安産・子育て祈願「東京水天宮」

 

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小林 永周

安産・子育て祈願「東京水天宮」
参考図書・小林永周著「ご利益さま」(株)ファミマ・ドット・コム刊。
縁結び、縁切り、いい出会いで結ばれたら・・・その次はやはり「安産祈願」ですね。
子は授かりものといいますが、望んでも生まれず、望まなくても生まれる場合もあります。
時には、子が親を選んで生まれてくるという説もありますが、祈願の末にようやく授かったかけがえのない命もあります。
東京で安産祈願といえば、まず水天宮、これが一般的な世間相場のようです。
そこで東京水天宮に出掛けてきました。なんと、お腹の大きい若い嫁に付き添ってジジババがいっぱいだったのです。
孫のいない人に孫の可愛さを説明するのはヤボですが、子より孫・・・孫のある方の殆どは異論がないはずです。
孫を楽しみに、ジジババが付き添って来ているのです。
東京日本橋の水天宮は、江戸時代から安産・子授けの神様として多くの人々から厚い信仰を集めていて、妊婦や子供を授かりたい夫婦、無事に出産できた夫婦などが、願掛けやお礼参りなどで、人並みが途絶えることなく、多くの人に親しまれています。
ご祭神はこの世に最初に出現した日本の神々の祖先神とされる天御中主大神(あめのみなかぬ死しのかみ)。さらに源平合戦の際、わずか8歳で祖母二位の尼に抱かれ、壇ノ浦の海中に身を投げた安徳天皇と母の建礼門院がともにお祀りされています。
幼くして多くの人の命を救おうとして海中に沈んだ安徳天皇たちの尊い御心を称え大きな信仰が集まり、これが水天宮の起源と伝えられ
ています。
久留米落第二代有馬忠頼公によって、久留米市に社殿が設けられ、その後、江戸の上屋敷に久留米本社から分祀され、明治4年に日本橋下屋敷へと移転しました。社殿には神様をお呼びする鈴があります。そこから下がっている鈴紐を鈴の緒といい、その昔、古くなった鈴の紐のお下がりを安産の腹帯として用いて祈願したところ、その女性は念願叶って安産となり、それが人づてに神様のご神徳として広まったと伝えられています。それ以来、水天宮では、成の日に鈴の緒への安産祈願を行います。犬は多産でお産も軽いことから、除災招福の福犬とも言われ、昔から安産の守り神として信仰されています。
なお、水天宮は安産祈願だけではありません。それ以前の「子宝に恵まれますように」、さらにそれ以前の「すてきな人に恵まれますように」と、縁結びの神様とカン違いしている女性もいるすです。

所在地
東京都中央区日本橋蛎殻町二丁目4番1号
創建・文政元年(1818年)
例祭・5月5日
交通
東京都中央区日本橋浜町2・30・3
都営地下鉄新宿線「浜町駅」より徒歩1分。東京メトロ半蔵門線「水天宮前駅」より徒歩約7分。