村長の一言・花見正樹

小美濃講師は坂本龍馬研究の第一人者です。
坂本龍馬研究家の故宮地佐一郎先生の薫陶を受けた筋金入りの歴史研究家で、                坂本龍馬の本家のご子孫もそれを認めています。

父親から刀剣に拘わる仕事を引き継いだのも歴史研究に幸いしていて、                   幕末史研究会の会長の要職で多忙にも拘わらず、今回も                          坂本龍馬の超豪華本(定価1万円以上)発売を企画する                          KADOKAWA絡みの取材と執筆で東奔西走、                             週一で同じ机で私と仕事をする時間がなかなかとれません。

本人は好きな仕事で寝食を忘れるのだから本望だと、極めて元気で張り切っています。  身近に本物の坂本龍馬研究家の宗家がいるにも拘わらず、                恥ずかしながら私も「小説・坂本龍馬異聞(右文書院刊)」を上梓していますが、     私の坂本龍馬観は、あくまでも勝海舟の子分として親分の意向に沿った方向で       生きて死んだ坂本龍馬、との見方で一般常識とは違いますので無理にはお勧めできません。

その点、小美濃講師の「坂本龍馬と刀剣」「坂本龍馬・青春時代」                     「坂本龍馬と竹島開拓」「龍馬八十八話」などに続く                           「龍馬の遺言(藤原書店刊)」も、新資料を駆使して史実に基づいた                    小美濃史観溢れる内容で坂本龍馬ファンや歴史研究家を魅了します。

坂本龍馬は、海外雄飛の夢半ばに凶刃に倒れて世を去りましたが、                     そのはち切れんばかりの情熱は今なお世代を継いで語り継がれています。                  それは、これからも続きますが、未来の研究家や作家が、                         小美濃清明著の各資料を活用することになるのは当然で、                         私がそれを確信したのは週刊朝日に載った著名な歴史作家・司馬遼太郎氏の                 書斎の棚の写真に小美濃講師の著者が並んでいたのを見たからです。

あれだけの大作家だからこそ役に立つ資料として用意したのに違いありません。               かつて私も文芸の著作権同盟でご一緒した作家の故吉村昭氏が                       刀剣のことで小美濃講師に教えを乞うたと聞いたことがあります。

さらに、平成六年から続く武蔵野市中心の歴史愛好家の集い                        「幕末史研究会」会長として毎月行う後援会の講師選定などでご苦労されています。

いずれにしても、小美濃講師の「坂本龍馬没後150年」を記念しての豪華本は、              素晴らしい内容で、手紙や交友関係、写真など龍馬の全てがここに集約されてい    て、龍馬ファンには見逃すことの出来ない一冊になるのは間違いありません。

ここでは、坂本龍馬に関するあれこれを小美濃講師の著作から引用して紹介しています。