ゼッケ〃 (血痕のついた、とあったがわれわれにほわからず)・象山が外出時に使用した羽織・象山暗殺の際に、京三条小橋にはりつけられたといわれる「斬奸状(ざんかんじょう)」
われわれには内容は読みきれず、ほかにも格二郎の関係資料が用意されてあった。写真の北村氏に連絡、帰りのあいさつのとき〝この際ですから展示場を見ておかえりください〃といわれ、また、  (日)のここの施設事務所たよりの「六連銭(むつれんせん)」第9号/平成十五年三月三十一日発行のパンフレットをいただく。展示所をまわったが、目についたのは、川中島合戟の武田信玄、ほかに秀吉、家康、三成などの戦国武将たちや真田家歴代の古文書、火砲の甲胃武具、刀剣(特に重文の青江の太刀とか、秀吉からの刀剣類)また、全国的に人気の、真田幸村遺品などの展示品があり、もうすこし時間をかけて見ておきたかったと後に思う。
ただこの日、目にとまったのは、壁に有名な真田家家紋の説明板があり。海野・真田家独特の家紋として、ふるくから〝六連銭(むつれんせん)″また〝六文銭(ろくもんせん)″ともよぶ。紋の意義は、戦にのぞむ武士の決死の覚悟をあらわしたものであると説明書にあった。われわれは以後、銘々伝には、六連銭とすることにした。真田宝物館でやはり12‥00を過ぎていた。さいわいに、ちかくにそば名物の「日暮し庵」という店があり、昼食をとる。