73-山形県・山寺日枝神社

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開運スポット巡りー73

商業農業、林業漁業、家業安泰、健康長寿、金運上昇
73-出羽國山寺総鎮守・山寺日枝神社(ひえじんじゃ)

山形随一のパワースポットといわれる山寺日枝神社は,貞観二年(860)の宝珠山立石寺(山寺)の開山にあたって創建された神社で,釈迦,薬師,阿弥陀の三尊が祀られていて、山寺全域の守護神となっています。
江戸時代までは「山王権現」と呼ばれていましたが明治以降は大山咋命(おおやまくいのかみ)を祭神の柱とする日枝神社と改称して世に知られるようになりました。
現在の祭神は大山咋命のほか,大己貴命(おおなむちのみこと),国常立命(くにのとこたちのみこと),伊弉諾尊(いざなぎのみこと),伊弉冉尊(いざなみのみこと)と豪華な顔ぶれが揃っています。
当然ながらご利益も多く、農耕、林野、漁業をはじめ家業安泰、家庭平安、金運上昇などが望まれ、つねに参拝に訪れる人で賑わっています。
鳥居からますぐ伸びた石段を登ると朱塗りの山寺日枝本殿が建っていて、その手前に拝殿があります。

境内に立つ御神木の大銀杏(いちょう)は、慈覚大師のお手植えと伝えられ、昭和47年の暴風で折れたために今は樹高4メートルほどですが、かつては30メートル以上の高さがあったと伝えられています。
境内には、高浜虚子・年尾親子の句碑があります。
虚子の句は、「いてふの根 床几斜めに 茶屋涼し」
昭和16年の夏、御神木の銀杏下の茶屋で涼みながら詠んだ句です。
「我もまた 銀杏の下に 涼しくて」
年尾の句は、昭和37年の夏、同じ場所で詠んんだ句で、父を偲ぶ気持ちが伝わってきます。

神輿殿の中には、元和9年(1623)作の社宝とされる神輿二基と昭和55年に復元された神輿が収められていて、山寺日枝神社の 例祭である山王祭りでは、地元の若者達に​担ぎ出されて街を練り歩きます。

さらに、こけし塚がありますが、これは明治百年を記念して昭和43年に建立されたもので、地元の名産である「こけし」への感謝を込めて郷土民芸の保存伝承記念に山形県こけし協会が建立したもので、こけしと共にこけし職人の分骨も共に眠っていて供養祭も執り行われています。
さらに、「亀の甲石」を納めたお堂があります。

その中の亀の形をした石を拝み、小銭に氏名を書いて供えると延命・長寿の霊験あらたか、といいますが、硬貨に名前を書くのは違反ですから、お賽銭として置いてくるのがせいいっぱい、それでもご利益はあるはずです。
ともあれ、お近くまで生きましたら是非お立ち寄りください。

アクセス
名称・山寺日枝神社
所在地所:〒999-3301
山形県山形市大字山寺 4449-4
TEL:023-695-2488
FAX:023-695-2486
JR(仙山線)山寺駅下車、北東300m