かかりつけ医、主治医選びのポイント-1

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「富家孝著・SB新書「死に方」格差社会より}

第7章 信頼できる医者の探し方、選び方

かかりつけ医、主治医選びのポイント-1

 では、ここまで述べてきたことを受けて、どうしたらいい医者を探せるか? その要点をまとめてみたい。
まずは、かかりつけ医選びだが、一般的にガイダンスされているのは、次の5点である。

l、通いやすいことをポイントに自宅の近所で見つける
2、相性のよい医師を選ぶ
3、わかりやすい言葉で説明してくれる医師を選ぶ
4、患者を抱え込まず、専門医に紹介してくれる医師を選ぶ
5、家族構成に合わせて必要な診療科を選ぶ
はたしてこのような当たり前のことで、あなたはかかりつけ医を見つけられるだろうか。

私がまず言いたいのは、かかりつけ医にぴつたりな〃理想の医者″などいないということだ。人間誰しもいい面と悪い面がある。相性がいいと思っても思い違いということもある。わかりやすい言葉で説明してくれるといっても、それは患者のレベルを見て話していることになる。
そこで、私なりのポイントを挙げておきたい。

(1)最低でも三つの病院を選び受診してみる
本気でかかりつけ医を選びたいなら、最低でも三つの痛院を受診してみることだ。そうすれば、単なる風邪でも医者によって診察・診療の仕方が異なることがわかる。雑談には一切応じをい医者もいれば、老人と見るとニコニコして世間話をしてくる医者もいる。また、どんな患者が来ているのかも観察してみる。こうして比較したうえで、最終的には、ご自身のピンとくる感覚のようなもので選ぶとうまくいく。