福島市・羽黒神社

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開運スポット巡りー54

縁結び、無病息災、開運多幸
福島市・羽黒神社(はぐろじんじゃ)

福島市の北部にある羽黒神社は、羽黒・月山・湯殿の三神社が祀られていて、信夫三山のひとつ、羽黒山山頂に銀座する神社です。
山形の出羽三山よりも歴史が古く、中世山岳信仰の面影を今に伝える古社です。
伝承によると羽黒神社の創建は、欽明天皇の代に王位継承の内乱が起こり、后である石姫命が皇子・渟中太命を伴いこの地に逃れてきて、二人共この地で亡くなりました。それを憐れんだ地元の有力者が、石姫命を黒沼大神に、渟中太命を羽黒神として祀ったものです。
羽黒神社は古くから信仰された信夫三山の一つである標高268mの羽黒山に鎮座し、中世に入ると信夫山は修験僧修験の場として発展したそうです。参道には寺院建築の要素である仁王門の跡があります。
歴代領主からも崇敬され、伊達政宗公が仙台に移った時、城下町に分霊を勧請したことで新たに羽黒神社を建立しました。
その後、明治に入って神仏習合から神仏分離への発令で、御神体の渟中倉太珠敷命の聖観音像も真浄院に移されました。
社殿は、弘化2年(1845)の建築でしたが、昭和51年(1976)の火事で焼失し、現在は新しく建て替えられています。

仁王門にあった大草鞋は、信夫三山暁参りの大わらじ奉納、という形で引き継がれています。
毎年2月10、11日に開催される信夫三山暁参りでは、長さ12m・重さ2トンという日本一の大わらじが奉納されます。
その大わらじが、8月に行われる「わらじ祭り」で山から福島市の市街地に下ろされて、市民の健康と多幸を祈願して練り歩きます。
羽黒神社は、今では「縁結びの神」として知られ、3年続けて「暁参り」にお参りするとどんな恋でも結ばれるといわれます。
さらに、その恋を確実にするには、信夫山から福島市内の夜景をバックにしてプロポーズするといいそうですが、その状態でメールするのも有効だという説もでていて、ここが意外な恋愛パワースポットになっています。
さらに五穀豊穣、無病息災にもご神徳があり、地元の人々の信仰を集めています。

ACCESS
〒960-8023 福島県福島市御山字羽山
電話 024-535-0519
JR福島駅東口→福島交通バス市内循環線で10分
バス停:福島テレビ前下車、徒歩30分
車: 東北道福島飯坂ICから国道13号経由10km15分
駐車場: あり. 料金: 境内自由