病院の約7剖が赤字という現実の意味-2

 富家孝講師の略歴は上部の「プロフィール」をクリックしてください。
「富家孝著・SB新書「死に方」格差社会より}

第7章 信頼できる医者の探し方、選び方

病院の約7剖が赤字という現実の意味-2

病院を倒産させた後の私は、多額の借金を抱えた。上の借金を返済するために、その後はなりふりかまわぬゲリラ的な仕事もこなし、そうしたなかで日本の医療を常に考えてきた。そうしてみて思うのは、医者の世界にも、世間一般と同じようにオモテとウラがあることだ。ただし、医者の世界のオモテとウラのギャップは、ある意味で世間一般のオモテとウラより大きい。それは、医者というものが世間からの尊敬と信頼で成り立っている職業だからだろう。
簡単に言うとオモテがどんなにいい先生であろうと、ウラは「カネの亡者」という医者がいる。カネの亡者の医者にかかってしまうと、治る病気も治らない。かえって悪化してしまったりする。